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冴えた夜に

進んではまた引き返す日々に、疲れてしまった。
振り出しではないけれど振り出しだとしか思えなくて、むしろ後退しているような気がして滅入る。不意に全てを手放したくなったらどうすれば良いのだろうか。暴れ回って全てを台無しにしてしまいたくなる。

私は何処か狂ってしまっているのだ。何処が狂っているのか詳らかにしなければ、きっとこの投げやりな気分が解消されることはないのだろう。

静かな夜に、中途半端な闇に、飲み込まれて私は、よくないことばかり考えてしまう。眠ろう。眠ろう。きっと全てがうまくいく。きっと。なのに、眠れないのだ。私は。仄かな明かりに縋り付いて馬鹿なことを考えている。

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鬱との共存を目指しながら詠んだり書いたりしています。