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♡ はじめて の 。


こんばんは。 noteさん。

陽を浴びて青さをます庭先に、初夏を感じる日が続いていたので、
夜のうちにできた水たまりに、恵みの時季だったことを思い出しました。


今日はただなんとなく あなたに会いに来て。
まだ自分の名前も、名乗らないままで。
そこにある、いろんな色をながめていました。

そして、いつもなら流れるだけの、たくさんの文字の中から、
何だか切なくて、ちょっと笑える、おはなしに出逢いました。

偶然に目にとまったのだけれど、
惹かれたのは、必然で。
もしかしたら、理想通りの結末になるのを、
最初から期待していたのかもしれません。


モノとの、お別れ。
それは、わたしの、苦手なこと、だから。


モノって、ただの作られた物ではあるけれど、
いろんな巡り合わせが重なって、目の前にやってきた、
そのときからの、出来事、が ひとつひとつ 刻まれていて、
そのときからの、わたし、と一緒に、生きている。

そして、今も続いている、んです。
神様に決められた、そのときがくるまでは。


断捨離やミニマリストが流行り始めて、ずいぶん経つけれど、
やっぱり割り切れないのです。
抱えた荷物を手放せば、重たくなって鈍ってきた、
この動きだって ずいぶん楽になるだろうし、
新しい風も入ってくるって、分かってはいるのに。

軽やかな生活への、あこがれ、もあるのだけれど、
わたしには実現できないだろうなって、認めてしまっています。

子どものころからの、モノたちに囲まれて、
いつまで、子どものままでいるのだろうって、
時々、ふと思うのだけれど、
きっとそれが、わたし、なんです、よね。




だから、
とらわれた、どうしようもない、
絡みついた想いが、手に取るように分かりました。

靴ひもを結んで、いざ踏み出そうとして、
ほどけてしまった、から ほどいてしまった、
そんな、意気地のなさ、も。


とても、愛おしくて。

、、、してしまいました。

はじめての すき 。



人それぞれ、いろんな基準があるのだと思うけれど、
こころから   すき。 と思ったときに、
わたしは贈りたい。って、決めていました。

そんな気持ち、に出逢えることなんて、
たくさんの時間を過ごしていうちの、きっとわずかな時間で、
たぶん、まだ、まだ先の、ことだろうなと、
冷静に思っていたり。

だけど、そのいつかは、突然やってきて、
それを受け入れるかどうかは、
コントロールできるものではなくて、

ふいにおとずれた、たしかにある、きもち。
ハチの針にさされたみたいに、衝撃的に。
すき、かどうか、は分からなかったけれど。

その、一瞬の、かすかに聞こえた、
わたしの、こえ。

その響きは止められなくて、
ほんとうに、今、なのかなって、
自分に問いかける、余裕さえないほどに、
無意識に、引き寄せられた、不思議な瞬間でした。



ぼんやりと描いていた、予想図とは違ったけれど、
あなたとの、あたらしい思い出が増えて、
なんだか、嬉しくなりました。

これからも、素敵な出逢いがあって、
こころから、心が、揺れたときには、
ひっそりと、わたしの気持ち を伝えたい、と思っています。



追伸。
たくさんの初めてを一緒に過ごしてきた、
この並んだ数字と、
お別れするのが寂しくなって、
もう何日も、靴ひもを結べずに、います。





 最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。。