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カットについて書こうと思ったけどパーマの軟化(還元)について質問頂いたので。

  こんにちは。久しぶりの投稿になってしまいました。まだ質問が無かったのでインスタでちょこちょこアップしていて、そろそろカットについて書こうとしたらDMで「パーマの軟化」についてリクエストがあったので、カットは後回しにして、「パーマの軟化」について書こうかなと。「相談役」を名乗ってるんでDM、質問大事なんでね。

最初にパーマの仕組みについて軽く

最初にパーマの仕組みについて軽く説明しときますかね。美容学校、サロン、セミナーなんかで散々教わってるよね?1液のアルカリでキューティクルがゆるんで、内部に薬剤が浸透して、S-S結合を切断して2液の酸化によってもう一度結合する。これが反応の仕組み。

軟化(還元)

さて、では本題の軟化(還元)に入りますか。DMでは「判断、見極めが不安」て事だった。
今回、わざと投稿中に「軟化(還元)」て書いてる。
ここがまず問題。
昔は1液の反応を「軟化」って言ってた。
今は「還元」て言う事が多いね。
これ、同じ事の捉え方で言い方が違うわけさ。
分かりやすく雑に説明すると(雑ってw)、
「軟化」てのは物理的な状態の事「やわらかくなった」って状態。「還元」てのは化学反応「水素で与えてジスルフィド結合が切断される」反応。物理的にみたか化学的にみたかで表している事は一緒。テクニックの化学反応をそのものを勉強している最中は還元て言った方がいい気がする。
なんとなく化学を勉強してる感じもするしw 
今回は反応したかどうかだから「軟化」で。化学反応の「うん。水素によってジスルフィド結合が切断されたようだ」なんて見えないから。あ、それとテクニックの化学反応はそれに特化したインストラクターの人達がan-biの友達にもいるので、一度教わることをオススメします。んで、話を戻してどう判断、見極めるかね。

軟化は見た感じ?触り心地?

ロッドに巻かれて1液を付けて適正と思う時間を置いて。さあ、どうします?
an-bi(アンビって言うんだよ)が実際にセミナーやサロン講習で見てると結構な確率でロッドを外した状態の髪の曲がり具合を見てる人達が多い。
ここでちょっと考えて欲しい。肉まん、シルクの布、赤ちゃんの肌、食パンの白いところが柔らかいのは触った経験があるから分かるんであって、見た目じゃないよね。
そう、軟化=やわらかい なんだから見た目じゃ分からないはず。しかも1液はジスルフィド結合を切断するモノで「形」をつけるモノじゃない。これをロッドから外した髪の曲がり具合で判断するのはちょっと難しいかも。じゃあどうしよ?
そう。触って判断する。髪をロッドから全部外さずに、1回転位巻かれた状態のまま髪を曲げて弾力を感じる。もしくはロッドを外して毛先と巻き終わり部分を摘まんで押してみる。これで「軟化」してるかを判断する。これで判断出来ない人。。。。
ワインディング中の濡れてる髪の弾力は確認しといた?全然次の事考えないでただバンバン巻いちゃってない?最初に濡れてる髪の弾力感じてからじゃないと軟化したかどうか判断出来ないからww

それと、パーマ勉強中はデザインを造る時、軟化の強弱で動きをコントロールしない方がいいよ。これが軟化状態って解るまでは軟化は一定にして、ロッドの径と回転数でコントロールした方が失敗が少ない。

質問者様、こんな感じでどうでしょうか?解らなかったらまたDM下さい。

今回も無料公開って事で!

【よくパーマが強い弱いって言うけど、軟化(還元)が強いのは反応させ過ぎでダメージも大きい、弱いのは反応不足でとれるから。デザイン的には大きい小さい、多い少ないが正しいかも】

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