TRPG楽しすぎワロタ
その昔。名倉少女は演劇部に入りたかった。発声には快楽が伴うことを彼女は知っていたし、魔法少女のように、違う自分になれたなら、というありふれた変身願望を持ち合わせていたのである。しかし、願いは届かない。人数不足で今年から演劇部は廃部です、と無残にも告げられ、私が入りますから! とわざわざ立候補するほどの胆力もなかった少女は、義務教育あるある、強制入部のルールに従って、泣く泣くタイピングゲームしかやることのないパソコン部に入部したのであった。
そこから3年後。名倉少女は演劇部に入