ニューハーフ風俗嬢、旅をする
レアキャラ中のレアキャラそこは青森のビジネスホテル。
ルームナンバーを確認して
ドアをノックすると、
しばしの静寂のあとドアが開かれ、
現れたのは髪を短く刈り込んだ
浴衣姿の中年男性。
「デリヘルの子?」と問われると、
わたしは120%の笑顔で、
「はい。よろしくお願いします♪」
と答えつつ、一抹の不安を覚える。
(やや、この第一声のパターンはもしかして……)
「身長、ずいぶん高いね。ハーフの子?」
「ふふっ、純日本人ですよ?それはそうと、ホームページのプロフィールをご覧に