婚活アプリは休止中です その4
しばらく放置していましたが、ネタを思い出しました。新しいネタがないんですよね。だって休止中だから。
今回は「惜しかった」話です。
「惜しかったって何やねん偉そうに」って言われるかもしれないですが、
でも実際あるじゃないですか。嫌いじゃないけど、好きにはなれないんだよなぁ、っていう相手。今回はそういう話です。
Case4.年下くんの話
Yくんは私より2つ年下だったと思う。
目が細くて体も細身、身長は175くらいあって、服装も至ってシンプル。
見た目はほぼ私の理想だった。
Yくんは全く飲めないので1回目、2回目の食事は私ばかりが酒を飲んでいた。
今すぐ付き合いたい!というほどビビッときたわけではないけれど、だからこそちゃんと見極めたい。
そんなフェーズだった。
3回目のデートでのこと。向かっている電車の中でこんなメッセージを送った。
「休日だからめっちゃカジュアルだよ」
これには意図があって、もう3回目なんだから私のカジュアルな姿も見ておいて欲しいという思いがあった。
Yくんの返信。
「そっかぁ笑 大丈夫だよ!」
え、大丈夫ってなに・・・。めかしこんで欲しかったならそう言ってよ。
仕事終わりの彼はスーツで現れた。(普段はビジネスカジュアルなのに)
私はカジュアルといっても、ジーンズをロールアップをしてそれなりのヒールを履き、シンプルなニットの上にお気に入りのAquascutumのトレンチコートを羽織り、レザーのクラッチバッグを持っていた。
店に着くと「なんだ、マジで全然、こんなかっこで大丈夫じゃん。っていうかむしろぴったりじゃん」と思ったくらいのカジュアルな店だった
入り口に入る前に彼が言う。
「もう入っちゃって大丈夫?」
え、大丈夫?ってなに?化粧でも直せってこと??
と思ったら、彼は店の前でコートを脱ぎ始めた。ああ、コートを脱げってことだったのね。いや、ホント、全然そんな店じゃないしそもそも会社訪問じゃないんだから入り口で脱げばいいじゃん。と思ったが一応、彼に合わせた。
店に入るも店員は我々が脱いコートを預かりますとも言ってこない。もちろん気にしない。だってそういう店じゃないから。
奥では外人がTシャツで飲んで爆笑している。
もちろん周りの日本人だってジーンズもいればスニーカーもいる。(代官山だけあってみんなダサくはないがめかし込んでいる人間なんて誰もいない)
食事中も終始、かなりtoo muchなナイフとフォーク使いで食べている彼。
※くれぐれも言うと、本当にフルコースでも何でもない。
「どこで服買ってるの? ちなみに今日のジーンズは?」
「ZARAだよ」
「マジ・・・ そうなんだ・・・」
「(絶句するくらいならめかしこんで来いって言えよ)」
・・・・・・・・・・・・・・
盛り上がらない会話は続く。
「男性に甘えられるのは嫌い?」
「(大人の男性に甘えられるのは)嫌いじゃないよ。でもまぁ私のほうが甘えたいかもね」
「甘えるって、例えば、LINEでピロートークとか言っちゃう感じ?」
LINEでピロートーク!!??
テレフォンセックスみたいな!!??いや多分違う。
いちゃいちゃするような「あまーい会話」の意味で使いたいんだろう。
けどもう、こんなカジュアルな店で私がマナーわかってない女みたいになるのも、LINEでピロートークすることがあり得ないことも、自分が正しいと信じて疑わないひとはきついな・・・・。
結局それきりになってしまいました。
ちゃんちゃん。
次回もまた「惜しかった人」をテーマにします。
お読み頂きありがとうございます。最近またポツポツとnoteを上げています。みなさまのサポートが私のモチベーションとなり、コーヒー代になり、またnoteが増えるかもしれません。