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癌のお出まし〜音もなく忍び寄ってきた

思いの外「すき」をたくさん頂いています。
ありがとうございます。

色々事情があって、「夫はガンです」と公表できないので、匿名で身元を明かさずにお話ししますが、よかったらおつきあいくださいね。


食道の外壁とリンパに、なんと癌がお出まし。しかも転移しているってことで、いきなりステージ4と宣告されました。え??!!!


何一つ症状がないって、疲れやすいくらいでしょうか。
でも、それは歳のせいだと本人は思ってました。
テニスだって週に5回はやっているし、何しろ現役で働けている。

いきなりステージ4???

まるで癌がサイモンとガーファンクルのように(古い💦)
どこか遠くへ「サウンド・オブ・サイレンス」を奏でに行ったみたいです。でも、癌にはアンコールはいらないですよね。

注)サイモンとガーファンクルをご存じない方はこちらをご参考にされてください。夫の世代の映画の挿入歌でした。ど昭和なダジャレです( ^ω^ )

音もなく忍び寄る癌(夫の場合はそうです)。
音が聞こえた時には遅かったりもする。
夫の場合は、リンパに飛んだ癌がが喉に悪さをしたおかげで
見つかりにくい食道がんが分かりました。


実は今週の月曜日に夫は初の抗がん剤治療でした。
それも、本人はわかってなくて、
当日先生に会いに行くだけのつもりで病院に行ったら
「治療が始まっちゃった!」みたいな流れだったそうで💦


この1ヶ月の間に、色々あったので順番にお話ししていきますね。

事の始まり


まず、どうやって発見されたのか?

9月くらいから夫は「声が出ない」
「風邪かと思ったけど長引いている」と言ってました。

おかしいと思うならば病院に行けばいいのに、5年ほど何の検査もしてないし、一向に先生に診てもらいに行く気配がありませんでした。

だから「私が行ってた耳鼻咽喉科の先生を紹介しようか?」って言ってみました。日本とは違い、こっちは「****医院」と外に看板出してるお医者さんはいないので(殆どのお医者さんはメディカルのビルの中にいます)、人に紹介してもらったり、保険会社でカバーされる医者リストをもらうかです。

なので、面倒です。

だから私は最近はお医者探しのアプリがあるのでそれを使ってるんですが、
ど昭和&アナログな夫は
「ネットで探せる医者はロクなものではい」
「医者は信用が大切(しかも紹介が必要)」
と信じているので、内緒です💦私のZ先生は信頼できる人から紹介してもらった有名な先生だと伝え(これほんとです)、観てもらうことになりました。


Z先生によると、声帯に菌がついて壊れてしまって片方が動かず、声帯同士が振動しないから声が出ない(声帯は2枚の膜のようなもので、それが振動することによって声が出ます)という診断でした。

声帯に注射して直せるって。でも、ヘビースモーカーでもあるから、胸のCTも撮ってみようということになりました。多分この耳鼻咽喉科の先生は何か他の原因があると思ったのでしょうね。

CTスキャンで何か写っていたらしく、先生の話を聞きに行くことになりました。結果、一番心配していた肺がんじゃなかったけど、リンパに何か写っているとのことで、生検を取ってPETスキャンをすることになりました。
ここでは、まだ食道外壁に癌があることは分かっていません。

ということで、これが今から1ヶ月半前の11月の初めのことでした。

その生検取った時のことは、次回に続きます。




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