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熱心にAVの勧誘を受けた話

もう5年も前のことになるがいいネタなので書いてみる。(当時のブログより加筆修正しました。そしてその記事はもう消しました)
当時は確か、初めて外資の会社に入り営業として忙しく働いていた。私のキャリアの中で唯一全国出張があった。
その日は仕事終わりに渋谷を歩いていた私。島田洋七のような恰幅と威勢のいいメガネの男に話しかけられる。

「ねぇねぇ、君さ、モデルに興味ない?」

思わずニヤリとする顔をうつむいて必死に隠した。私の身長は約160cm、当時も今もほぼ変わらないむちっとした体型である。モデルになれる要素が何処にもないし、どう考えても、これ、AVの勧誘じゃん・・・
当時もブログを書いていたので、いいネタだと思ってお話を伺うことにした。
スクランブル交差点のロクシタン側の地下鉄入口のすぐ近くだった。今よりもっと蒸し暑い季節だったことを覚えている。立ち止まったら最後、30分くらいマシンガントークが続いた。

「君仕事は何してるの?」
「営業?気付かない?営業なんて儲からないって」
「でも君お金好きそうな顔してる」
「君さ、地方都市出身でしょ。あと君営業向いてないよ」
「何でかわかる?だって君、俺を最初に見た時に怪しいって顔したもん。(当たり前だろ)それはね、自分に自信がないってことだよ」
「胸も大きいし、二重だし、肌白いし(全然白くない。節穴かよ)、アトピーか何かの跡はあるけど(ほっとけよ)、でも売れる要素はあると思うよ」
「人はね、やりたい仕事をやろうとすると成功しないんだよ。君、福島孝徳って知ってる?彼は有名な脳外科で、これまでも著名人を何人も救ってきた。彼が医者辞めてラーメン屋やりたいって言ってもそれは間違いなんだよ。だって彼がやめたら日本の医学の為にならない」
「やるべき仕事は自分で決めるんじゃない。向いていて成功する仕事をするべきなんだ。そしてそれは周りの評価に従った方が客観的だから正しい」
「俺が思うに君はこの仕事のほうが向いてるよ」

ざっと、こんな感じである。息つく暇も与えない。すごいなぁ、この流れでついて行く人はいるんだろうか。

「ほら、今から俺が紹介する仕事をやればこれだけ儲かるんだよ」

と、もう当時もだいぶスマホが主流になっていたというのに、ガラケーに写ったボヤボヤにボケた給与明細を見せられた。0の数を数えるのも、月収か年収か日給か気にすることも、何もかも馬鹿らしくて内容に関しては一切覚えていない。

面倒くさいしトイレに行きたくなってきたので先制攻撃した。

「どうせ、モデルって言いいますけどAVですよね。私はモデル体型ではない。パーツモデル出来るほど美しいパーツもない。AV、しかも企画モノでしょ?」

ここで洋七はさらにたたみかける。

「何で企画モノなんて知ってるの?出たことあんの?こういう話されたことあるの?」
「風俗やったことある?じゃあキャバクラは?」
「なんでキャバクラで働けるのに客とセックスはしないの?」
「それはさ、車道を走る自転車みたいなもんでいいとこ取りなんだよ」(例えが下手過ぎて笑うからやめて)
「銀座や六本木でナンバーワンになっている女の子はみんな客とやってるよ」
「でもさ、それくらい覚悟がないならキャバクラなんてやっちゃいけないんだよ」
「君のいいとこ取りの考えだと成功できないよ」
「別に俺は君が成功しようが失敗しようが知ったこっちゃない。だから客観的に言うけど君はこの仕事向いてるよ」
「君さ、さっきから芸能よりAVが下みたいに言ってるけど最近のAV女優みたことあるの!?」

この辺ですっかり集中力が切れてきたのでそろそろ終わりにすることにした。早くトイレに行きたい。

「知ってるよ。その辺のアイドルよりすごい美人。だから私は単体じゃなくて所詮企画モノだって言ってるの」
「その脳外科、死ぬ前にあぁやっぱりラーメン屋やりたかったな、って思うかもしれないじゃん。それって不幸でしょ。
私はあなたの言う仕事でもしかしたら成功するかもしれない。でもそれは幸せではない。だって私そんなことちっともやりたくないもん」

あとな、それを言うならあたしは営業やりたくてやっているわけじゃない。向いていると思うからやっている。

やりたいことは書くこと。だからここに綴るのだ。

~ここまでが当時の文章をベースとした部分でした~

ここで、AVについて全然知らない人のために解説。

単体・・・ AV女優一人の名前で売っているもの。みんなが知っているような超有名女優はだいたい単体女優さんです。
企画・・・ 集団乱交みたいなもの素人もののように名もなき女性として撮影されているもの。

AV業界に興味がある人は元AV女優の峰なゆか先生が描いている「セクシー女優ちゃん  ギリギリモザイク」を読んでみてほしい。
(男性にはめちゃくちゃ読んで欲しいものの、読んだら純粋にAVが楽しめなくなってしまうかもしれない…でも読んで!)

そんな感じで思い出話を終えようと思う。

はー疲れた。月曜日から忙しかったな。
皆さんお疲れさまでした。明日も頑張りましょう。



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お読み頂きありがとうございます。最近またポツポツとnoteを上げています。サポート頂けたらもっと頑張って書くかもしれません。

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30代。外資IT企業で勤務しています。仕事のことや日々思うこと、婚活について書いています。最近結婚しました。 ※無料にしていたバックナンバーは徐々に有料に変更しています。 この度私が書き溜めていたnoteが電子書籍になりました! https://amzn.to/2GxCR3G

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コメント (1)
はい、本当に、起きたことそのまま書きましたので!ありがとうございます!
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