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R5 中小企業診断2次試験の結果について

こんにちは、あんパパです。
今回は1月11日に発表のありました令和5年度中小企業診断士2次試験の合格発表を受けて、その結果報告と振り返りについて書きたいと思います。
(この記事は1月21日の口述試験の日に書いております)

2次試験の結果

前日10日は前夜祭

ドキドキしながら迎えた1月11日でしたが、前日10日は2次試験を共に受験した同志の方々と前夜祭と称して飲み会。

どうせ一人で居てもソワソワしながら眠れない夜を過ごすだけ。
ならば飲みましょう!「眠れない夜に乾杯🍻!」とお声がけしたら新橋に4名の受験生が集結しました。

事例についてああだ、こうだと話していたらあっという間に23時を回ってしまい、2次会もなく解散。良い感じに酔っ払って帰宅してそのまま就寝。震えて眠る事になるのかと思ってましたがよく寝れました。

発表の11日当日

発表の11日は、合否に関わらず仕事する気にはならないだろうから休暇を取得。家族が出かけた後にシャワーを浴びて発表の時間である10時を待つ。

後は祈るだけだと思い立ち近所の神社に合格祈願へ行く。
神社に着くと保育園児が20名ほどお散歩で神社に遊びに来てました。
全員並んでお参りをするようだったので園児達の後に並ぶと、保育士さんに、

「お先にどうぞ〜」

と言われて園児達にガン見されながら(見守られながら)神社でお祈り。

神社で保育園児の集団に会うという滅多にない事が起きたので何となく吉兆ではないかと感じながら、寒かったのでセブンイレブンにコーヒーを買いに行く。

時間はこの頃10時を回っており、セブンのコーヒーマシンでコーヒー淹れてたらXのTLに次々と合否のポストが上がりはじめ阿鼻叫喚の世界が始まる。

ぐっと我慢してその場で合否の確認はせずにコーヒー飲みながら帰宅。
その間にも阿鼻叫喚の世界はますます大きくなり自分の合否を確認しに行く事に若干怯むも、ここで時間をおいた所で結果は変わる訳ではないと意を決して協会のHPから合格発表のページへ。

ページを開いてドキドキしながら指先で番号を確認しつつも目が先に下の方へ進みます。そして、

あ、あった…。

と言う訳で、何とか2次試験3回目、1次試験から併せると通算で4年以上の歳月を掛けてやっとR5年度中小企業診断士2次試験を突破する事ができました🎊🍾😭

2次試験の振返り

ここからが、今回書きたかった内容になります。

私は幸運にも2次試験に合格する事ができました。
まだ、得点開示もないですしご存じの通り模範解答も示されない中で具体的に何が良かったのかは永久に明確にはならないと思います。ですので、運が半分くらいあるような気がしております。

そんな条件下の試験ではありますが、この2次試験突破を目指すに当たって私がやった事で良かった事、悪かった事(重要でなかったと感じた事)を書きたいと思います。

「そんなの合格したから言える事やろ!」と言われそうですが、はい、その通りです、と言う返事しか出来ません。

この試験の特性上、日々、実際にやっている時は半信半疑でやっていて、結果が出てからしかその続けてきた内容の効果は評価出来ないと思ってます。

そんな前提で読んで頂ければと思います。

良かったと思う事

  • 受験予備校、支援機関・団体選びについて

中小企業診断士試験対策として受験予備校や支援機関・団体を活用される方も多いかと思います。私も1次試験はほぼほぼ独学ですが2次試験は予備校を活用しました。

予備校選びで私が重視したのは予備校の過去問の各事例の模範解答を読んでみて、とにかく「腹落ちする」解答かどうかと言う事でした。予備校選びの時に私が思っていたのは、

「2次試験には模範解答がない、何故か?」が問いのスタートになってました。

それは、各事例企業を読んでみて色んな解答が考えられるのと同様に、実際の診断士業務でも同じ企業を診断しても10人の診断士がいれば10の違った見方が存在するのだろう、と思ってました。そして一つの絶対的な解答は存在しないはずと考えてました。

そう考えると、選んだ予備校で勉強するという事は、すなわち無数にある見方の中で、「その予備校が提唱する、ある一つに過ぎない方向性や考え方」に沿った事例企業の診断をすると言う事になります。
そして実際に試験本番でその方向性や考え方に共感した解答を書くという事になるわけです。

受験生の方々は社会人経験がある方が多くその経験は千差万別です。
そして受験生の多くは既に自分の価値観など、長い社会人や人生経験の中で培った考え方や基準を持っていると思います。
そんな中で自分の中で腹落ちに乏しい模範解答を出している予備校を、例えば講師の評判だけで選んでしまうと、今までの自分の価値観や基準の根っこの部分まで修正しないといけなくなるので10ヶ月やそこらの勉強期間では厳しいと考えてました。

「腹落ちする」と言う事はすなわち自分の基準や価値観に沿っていると言う事だと思います。無論、100%一致する事はないでしょう。
ですが、その上で事例企業に助言をすると考えれば、スムーズに予備校の授業も頭に入って来るのではないでしょうか。

