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最強の海外送金手法 TransferWise

海外エンジニアやデザイナーに仕事を依頼して送金するシチュエーションがあると思う。その場合に決済手段として何を使うかというのは常に問題になる。送金する側は、手っ取り早く済ませたい、クレジットカードでマイル貯めてハワイ的な感じでPayPalを選ぶ人も多い。ただ、Payalは決済手数料がかなり高いので、海外ワーカーは必ず嫌がると思う。

ここで、使い易くて、決済手数料がかなり安いソリューションとして、TransferWiseがある。https://transferwise.com/jp/ 。時価総額3500億円の有望ベンチャーであり、個人で使用する場合はほぼ全て通貨に対応している。法人使用の場合は、ブラジル・レアルやパキスタン・ルピーなどに対応していないので注意は必要。

使い方は、送金先のインド等のローカル銀行の口座情報を入力すると、VISAデビット もしくは TrasferWiseメガバンク口座へ送金指示があるので、それを完了すると数時間以内に着金する。API もあり (https://api-docs.transferwise.com/) かなり成熟してる感じである。VISAデビットをうまく活用すれば、法人口座から自動送金が可能である。C to C プラットフォーム 自動決済システムを考えるなら、基本はStripe Connect でC to C 送金できるようにしておき、対応していない通貨ペアはTransferWise + VISAデビットでなんとかなりそう。もちろん、メガバンクの海外送金を利用して、C to C プラットフォームの決済を構築することも可能だと思う。その際には送金を自動化する必要があるので、更新系APIの利用申請が必要となる。SMBCの更新系APIを使うとしら少なくても初期で500万?は必要という話があり、頓挫したという話が過去にあった。一方で、参照系のAPIはMoneyFowrad等で網羅されているので、困ることはなかったような気がする。

また、Transferwiseでは、日本では使用不可能だが、ボーダーレス口座 というものがあり、世界中の全ての通貨に対応している口座の作成ができる。ビットコインやイーサリアム先輩も裸足で逃げ出すレベルですごいが、セキュリティで不安があるので大金使用はできないかもしれない。Webサービスでの使い所としては、海外C to C マッチングプラットフォームなどでの入出金口座として利用可能な気がする。

海外送金ではひとつ注意がある。インド等で仕事に対する報酬を支払う場合は、源泉徴収税をインドワーカー側で政府に払うのが必須となる。払わない場合は違法となるので、どうやら送金元の日本口座を突き止められ、後から税務調査などが入る可能性があるようだ。インド側で法人を立てて一旦そこに送金して、源泉徴収税を引いた分の報酬の支払いでも良いらしい。(詳しくは専門家に相談が必要が必須。)

アフィリエイトプログラムもあるので、https://transferwise.com/jp/partnerwise 紹介して小遣いを稼ぐことも可能である。是非活用したい。




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