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アニマリスト的経済学(1)バイトを変える

お金に無頓着に暮らしてきたので貯金はそれほど多くない。ただ、持ち家に興味はなく軽自動車で不満はない(Wi-Fi付きの賃貸アパートに世界のスズキ。文句の言い様がないのだ)。質素な暮らしをする分にはお金のことを考えなくても困ることはなかった。職場の積立に天引きで預金し、将来的にふつうに年金暮らしでしのげる見通しである。

何でもそうだが、いろいろ考えるとその分のエネルギーを失う。僕は「お金のことを考えない」という副業で利益を得ていた。しかし妻や子どもたちの将来について、ある程度は考えてやらないといけないと感じるに及び、僕もそういうバイトをやっている場合ではないと思い至った。

しばらく前から、穀物系炭水化物、糖質を制限した食生活を続けている。端的に言えば人類がまだ炭水化物ベースのエネルギー代謝には最適化されていないと考えるからである。いまのところ体調は良い。気分も良い。アタマも朝からすっきりとしている。

これから先の10年は「お金を計画的に運用する」バイトをやることに決めた。野生に還ることを標榜しながら、現代的な金融工学の海原に漕ぎ出す気持ちだ。10年も働けばその後はまた「考えない」生活に戻ることになるだろう。新しいことを始めるのはけっこう楽しい。

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