澤邉杏

夏の少女でありたい私の日記 https://www.instagram.com/saw…

澤邉杏

夏の少女でありたい私の日記 https://www.instagram.com/sawabe_an/

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最近の記事

やめたいを乗り越えるべきなのかどうか

「辞めたら良いと言われて辞めるくらいならその夢は諦めたほうが良い」と『まだ結婚できない男』で桑野さんが言っていた。 その通りだと思った。 私は何度も色々なことをやめたいと思って、その度に乗り越えてきたけれど、それは果たして必要なのかどうか、最近考えてしまう。 続けていくこと、それが人生で1番難しいと思う。 だからこそ「三日坊主」なんて言葉があるのだろうし、所謂成功者と呼ばれて本を出している一部の人達は何かを続けている。 私は0か100かしかない人間で、やりたくないことはやら

    • 狂ったようにサンリオピューロランドに通っていた高校時代の話

      今でこそ、若い女性も男性もみんな当たり前のようにサンリオピューロランドに行っているけれど、2015年当時はそこまで当たり前ではなかった。 よっぽどのサンリオ好きじゃないと、大人になってからピューロランドには行かない時代。今よりね。 ピューロランドに救われて、何とか少女時代を生き抜いた私の話を聞いてください。 物心つく前から両親は私をピューロランドに連れて行ってくれていた。 そのおかげもあり、どこに行きたいかと言われれば即答でピューロランドと答えていたし、きらっきらした瞳でシ

      • 少女の私は消えはしない

        やっぱり私は文章を書くことが大好きだと再確認したので、眠い目をこすりながらもnoteを書いています。(まだ21時56分) 色々、それはそれは色々な事があふれる世の中です。正直、見たくないものが沢山ある。知りたくもないことも目に飛び込んでくる現代社会(都会)に嫌気が差して、相変わらず2次元に生きています。 でもね、たまに、このためにこの次元に生きているのかもしれないなと思えるときがあるのです。 そのお話を少ししたいと思います。 大親友の弟に誕生日プレゼントを渡して、そのお礼

        • 夏を感じられるひっそりした小説

          夏が大好きな私は、「夏の小説」と検索してヒットしたものを片っ端から読みあさりました。 その中からおすすめの4冊を簡単に紹介しようと思います。 誰もが知っているようなものではないはず。 もし知っていて、尚且つ好きだったら、お友達になりたいです。 【すいかの匂い/江國香織】 『あの夏の記憶だけ、いつまでもおなじあかるさで そこにある。 つい今しがたのことみたいにー』 という文から始まるあらすじだけでも読んでほしい。 今思い返すと作り話のように感じる子供時代の記憶が、 繊

        やめたいを乗り越えるべきなのかどうか

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        • 少女
          5本

        記事

          大人になりたくなかった私が20歳になって感じた事

          老けただの、おばさんだの、JKブランドだのに縛られたくない。 言葉は呪いだと昔から思っているけれど、本当にその通りだと思う。言葉の呪いに苦しめられていたから。 例えばその呪いは「高校生が1番楽しいよ!」だったりする。 私はそれを聞くたび怖かった。確かに楽しみではあったけれど、1番楽しいと言える高校生になれるのだろうか、と。 実際その呪いに負けた私は、理想の高校生活を送ることができなかった。 全日制の時は通学時間イヤホンが無いとパニックになったし、通信に変えた時は毎日静かに

          大人になりたくなかった私が20歳になって感じた事

          今を生きるを目標にしなければよかった

          これはなんの病だろうと悩み続けた1年が終わる。 部屋の大きな窓から眺めた青い空に、雲が浮かんでいて、じっと見ていたらゆるやかに風に流されていく。 それを見た途端、涙が止まらなくて、ああ帰りたい。ここではない、私の居場所はここではないのに。と子供のように、泣いた。 いや〜今年は辛かったな、正直。 ウイルスに振り回されたのは皆そうだけれど、私は2019年12月から静かに おちていた。 自分の感情を理解できなくなって二重人格みたいになったし、大丈夫大丈夫と何度言い聞かせたこと

          今を生きるを目標にしなければよかった

          新しいを拒みたくなる

          あの人は元気かな、と思う。 忘れられるということ、のようなnoteを書いた気がするけれど、今年それを感じた。 特に芸能の世界は、田中みな実さんも仰っていたけれど、消耗品だから、かなしい。 いつか終わりがくるのは知っていたけれど、やっぱり、忘れられると悲しい。 基本的に一つを好きになると、自分の中からいなくなってしまうことはないので、余計に置いていかれた気持ちになる。 そう、置いていかれる。いつも。 置いていくことが極端に少ない。 その理由は新しいことに挑戦していない

          新しいを拒みたくなる

          1週間寝込んで分かったこと

          今日は趣向を変えてみます。 自分の日記にはメモしたけれど、noteにも書きます。 旅行最終日に食中毒(のようなもの)になり、39度の熱を出し固形物を食べられず、復活しても体力がガタ落ちしていて少し動くだけで膝に手をつくような日々を送っていた。 その一週間で気が付いたこと。 ①食べたいなら食べるべき 私は食事管理を徹底して過ごしているので、旅行に来ても『明日動くからパフェ食べるなら明日だな』等を考えてしまって、今食べたいものを食べられなくなった。 でも本当に、旅行くらい気

