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アラサーの半径5m その3

その1ではアラサーが育った時代背景を書きました。
その2
では仕事には男性の方が向いていると思っていることを正直に書きました。

今回やっと、「じゃあなんでそこまで働くの?」っていうことを書きます。

一言で、だってそう育ってしまったから。
って言いたいんですがそれでは身も蓋もないので続けます。

また昔の話に戻って恐縮ですが、私が小学校に入りたての頃、名簿が男女別だった記憶があります。
それが男女一緒になり、男女関係なく「XXさん」と呼びましょう。と教えられました。

男女関係なく勉強頑張れと言われ、なんの疑いもなく進学校に進みました。
何も考えていなかったんです。ただ頑張れと言われ、頑張れるから頑張っただけです。
進学校に進めば親にも親戚にも褒められます。
県内で一番の高校に進学したので近所のお坊さんが偉い、立派だとお小遣いをくれた記憶があります。

でもそのお坊さんに25歳の時に地元に帰った時、こう言われたんです。
「え、ユカリちゃんまだ結婚してないの・・・?」

じゃあさ、県内一番の高校に進学した15歳の私に言ってくれよって思うんですよ。
「勉強もいいけど料理や裁縫でも習っていい男つかまえられるようにしないと」って。
「短大にでも行ってその間に男つかまえてそのまま結婚しちゃいなよ」って。

頑張って高校入ったら大学受験も頑張るわけで、
いい大学入ったらそりゃいい会社に入って頑張って働くぞってなるのは自然の流れかと思うんですが間違っていたら教えてください。

で、10年経ったらみんな手のひら返すわけです。
「仕事ばっかりじゃなくて、ねぇ」って。

そんなこと言われながらも変わらず仕事をしていると段々と仕事というものがわかってきて、
裁量も責任も達成感も増えて、仕事も楽しくなってきて、
はい、気づいたら30歳でした。

「なんでそんな働くの?」(よく言われる)
「その先に何があるの?」(本当に言われたことがある)

学生の頃から頑張る意味なんて考えていません。少なくとも私は。
男女雇用機会均等法が成立した年に生まれ、
バリキャリなんて言葉もない大学時代に流行っていた漫画は「働きマン」ですよ。
一番有名なセリフが「あたしは仕事したなーって思って死にたい」っていう漫画です。

大学生〜20代前半女子には「東京タラレバ娘」が流行っている今の時代に生きていてよかったねって言いたい。
っていうか、ただ頑張っていたアラサー・元アラサーが「ん?そこに何が残るの?」って考えて悩んでいるから生まれたわけでしょう、あの漫画は。

私は仕事したなーって思って死にたくは、ない。
でも、死ぬ時は「仕事ガツガツやってたけど何だかんだ楽しかったな」と思いたいのです。

それには配偶者や子供というものが必ずしも要るのか、何があったら幸せなのか、
アラサーになって初めて考えることを許して欲しいんですよね。
もう遅いというならそれも仕方ないという柔らかな覚悟もあります。

模索してみますよ。
独身アラサーが幸せになる術を。もうちょっと見守っててください。

こんな感じで終わります。


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