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スーパートリプルラッキーコアラ

と、コアラのマーチの中袋に細々と書いてありました。うーーーん。人生ですね、きっとこれも。いつの間にか同級生のインスタから #期限切れjk の文字が消え、いよいよ20歳か…と絶望している。大人になるってどういうこと?未だによく分かっていない。正しいことと正しくないことの間を右往左往しているうちにどうせまた夏。なんかその、微妙なザラつきに心までもってかれそうで怖い。ハブラシの替えどき、ホッカイロの継続時間、円安と増税。ぜんぶ結びつけぜんぶ考えてはぜんぶ諦める。お国のためも自分のため。お正月のお餅が余ることに感傷的になりたかった。衣食住の有り難みって、いつどんなときに祈れば誰の気が済むのだろう。もうちょっと、あとちょっと。そのちょっとも、てめえのものさしと気づいたときには遅かった。追いつくころには跡形も残っていない。そういうことを誰も教えてくれなかった。わたしが長女だから?言葉を飲みこむと代わりに涙が出てしまうのも、やりたくないことを押しつけられることも、それをなんかヘラヘラ笑ってやってのけちゃうことも。なんで誰もお前は本当は必要とされていないって教えてくれなかったんだろう。情けない。そんなことに気づけたなかった私が。染みついた癖は抜けない。換気扇を点けずに料理をしてしまうこと、ドライヤーのコンセントを抜かずに放置すること、宅配便の名前を消さずにゴミに出すこと。私に纏わりつく全ての私のことが気持ち悪い。スーパートリプルラッキーコアラ?それを引き当てるころにはもうそれに気を取られている暇などないだろうな。言葉は身の文



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