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寝る前のメモ。


きょうで3月が終わるので、毎年恒例の。はじめて聴いたのは、もう10年も前になるのかと思うとやっぱりびっくりする。ということは、イギリスにいたのも10年前の出来事になるんやな。つい数年前の気持ちになるけれど、そりゃあ記憶もなくなっていくわけだわ。

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この数日は、今年10年目を迎えるプロジェクトに対して仕事を通して感じる成果のヒアリングをさせていただいた。人に尋ねておきながら、自分だったらどう答えるのだろうかと考えを巡らせる。

私自身は「地元のことを地元の人がやっている」というシンプルな構図の取り組みなので(かつ、見せ方も下手くそなので)、とても地道な毎日で悔しさや虚しさを感じる日がなかったわけではないけれど、ここまで続けてこれたのだとしたら、やっぱり方向性としてはあってたんだろうな。でも、比較がなかなかできないので、何が成果なのかは正直わからない。

自分がおもしろいと思うことをはじめて、おもしろいと思えることをコーディネートして、それが結果的にこの数年で仕事にもなってきただけの話で、はじめから好きなことをやろうと思ったわけでもなければ、自分に何ができるかなんて全然わからなかったよね。とりあえず目の前のことをやってみることでしか、先のことなんてわからなかった。

ただ、主語はいつも自分の内側においてきたことだけは確かで。先週、携わらせていただいているプロジェクトの話のなかで「観光マネジメントを考えるなら、主導権を地域から離さない」という話があったけれど、まさにそういうことなのだと思う。最初から風呂敷を広げて大義名分を掲げて “誰かのために” からスタートしてしまうと、正確にニーズを把握できない限り、結果的に誰のためにもならないものになってしまうケースがたくさんある。

そこにいる全員が乗っても沈まない船を用意できるなら別だけど、リスクがあるならリスクを同じだけ分けられる人とのコミュニケーションを優先するべきだし(けれど、すべてのリスクを負う覚悟は別途必要だと思う)、パッションの側面からも熱量が同じくらいの人たちと段階的に進めていかないと、船は簡単に沈んでしまうのではないだろうか。

事業をするという立場ではまだまだですが、どうすれば持続するビジネスになっていくのかのフレームや観点にたくさん触れさせていただいた気がするので、次年度はどんどん手足を動かしていけたら。私のようなタイプの仕事は頭でっかちになっていては、やっぱり物事進まないしね。

さ、明日から新年度!

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