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スマブラ関連のものづくりでファンアート作ってみた!!

自己紹介

初めまして、anaです。普段はスマブラ関連のものづくりを行っていて、ファンアートを製作したりしてます。今回はスマブラAdventCalendar2022に参加させていただきました。前日はTokiさんというスマブラ分析を行っている方で、自分がスマブラで何かしてみようというきっかけになった一人です。
さて、今回の記事では普段どのように製作しているかを紹介したいと思います。少しマニアック?で読みにくいところは何となく画像等で把握して頂けると嬉しいです!!

今回製作したもの(ジョーカーのガンとナイフ)

今回、ザクレイさんへのファンアートとしてジョーカーのガンとナイフを製作しました。どのようにして製作しているか紹介します。

完成したガンとナイフ

設計(Fusion360)


Fusion360

普段Fusion360というCADソフトを用いて設計を行っています。Fusion360を含めAutodesk社のCADソフトは学生用ライセンスがあるため、無償で使用できます。現在私は機械系の大学院1年生(修士課程)であり、学生用ライセンスを使用しています。大学院に入るまでは、高専(本科・専攻科)で勉強・研究しており、その頃は同じくAutodesk社のInventorというCADソフトを使用していました。Fusion360に変えた理由は特にはないですが、何となくUIが好きなのと、もし社会人になってもいろいろ製作するなら年間の使用料がInventorよりも安いため今のうちに慣れておこうと思ったからです。ただ、Inventorの方が様々な機能があります。
製作手順ですが、まずはトレーニングモードで大体の大きさを把握します。トレーニングモードのマス目は10cm×10cmなので、ある程度の形状が把握できます。

トレーニングモード画面

その後、通常モードでカメラを操作し、より詳しい形状を把握していきます。個人的には、トレーニングモードでカメラが自由自在に操作出来れば助かるのですが、、、

ガン拡大


ナイフ拡大

めちゃくちゃいろんな角度からみて、永遠に設計したものを修正します。
そして設計したものがこちらです。
少し簡略化していますが、ご了承ください。

設計したガン


設計したナイフ

ザクレイさんのファンアートなので、文字入れをしています。
また、3Dプリンタで印刷するため、3Dプリンタの許容サイズ(15cm×15cm×15cm)に入るようにモデルを分割します。分割したモデルは立方体ないしは直方体のはめ合いを利用して組立てられるようにしています。個人的に簡単に分解・組立ができる方が好きなのでこのようにしています。

設計したガン(透明)
設計したガン(透明)
設計したナイフ(透明)
設計したナイフ(透明)

また、ガンの方はゴム鉄砲としての機能も兼ね備えているため、中にゴムが引っかかるようなギアを入れています。

ガンの内部構造

ギアには少し力がかかりそうだったので、構造解析をしました。

ギアの構造解析

似た材料で近似するとそこそこ耐久性がありそうでした(似た材料で近似してしまって、機械工学の中でも材料学、材料力学等を専攻されている方すみません)。
また、自分は普段スマブラsp準拠の大きさで設計していますが、案外スマブラではなく原作のゲームでは大きさが若干違う場合もあると思います。

3Dプリント・組立(Adventure 3)


Adventure 3

設計したモデルは3Dプリンタ用にstlファイルにエクスポートします。
3Dプリンタはflashforge社のAdventure 3を使用しています。それに伴って、スライスソフトもflashforge社のもの(FlashPrint5)を使用しています。詳しい設定等は特にいじっておらず、いつも「標準」、「細かい」、「速い」を適当に選んでいます。

スライスソフトの画面

どうしても強度が必要そうなときは「細かい」の充填率を100%にしたりはします(今回だと上記のギア部)。いつもflashforge社純正のPLA樹脂を使用しています。Adventure 3を選んだ理由としては、初めて3Dプリンタを買うにあたって失敗しにくそう、かつコスパの良さから選びました。
また、設計段階でできるだけ3Dプリンタが印刷しやすいようにモデルを分割するようにしています。サポート材もできるだけ少ない向きにして印刷するようにしています。
組み立てるとこんな感じです。

組み立て

文字は小さいため潰れてしまいました。
ナイフは一部接着剤で止めてしまいましたが、スマブラsp準拠の大きさで製作すると約60cmあります。
一応、ガンはゴム鉄砲にもなります。

ファンアート製作を通して感じたこと

最後にファンアートを製作して感じたことをきっかけ等を含めて書きます。
自分はスマブラsp発売時から様々なプレイヤーや大会を配信で見てきましたが、今年度からスマブラ関連のものづくりを始めました。始めたきっかけとしては、今日までにスマブラspに対し様々な方がプレイヤー以外の活動を積極的に行っていることが挙げられます。例を挙げるときりがないですが、大会運営、イラストやデザイン、塗装コン、分析、最近ではAI等を用いてスマブラsp界隈に対してプレイヤー以外で積極的に関わっている方を見て、自分も何かやってみようと思いました。そこで、最初は自分のできることの内の統計解析を組み合わせてしてスマブラのキャラパラメータに関する記事をQiitaで公開しました。スマブラ関連で何かを発信したのはその時が初めてだったのでめちゃくちゃ緊張したのを今でも覚えています。実はもともとは分析系をやろうと思っていました(今でも興味はあります)。そこから、さらに自分の好きなことでスマブラspに活かせそうな機械工学を組み合わせて、スマブラspに登場するキャラクターの武器等を設計・製作するようになりました。初めてのファンアートは選手ではなく篝火をモチーフにしたペンライトを製作しました。

するとリツイートやいいねを有難いことに頂けました。ものづくりで一番好きなのは自分の想像していたものが製作できたときの達成感ですが、そこから様々な方に反応を頂くことで新しい発見をすることができました。さらに、上位勢の方にも反応頂き、自分の製作したものが伝わる嬉しさを感じました。ただ、最近は自分の実力不足を感じるときも多いです。今まで学校では機械部品等の設計を行ってきたため、キャラクターの武器のような曲線を多用するものはかなり難しく感じています。他のソフトを使うことも考えましたが、CADの設計してる感が好きすぎて、、、
また、自分のデザイン能力的なものも弱いと感じています。実際は自分は絵がすごく下手です。デザイン的については、学校でデザインに関する授業を積極的に受講していますが、まだ身についてはいない状態です。そこで最近はスマブラデザイン窓で他の方のデザインを見て勉強しています。自分的には今やっていることの方針を変えるつもりはなく、これからもスマブラ関連のものづくりをやっていこうと思います。

さて、スマブラAdventCalendar2022も終盤です。明日は、限界社会人ナナミさんです。最後まで盛り上げていきましょう!!

ここまでお読み頂きありがとうございました!!



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