自分の経験や価値観の方向性にあった解答。
これが私が「腹落ち」に拘った理由で結果的に良かったと思っております。

  • 情報を整理して取捨選択しよう

これは2次試験の初回受験時の自分に言いたい事です。

中小企業診断士試験に関する情報は1次、2次対策を問わず世の中には溢れ返ってます。予備校や支援団体が発信するモノ、受験生の諸先輩方が発信するモノ、中小企業診断士になった方々が発信するモノ、発信源も様々です。

そして、皆さん「良かれ」と思って発信されてます。
(私が今書いている内容もその一つ)

そして、その情報の受け手である受験生のバックボーンも人それぞれです。
例えば金融関係、サービス関係、製造業等々でお勤めの方もいらっしゃり、2次試験で言うと事例毎に得意事例、不得意事例が分かれてくると思います。

そんな中で模範解答も示されない試験において全ての受験生にジャストフィットする情報はおそらくそんなには無いと思います。

「良かれ」と思って発信されている情報なんでどれもこれもが自分に当てはまるような気がして錯覚してしまいますが、受験生個々のバックボーンが異なるので自ずと必要な情報と不要な情報が分かれてくるはずです。

その延長線上には各予備校が教えている解答方法やアプローチ方法があります。
特に2次試験。ただ、これも100%選択した予備校の方法を間に受けてやるのではなく、色々と情報を集めて自分にあったやり方を試行錯誤して自分の型を作り上げる事が良いと思います。

情報過多と言っても良い状況の中で自分にあった情報を取捨選択して、自分にあった解法を模索する事が特に2次試験では有効だと感じてます。

  • 最後は自分と心中する

これも2次試験に当てはまる部分が多いかと思いますが、予備校を自分が腹落ちする所に決めて情報を取捨選択して勉強を進めていくうちにお自ずと勉強方法や助言問題における自分なりの方向性が徐々に強くなってくると思います。この部分を大切にする事が重要です。

2次試験には模範解答がありません。

なので、解答が幾通りかあるとすればその解答を如何に自信を持って書く事ができるのかが重要になると思います。

自分の解答を書く時に、「これが自分の中では正しいだろう」と言う思いを持って書く事ができれば強いと思います。

そういった思いがない解答は逆に上部だけの薄い内容になってしまう気がします。
あまり人のアドバイスを聞かない内容もどうかとは思いますが勉強で培った信念のようなモノが伴った解答は強い。

何度も言いますが2次試験は模範解答の示されない試験ですので、人のアドバイスを採用しまくった解答よりも自分の信念が入った解答の方が相手にも伝わると思いますし、何より結果にも納得がいくと思います。

最後は自分の思いと心中した方が良いと思います。

悪かった(不要だった)と思う事

  • 模試のメリットは初見問題を手に入れられる事だけ

私は2次試験の模試ではほとんどB判定でした。
3年間、2次試験の模試を受けた感想は、
「模試の結果と本試験の結果の相関は人それぞれ」

そりゃ、そうです。
前項でも書きましたが模範解答のない試験にバックボーンが様々な受験生が挑めば綺麗な相関はないでしょう。

下手したら逆相関です。
そこに各予備校の流派の採点基準が絡んでくれば最早カオス。

予備校の結果が上位の方でも落ちる試験ですし、下位でも通る試験です。
その結果に一喜一憂する必要はない、と合格した今なら言えます。
ただこれは難しいです。自分もそう思ってましたが実践できませんでした。
(そりゃ、できるならA判定とか一回は欲しかった😭)

  • 1次試験は7科目420点に近い点数での合格が吉

これも結果論です。私も実践できませんでした。

ただ思っていたのは、1次試験は420点をいくら上回って合格しても2次試験の優遇はないので出来るだけ省エネ勉強で1次試験を通って2次試験対策に時間を割く事の方が良いと思ってました。

皆さんそれぞれ1次試験戦略をお持ちだと思いますが、私の戦略はある程度得点を皮算用できる科目を早めに育てる事でした。具体的には暗記3兄弟。(但し、情報は苦手意識があり皮算用からは除外)

暗記3兄弟は勉強時間に比例して得点が確保できる科目だと思ってました。
特に中小企業政策とかは予備校によっては超直前期に詰め込めって言ってる所もあるようですが、私は早めに始めて丁寧に学習すれば70点台は硬いと思って勉強しました。

皆さんそれぞれに状況は違うと思いますが、70点台を皮算用できる科目が2つでもあれば残りの科目でどれだけの点数を狙っていくか?の戦略も立てやすいと思います。

そうは言っても1次試験を通らなかれば2次試験はないので直前期は全力投球ですが、420点で通ると言う意識を常に持つべきだと考えてました。

最後に

最後までお読み頂きありがとうございました。

色々書いてきましたがこれは全て2次試験に合格したから書ける事であり、またこの内容が直接的に合格に結びついたかや効能は模範解答が出ないこの試験では永久に不明でしょう。

1月31日にR5の中小企業診断士口述試験の合格発表と2次試験合格者への得点結果が発送されます。

どの事例が何点取れているのか?

この結果で今回私が書いた内容の信憑性も変わってくると思います。

私の得点結果はnoteでオープンにしようかとは思ってますが、もし、得点を開示しなかった際はそう言う事だったと察して下さい。

ありがとうございました。それでは!





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