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子供ほしいですか?

とか、子供はいたほうがいいよと、インターネット越しでも
対面でも結構言われるので、今私が思うことをここに書いてみようと思う。

ずっとこのテーマについて書くつもりでいたし、刻々と私の心境も変化するが、2023年2月現時点での私の考えを書く。(※書いていたらもう3月になってしまった!)

まず、私は今37歳である。
(自分で言うのが本当に嫌なのだが)ぱっと見もう少しだけ若く見えることが多いらしく30代前半~中盤だと思った人が何の気なしにこの話題に触れてくることがある。そのたびに私は「私はもう37歳なので、結構微妙な年齢なんですよ」と説明する。

世の中には子供が欲しくて欲しくて仕方なくて今ものすごく頑張っている人や、できないことで傷心している人も多くいるだろうから、私は答えてやるけどそもそもこの話題に気軽に触れてくれるなというのが一番強く思うことだ。去年子供を産んだ私の友達が不妊治療をしていたのを見ていたので、よりこの思いを強くしたが「全員が全員、子供は簡単にできるもんじゃない」「お前が思ってる1000倍センシティブな話題ととらえよ」。

大体聞いてくる人は私よりはるかに年上で、子供を産み育てることによって多くのことを得た人たちだ。それは立派なことだと思う。けれど彼らの子供がいなかった場合の人生がどうなっていたかわからないし、もしかしたら子供がいなかったほうが人生がより輝いていたかもしれない。いや何が言いたいかというと子供がいる=正義ではないということで、何度も言うがそもそももう微妙な年齢に差し掛かった私に子供ができるかどうかわからない。

そして私は今独身なのだよ、パートナーはいるが。
私が仮に何よりも優先して子供が欲しいと思っているのなら今すぐ行動しなければいけないが、そうもいかない。私にも今付き合っている彼にも、生活があり人生がある。

一方で、勝手に2つ年下の彼のことを考えると体も丈夫だし遺伝子的に強そうなので子孫を残したほうがいいんだろうなと思ったりもする。今の彼からは明確に子供が欲しいという意思を感じることはないが、いつか彼が子供が欲しいと思ったときに、それを私が叶えてあげられないのだとしたらと考えると胸が詰まるというか、その時は自分の身の振り方をまた考えるつもりでいる。

私自身一度の離婚を経ているが、いくらでも恋愛も結婚もできると思っていて自分の年齢を重ねていくことについて憂うことはないが、子供に関してはそうもいかないことはもちろんわかっている。こればかりはリミットがあり、だからこそ女の人生は少し複雑で面白いなと客観的に思っている自分もいる。
「子供産むなら早いほうがいいよ」
そんなこと、10年前から言われていたし10年前からわかっていたことだ。この数年、シビアに見れば1、2年で結論を出さなければいけないこともわかっている。だからもう言ってくんな。30代の女が何も考えないわけないだろう。言ってくんなホントに。


急にテレビの話になるが「はやく起きた朝は・・・」という番組で2019年に磯野貴理子が自身の二度目の離婚を報告したシーンが忘れられない。(無断転載動画をここに貼るわけにいかないが「磯野貴理子 離婚」とかで調べると動画が出てくるのでご興味ある方は見てみてほしい)

「私さ、離婚することになって」
と磯野貴理子が言うと共演者の松居直美が顔を覆って泣き始める。
離婚という結論に至った経緯について「俺ね、自分の子どもが欲しいって。自分の子どもが欲しいんだって言われて。あーそうかそうか、そらそうだって思って。(中略)勝手じゃないよ、自然なことだよ、当たり前じゃないの、わかったわかったって言って」と気丈に報告する本人の隣で心痛した顔でうんうんと聞く森尾由美と嗚咽を漏らす松居直美というシーンだ。

磯野貴理子が不幸であると思ったわけでは決してない。実際子供がいないというだけで彼女は2回も結婚しており、厳しい芸能界で生き続けて収入も安定しているだろう。
何よりも、離婚したと報告しただけで涙を流してくれる友達がいることがどれだけ素晴らしいことか。

けれど絶妙な年齢の女である私が恋愛をしている、ましてや結婚を考えている時点で、この時の磯野貴理子がどうしてもチラついてしまうというか、せめて私が同じ状況になったときにはうんうんと聞いてくれたり涙を流してくれる友達がいてほしいなと思うのだ。

まぁテレビなので、どこまでが本当でどこまでが演出なのかわからないが。
一部では磯野貴理子と元夫は金の切れ目が縁の切れ目だったとも言われているし、どうせなら彼女から三行半を突き付けていてほしい。

取り留めもなくなってしまったが「子供ほしいですか?」の問いには「欲しいと思ったときにチャンスがあればほしいですね」である。

産んでも産まなくても、後悔してもしなくても、私の人生だ。

以上。


※2月が一瞬で過ぎて、「月2本」と自分で課したノルマが既にもう達成できませんでしたがこのnoteは2月に書き始めたので、これを2月の2本目としましょう。(何の言い訳だ)

お読み頂きありがとうございます。最近またポツポツとnoteを上げています。みなさまのサポートが私のモチベーションとなり、コーヒー代になり、またnoteが増えるかもしれません。