0707 どう足掻いてもオタク

巷で流行りのSNS運用には2種類あると考えている。ひとつは集客やアフィリ、案件獲得を目的としたもの。アルゴリズムを理解して訴求力とブランド力、キャラクター性でファンを集めていくタイプ。もうひとつは、困った時に助けてくれる人を育てておくもの。義理と人情でうまいこと畑を耕して、いざという時に拡散してもらったり声をかけてもらえるようにする。私は後者が得意分野。


大手アカウントでなければ難しいと思われがちだけれど、決してそうではない。100人に満たないフォロワーでも、相互さん以外から「チケット代払うので大阪来ませんか」とか「プレゼントさせてくれませんか」という連絡はよく届く。私が行けなくても、別のフォロワーを紹介したりすると双方に義理が生まれて次回もなんかうまくいく。オタクってそういう生き物なのだ。



チケットが完売していた。

そうわかってからの私の行動は単細胞だった。やるべきことは体が覚えているもんだあと感心。過去の再販履歴を辿り、チケツイをして、相場額を調べて、公式、大手民間、メルカリをそれぞれの通知設定。一旦バイトへ向かう。


5日前のポストにダメ元で返信をしてみたら、今朝取引可能との返信があった。激アツ展開。お取引は、この瞬間が最高に興奮する。競合はいないみたいだけれど、現界隈ではここからいかにに短時間で手数少なく希望を擦り合わせるかが勝負の別れどき。早急に手放したい親が多いから、返信と話の理解スピードが早い人へと優先度が変わってしまう。一般発売のリロード画面と同じくらい手に汗握る感じがして楽しい。

結局特に問題なく、普通にチケットの分配をしてもらって取引完了。聞けば、関東から行くつもりで駐車場を先に確保していたけれど都合がつかなくなってしまったそう。チケ流では相場+0.5になっていたところを定価で譲っていただいて、心ばかりのお礼に「いい夏にしましょう!」とドリンク代分添えてペイペイした。私の夏が無事に始まる予感がする。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?