見出し画像

わたしのいのちをつかう

ここのところ、1年を振り返る場としてnoteを使っているので2023年も書き連ねてみる。

まずは、うれしかったことを三つ。

ひとつめに、友達と顔を見て話せる機会が増えたこと。それはわたしが待ち望んでいた《対話する相手》ができたということ。日記はある種の壁打ちみたいなものなので、会話のなかで気づきを得たり思考が深まったりする時間は貴重だった。あなた、と呼ぶことのできる特別な相手は一人じゃなかったよ。

ふたつめに、お金以外の価値を見出せたこと。偶然のご縁が重なってフリーペーパーを作ることができました。想像よりも遥かに沢山の嬉しいお声をいただくことを通して《自分のためが誰かのためになること》の喜びを味わう日々。細々とでも続けていけたらいいなぁと思っています。

みっつめに、記録しなければ、をやめたこと。これまではどうにか言語化しようと頭と感性を働かせていたけれど、敢えてこころとからだの感覚に焦点を当てることで、これまでよりも抽象的な表現を捉えることができた。流動的なわたしもきらいじゃない、という新発見。

つぎに、ちょっぴりかなしかったことを二つ。

ひとつめに、現実世界を泳ぐのに必死でインターネットを泳ぐ時間が減ってしまったこと。物事は表裏一体なので、日々の生活を忙しくしていると自分の感性や表現は後回しになってしまうことが少なからずあった。来年はもうすこし体力をつけたいな。

ふたつめに、自己完結できるようになってしまったこと。ある意味では、諦められるようになったというのか。切望してきた、どうしようもない夜の乗り越え方を何となく学んでしまったからこそ、やっぱり無理だ!と言える相手を失った気がする。弱いままで強くなるってむずかしいね。鈍くならないで、まろやかに。

さいごに、来年の目標をすこしだけ。

今年は誰かと外を歩くことが多かったので、来年は同じくらいちゃんとひとりを泳ぐ時間も大切にする。そして、よく噛んで、味わって、食べるようにする。好きも嫌いも選ぶために。

どこにいてもいなくても、誰といてもいなくても、何を思っても想わなくても、またあたらしいわたしになるだけ。それぞれが心地よく過ごせますように。わたしにとって書くことはいのちをつかうこと。それでは、良いお年を!○

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?