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子育てが怖い

私が子育てをしている中で怖いと思ったこと。


①子どもが自分のことを好きすぎる

②子どもを生かすか死なすか、私の対応次第だから

③子ども時代の人生や人格の手綱を私が握っているといっても過言ではない

(子育て方針次第では洗脳にあたるかもしれないし)

赤ちゃんや子どもからすると、自分が生きていくためには衣食住を提供してくれる大人を頼る他ないから、身近にいる母親を後追いして分離を拒み、一緒に居たいと思うのは本能だろう。
自分の赤ちゃんを抱っこしている時、ふと思ったことがある。
ヒトに全体重を委ねて抱っこを任せるなんて、どんだけ私のことを信頼してるんだろう。
<赤ちゃんからしたら、首座りも間もないのだから、全体重を委ねるほかないのだが…>
どうして、朝の目覚め一番に私の存在を確認するんだろう。
<小学生になった今でもそうだ。私が寝ていれば隣に寝転んで起きるのを待つ。私が先に起きて支度をしていると、子も起きてきてリビングのソファで寝転ぶ。>
どうしてこんなに私のことを好いてくれるんだろうと思う。
<子どもの世界では数少ないお世話してくれる大人だから媚び売ってるのか…>
ろくに美味しいご飯も作れない、外面は繕って日によって機嫌が変わり家族に八つ当たりしたりダラダラとスマホばっかり見ているような醜態をさらしているこんな私に、子どもはどうしてここまでの信頼と好意を寄せてくれるんだろうと罪悪感や恐怖感を抱く。
私という存在を全肯定してくれる人って、子ども時代の子どもしかいないんじゃないかと思う。
(最近は、「ママ怒ったら怖いからヤダ」とか言ってくれるようになった。)
内心は上記のように複雑な気持ちが入り混じっているが、この全肯定してくれる時期があるからこそ、少々反抗的な態度がとれるようになってきても関係性が崩れることなく共に生活していけるんだろうなと思う。
産まれた時から~今もなお私のことを好きでいてくれる我が子にできる恩返しは、私の一生をかけて見守り、時にフォローすることなのかなと現時点では思っている。
子が小学生低学年の今、私にできることは何だろう。
・安定した衣食住、一定の生活リズムの提供
・子が興味を持ったことを見逃さず、関心や知識を深める機会の提供

これは、意外と取捨選択が難しいと感じる。
学校からの配布プリントを見て、「この映画観てみたい」「この本欲しい」と言う。むむっ…普段本屋さんに足繫く通っているわけではないし、映画館なんて遠方だし、欲しくなるきっかけが日常にない。配布プリントという超限られた情報内で、見たい/読みたい欲求がでてきているのだから、与えるべきか否か。ただ、その場の気分や興奮でそこまで欲求が高くないのに言っちゃっただけなのか。これを見極めるのが難しい。私が深く考えすぎなのだろうけど、金持ちではない家庭にとって、子育てに関するお金を有効に使っていくかは大事だ。
・要求に常識内で応える
抱っこして(本人から下りようとするまで抱っこし続けるスタイル)/トイレに行くからついてきて/ティッシュ取ってとか…低い要求水準を想像(笑)

④子育てしていると、どうしても自分の人生を振り返ってしまう

子育てをしていると、否応なしに自分の人生を振り返ってしまう。
それが嫌だ。ネガティブな私の場合は、大抵いやな思い出を思い返すことになるので、不快になる。
自分の気分で子どもに冷たい態度をとってしまったとき、「あぁ、私も父親に理不尽なことで怒られていたな~」「無理矢理、国語の教科書を覚えさせられたな~」「夜中に叱られて立たされたな~」と思い返して、我に返り子どもに謝る。
「ごめん、さっきは機嫌悪くてきちんと返事をしてなくて、ごめんなさい」と。子どもが小さいうちは、これで許してくれる。いつまでこれが通用するか分からないが、自分の機嫌は自分でとらなければいけないし、どうしても放っておいてほしいときは宣言するように心がけるようにしている。
「そろそろ、血が出る日だから(生理)イライラしやすいかも。」
「あと3話だけマンガ見たいの、お願い!」とかことばで伝えるようにしている。機嫌が悪いと、それすら億劫になるのだが。
とりあえず、自分が育てられて嫌な思い出があるからこそ、自分の子どもに謝罪できたり二の舞にならないよう気を付けることができているのであれば、寧ろ有難い負の記憶なのかもしれないと思って処理することにした。
たった今から。

⑤当時は、こんな毎日を延々と繰り返すのかと絶望する

子育ての大変な時期が過ぎると、あっという間だったなと思うが、その時は必死で先が見えなくて、この辛さが永遠に続くんじゃないかと思ってしまう。
とりあえず、耐えて耐えてその時が過ぎるのを待つしかない。
俯瞰して物事を見れるような心の余裕があれば、楽勝なのだろう。
これは、今後も度々感じるのだと思うので、その都度思い出してやり過ごすしかない。


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