【小説】アライグマくんのため息 第2話 「武討姉妹」②
そうこうしているうちに、「ちび」が帰って来た。
「ただいま~♡疲れた~。」
疲れた様子ではあったが、いつもより「ちび」の声のトーンは高かった。
「ご飯ある?」
「あるよ。」
「ラッキー♪」
リカが作った生姜焼きをおいしそうにほおばり、いつものようにおしゃべりな「ちび」は、今日会社であったことをひとしきり話した。ま、大抵は自分の自慢話だったりするのだが…。
食事の後にビールを一口入れ、
「あー生き返った!!!あ、そうだ、あれ食べちゃお♪」
と、「ちび」は、冷蔵