          1週間寝込んで分かったこと

          今年の夏はどこかおかしい

          夏の記憶が朧気で、曖昧。 暑すぎる日々も、なにもかも、なんだか本当に思い出せないのだ。 今年の夏は、いつもの夏では無かった。 ウイルスのせいなのかもしれないけれど、違うような気もする。 何かに追われているようで、心臓がばくばくして乾いた涙(おかしいのだけれど本当に乾いている)を流していた。 大好きな旅行に行く前も本当に...とまあこういう事は年末に書こう。 振り返ると雨ばかりの7月だった。 雨の中図書館へ歩いたりして。梅雨は楽しかった。これから夏が来るのだと思うと自信

          今年の夏はどこかおかしい

          10年間縛られていたものから解放された話

          「将来はね〜お花屋さんとケーキ屋さんになりたい!!」 と言った友達に 「どっちかにしなよ〜私は学校の先生!」 と返したことがある。 ここにきて、やりたいことが増えてしまった。 10歳からミュージカル女優になるという夢以外目に入らず、友達と遊ぶことも二の次だったのに。 若いうちはなんでもできる、という言葉が嫌い。 (理由は、歳をとっても挑戦している人は沢山いるし、若いと意外に自由ではなかったりすることが嘘みたいに感じられるから) そんな言葉をよく聞くようになり、悔しいけれど

          10年間縛られていたものから解放された話

          私もきっとジブリの主人公だった

          トトロのスケジュール帳を開くたび、サツキのような子供だっただろうか、と考えてしまう。 私は、人見知りが激しく、よく泣き、そのくせ本当に辛いときは内にこもるような子供だった。 親戚が何十人も集まるときは、わいわいと話をしている輪の中には入らず、ひとりでいた。 ママも妹も私の存在を忘れてしまったようで寂しかったけれど、それは別に苦ではなかった。(とはいえ、パパが仕事を休めたときはパパにべったりだった) ひとりでいると、よくわかる。 子供は遊ぶことしか考えてないわけではない。

          私もきっとジブリの主人公だった

          すきまに落ちることはありますか

          私はあります。むしろ、すきまに住み着いているくらいです。 これからするのは「すきまのおともだちたち」という本を読み、心から安心した話です。 「過去の思い出って淋しいのね」旅先で出会った勇ましい女の子と私との、いっぷう変わった友情の物語。 この本に出会って、私が求めている変わらない場所を見つけることができました。 小説が好きな方にはぜひ、解説も(こそ)読んで、できれば借りるのではなく本棚に置いてほしい一冊です。 内容になるべく触れたくないので、本の感想というものは書

          すきまに落ちることはありますか

          自粛期間という名の変身期間

          (使用させて頂いた絵、本当に一目惚れしました。ありがとうございます) 世界が変わってしまった時、私は何をしていたのかというお話です。 朝起きたら本を読み、筋トレやバレエをして過ごし、空いた時間に映画やアニメを見て、日記を書き、本を読んで眠る、という我ながら海外セレブ(セレブはアニメ見ない気もする)な生活を過ごしていた。 あ、ゲームもしていたな。しばらくログインしていなかったゲームを再開してみたり、脱出ゲームで人生を学んだり。 ストーリーのある脱出ゲームは本当に奥が深い。

          自粛期間という名の変身期間

          世界は夢であふれている。 何百回と聞かされた言葉は嫌でも頭の中に浮かんでしまう。 世界は夢であふれているならば、その夢に溺れて死んでしまいたい。息が出来ないほどの夢に囲まれて。 そんな事を考えるようになったのはいつ頃からだろうか。  意識を無理矢理引き戻し、重い瞼を開けた。 太陽はとっくに昇っていて、台所からトマトソースの良い香りがした。 「芽衣、おはよう」 花柄のエプロンを着た後ろ姿に声をかける。 大きくなったなと思う。本当に。 「おはよう。もうお昼だよ」

          呪いと魔法は紙一重だと思う

          いつまでもそのままでいてね、という言葉は時に呪いになる。 私はその言葉をかけられるとたまに、カタコトしてしまう。 そのまま、?そのままって何?あなたが見てる私のままでってこと?でもそれは虚像よ。 私は以前から、変わりたくない。少女と呼ばれる頃の自分が薄れていくのが怖い。と言っている。 けれどそれは、自分と極僅かな人が知っている、1番好きな私から変わりたくないというだけ。 ここが難しいのだけれど、私は人によってものすごく態度を変えるとか、自分じゃない自分を創り出す(高度す

          呪いと魔法は紙一重だと思う

          小話(姉弟)

          小5と小3くらいの姉弟の話。 姉「10円ガムのがちゃがちゃやっちゃお〜」 弟「駄目だって!ママに言っちゃうよ」 何回かその会話を繰り返して、お姉ちゃんは諦めて、2人で外に出る。 数分後戻ってきて、お姉ちゃんががちゃがちゃをまわす。 弟「あーほんとにやっちゃったんだ」 2人で歩きながら、 弟「ママに言っちゃお〜」 ガムを口にいれて満足気に、 姉「うん」 弟「嘘だよ言わないよ」 綺麗なおはじきみたいなふたりだった。

          小話(姉弟)