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アトピーと私

※まず、このnoteは私の個人的な体験談・意見であり万人に効果がある保証はどこにもありません。万人に効果がある確証があったらこのnoteを3,000円くらいで売っています。

私は子供の頃からアレルギー体質でした。
何かあるとすぐ蕁麻疹が出たり、喘息も持っていましたし、アレルギー性鼻炎はもうずっと患っています。
ただ肌の問題はそこまでひどく感じることはなく、たまにひどくなった時に母にステロイドが入った薬を塗ってもらっていました。

アトピーが悪化したのは上京してからです。
地元新潟では考えられないほどの乾燥、ストレス、食生活の乱れ、運動不足あたりが原因だとは思いますがそう簡単には生活改善はできず。
気づくとどこかしらいつも掻いているような状態でした。

一番酷かった時期の写真を載せます。本当にひどいので気分を悪くされたらすみません。

で現在はこの通りです。

もちろん今もひじの裏、脇、首などまだまだ痒い時がありますし、
これまでにいつも掻いてしまっていたところは黒ずんでしまい辛いところですが、ぱっと見アトピーだと気付かなかったと言われることも増えました。

これまで自分なりに色々と調べて試してきました。
また周りのアトピーの方を見ると「さすがにもうちょっと気をつけたほうがいいのでは?」と思うことが多いです。
なので私個人的に効果があったこと、気をつけていることをここに書きます。

効果があったこと

1、環境を変える(引っ越し)
効果★★★★★
コスパ☆☆☆☆☆
即効性★★★★★

いきなり大それた話で申し訳ないですが確かに効果がったので書きます。
私の場合、古い家が苦手らしく(ハウスダストの関係だと予想しています)
アトピー治療のために引っ越したわけではありませんが、それまで住んでいた二軒の家(どちらも築30年位)に比べて、築10年以下である今の家に住んでからだいぶ良くなりました。
築年数の関係性は明言できませんが、例えばホテルに泊まったりすると症状が軽減する人は環境を変えるのも1つの手かもしれません。

2、サウナ
効果★★★★☆
コスパ★★★☆☆
即効性★★☆☆☆

低〜中程度の乾燥性アトピーの方にはオススメです。(掻き壊している時は控えたほうが良いかと思います)
アトピーの人は基本的に汗をかくのが苦手でデトックスがうまくできません。
私も以前は肌がゴワゴワガサガサだったので夏でも汗をかかない様な体質でした。
汗をかくと一時的にはかゆくなったりするんですが、汗をかかなすぎるのも肌の乾燥、老廃物の滞留となり結果アトピー改善にはよくないと思っています。
継続的に通う必要がありますが水風呂と組み合わせるとかなり爽快なのでおすすめです。
体質はかなり改善されて、暑い時はちゃんと汗をかく体になりました。

サウナのアトピーへの効果に関してはこちらでも紹介されています。
外部サイト
かの有名なヨッピーさんも最初はアトピー改善のためにサウナのある銭湯通っていたらしいです。
ヨッピーのブログ(←残念ながらこのブログは今見れません)

3、食事に気をつける
効果★★★★★
コスパ★★★☆☆
即効性★★★★☆

即効性を意外に高くしているのは徹底的に気をつけたらかなりすぐ痒みが治まったからです。
ただ、自炊できなかったり忙しいとほぼ不可能に近いので避けたほうが良いものを書きます。

避けるべきもの(普段から)
チョコレート もち米 砂糖 マーガリン

なるべく避けるべきもの(ひどい時)
辛いもの 卵 乳製品 サラダ油 白米 肉類 アルコール カフェイン

事実として私はチョコレートは人からもらわない限り食べませんし、
正月にお餅も食べません。揚げ物も極力避けていますし、スナック菓子もほぼ食べません。
そのほうが調子が良いからです。

食事に関してはこの本を参考にしています。
「油を断てばアトピーはここまで治る」

4、着るものに気をつける
効果★★★★★
コスパ★★★★☆
即効性★★★★☆

直接肌に触れるものは化学繊維を避け、綿100%のものに徹底しています。冬でもヒートテックの類は着ません。
もし冬にチクチクと痒い方は肌着を綿に変えるだけでだいぶ楽になります。

5、薬に頼る(処方薬・市販薬)
ひどい時はどんどん飲み薬(抗ヒスタミン剤)やステロイドに頼るべきだと思っています。
ある程度治まってから日常的にこれまで私が書いたことを意識してみるのが良いかと思います。
常用的に強いステロイドを使用し続けることは避けたい状態ではありますが、
かといっていきなり無理にステロイドを毛嫌いするのはおすすめしません。
一度酷かった時期に何を思い立ったか脱ステロイドをしようとして、大変辛い思いをしました。
※プロトピック(免疫抑制剤)は使うと痒くなってしまい合わず、私は使用していません。

市販のかゆみ止めも持ち歩いています。急に痒くなるといてもたってもいられないので、お守りのように持ち歩いています。おすすめなのは下記2点です。
・ジンマート(ロート製薬)
文字通り蕁麻疹の症状を抑える薬です。ステロイドは入っていません。
また、少し大きめのドラッグストアでは大抵見かけるので買いやすくて助かっています。
・ユースキンリカA(ユースキン製薬)
全然店舗で売っていないので通販で買っていますが、何と局所麻酔剤が入っており痒みを止めることに関してはかなり強力です。

6、ストレスを避ける
現代社会において完全に避けるのは絶対に無理な話なんですが、
大人のアトピーの原因の大きい部分を占めるのはやはりストレスです。

仕事が忙しかったりメンタルがやられている時ほどアトピーは悪化します。
そして一番辛いのは、アトピーが悪化する→ストレスを感じる→余計に痒くなる このループです。

なのでサウナだったり食事だったり着るものに関して私が気をつけていることは症状の改善はもちろん、「なるべく痒みを出さない」ことへのこだわりとも言えます。
私にとって一番のストレスが「かゆみ」なので。

おわりに
これまで書いたことは「私個人的に効果があったこと」「ひどくならないために気を付けていること」です。

アトピーがひどい時、様々な合併症を引き起こしました。
黄色ブドウ球菌のおかげでとびひになったことがありその場合は抗生物質しか効きませんでしたし、
ヘルペスウィルスと合併してカポジ水痘様発疹症にもなりました。
水疱瘡のようになり見た目のひどさもさることながら、リンパが腫れたり熱が出たりと散々でした。
これも抗ウィルス剤を点滴及び経口投与をしてそれでも治るのに二週間くらいかかりました。

合併症の際、最初は分からなかったので手持ちのステロイド剤を塗ったら一気に悪化しました。どの薬が効くのか見極めは困難ですので重篤化した場合はとにかく先ずはお医者さんに行きましょう。

現在全身にアトピーが出ることはほどんどなくなり、こういった合併症は出なくなりました。
それだけでも大きな改善です。
腕や脇、首や股など節々はまだ症状は残っていますが、
うまく付き合ってゆっくりと改善していきたいと思います。



お読み頂きありがとうございます。最近またポツポツとnoteを上げています。みなさまのサポートが私のモチベーションとなり、コーヒー代になり、またnoteが増えるかもしれません。