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2章「出逢い」もう1羽のあひるの子
「大切なカフェを
手放すほどの事ってなに?」
夕方になると……
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110675243/picture_pc_719342455b6e33492a30a7d1ad371b9a.png?width=1200)
「ごめぇ〜〜ん🎶 くぅ〜だっっ
さぁ〜〜〜〜〜いっ🎶」
毎日 満面の笑みで
楽しそうに 母が吟味しに来る
3時のおやつパン😌
「あったあったぁ〜コレコレ♪̊̈♪̆̈😆
のぶちゃんに持っていこっ……」
「おいくらかしらァ〜」
チャリ〜ン♪̊̈♪̆̈
素敵な音を立てて お代を
ニコニコと 私の手のひらに落とし
パンを腕いっぱいに抱え
ひょこっと 肩をすぼめ…
深い笑窪の笑みを作り帰っていく
年老いた母の 小さく丸まった
可愛い後ろ姿を見つめ
哀しみの連打を
周りのせいにし生きてきた
過去を振り返る私がいた……
あっという間に毎日
焼きたてのパンは売れていった
カフェも日々 賑わっていた😌
2年後……
突然パンは売れなくなり
客足は遠のき
カフェに閑古鳥が鳴いた
その発端になった出逢いが始まる…
娘がサッカー部⚽に
所属する事になりましてね🤗
休日に新入部員として
親子で参加した時の事😅
この様な田舎にベンツで現れた
異質な1人の父親がいた
こんな狭い所に高級車かぁ〜🤔
ふぅん……😑
後に私との養子縁組となる☝️
お兄の父親との初顔合わせだった
廃校になった地元の小学校で
合宿が行われる事になる
別にこれと言ってする作業もない上…
飲めないビール🍺を薦められ
缶ビール半分で酔っていた😅
ふと……
視線を感じ振り向くと
校舎のカーテンの陰から
こっちを見ている少年がいた…
ほろ酔いで思わず☝️
「あれは誰ですか?」と問った
目が合い 少年はすぐ隠れた
名前を教えてもらったが〜
一時して また…
こちらを見ている少年を見つけ
「あの子は誰でしたっけ?」と聞く…最初に聞いた苗字と違っていた
「え?……
さっきは違う名前だった
気がしますが…
そっくりな子が他にいますか?」
「あ〜そりゃ〜🎶同一人物だわ!
お父さんの名前とお母さんの名前
2つあるとよ!
どっちも同じ子だわ!
だかい〜どっちでもよかよ…😄」
私の人生の沢山の
ハプニングから二度と
自分の事は話さない
と決めてたはずなのに😅
ほろ酔いの勢いで
娘の秘話 流れでつい……
整体とカウンセリングに
たづさわってきた事を
ポロッと…
顧問の先生に話してしまい💦
事態は急展開となる❣️
「なんですってぇ〜⁉️
お母さん‼️ちょっっと!
ちょっっっっっと!来てください‼️
子供達!今日の試合で殆どの
スタメンが故障しまくってて‼️
出れるメンバーがいないんです‼️
明日の練習試合やばいんです😭
どうにかなりませんか⁉️」
もつれる足で みんなの元へいき
ちゃっちゃ🎶ちゃっちゃ🎶と
スタメンの不調の原因の
筋肉痛を取った
少年達の身体はとても素直だった
こわばりもすんなり取れ
沢山の部員の目が🥺
うるうるとなった…
が試合結果は
やはり負けっぱなし〜🤪
大概ド下手なチームとして
有名だと父兄が語る
いつも試合前から最下位決定校だと😅
⚠️ここで少し余談…
現在!忘れることの無い
素晴らしい思い出に
変わったがゆえの執筆☝️
その当時の全ての登場人物…
それぞれの価値観ゆえで
誰の事も間違っているとは
思っていません☺️
あの頃の私は相当 若輩者でしたから…
自分自身の未熟な思いも
問題ありな言い回しも思考も
思い出として公開します😌
出来ましたら誤解なく
暖かい目で
最後まで読んで頂けたらと思います😌
話は戻り…
最下位をキープする原因は
見て明らかだった
体調不良は食事の偏り
そしてやる気のない問題は
応援する両親の罵声だと😩
感じた
(子供を想うが故の
応援なんだとは思うが〜
いやいや…そこまで言ったら
子供心 ズタボロになるよ〜
駄目やろ…😅
少年達は きっとこう思ってるはず〜
なら!
お母さんが走ってみれば⁉️
そういうなら自分がやってみろよ
40分走り続けれるのかよ‼ ️
なら!父さんは
思うようにゴールできるのかよ!
ってさぁ〜😁
あたしだったらそう思うなぁ
ありゃ〜いかんわあ〜
最下位になるはずや…)
そう こころで思とりました🤣
相手チームにならまだ分かる😅
彼らのもっとびっくりな問題点
チームメンバー同士
試合が始まると豹変😰
「死ね!ボケ!どけ!クソが!」💢
仲間同士で連呼😤こりゃ〜凄い✨
またもや辞めたはずの
お節介が始まった🤣
「どう思われてもよかっ!😤」
鼻血だらけ〜🩸故障だらけ😅
故障する度 一時しのぎではあったが
ことごとく治してみた…
試合終了後……
顧問の先生が近寄ってきた
「お給料は無いのですが💦
我が部のトレーナーとして
是非!所属して貰えませんか?」
少年達の笑顔に魅せられOKした
この軽い一言の返事が……
人生を揺るがす大きな引き金に
なるとは思ってもみなかった😅
この時点で まだベンチだった
お兄の存在に 私は気づいていない😌
サッカー部員全員集められ
教壇に登り彼らの前に立った
どの子の表情を見ても
😑『思春期真っ只中〜🤪
面倒臭い感🥴炸裂』
さて……っと😅
こっちを向いてもらわないとね〜
話にならない……🤔
こちとら…無料奉仕なんだからね…
ふん🤨見てなさいよ〜🎶
第一声🤗
「私は全く☝️
スポーツが出来ないの🤪
はっきりいって運動音痴!
サッカーの事も全く知らない…
私が教えられるのは…
スポーツではないのよね〜
心の強くなる方法……」☺️
《千と千尋の神隠し》
知ってるよね?
心の中のグチグチってね…
千尋の世界を呼び込むのよねえ〜
「胸に手を当てて《あ〜‼️》って
声を出してみて🎶
手に声の振動が伝わるよね?」
「そう!貴方たちが試合中に叫ぶ
くそ!死ね!どけ!あの言葉はね
相手ではなく!
言った本人の身体に
こだますのよね〜🤨
それが🤗
試合結果に直結で繋がるわけ!」
「試合で勝ちたかったら…
自分が言われたくない言葉を
使わない!先ずそこからかな🤔
文句があればやってみてからね❗️」
「臆病で泣き虫だった千尋はさぁ〜
1個ずつやり直して☝️
最後はみ〜んなを味方につけて
元の世界に1人で戻ったよね
『はじめの一歩』だよ😜
諦めるのは簡単〜
やらなきゃ何も始まらない!」
話を終え 教室を出る頃
ひねてたはずの少年たちの
表情に変化が見えた☺️
その教室の隅っこに……
ひょろひょろの…ぼっち感 炸裂な
皆とは比べ物にならないMAXレベル
究極にひねた表情の
小さな少年がいた…
教室を出るのも最後……
かなり印象の薄い子だった😌
体のサイズから……
表情の硬さ 幼さから
中学一年生だと思っていた…
「あれ……😳 あの子…あの時の」
遠征の時の合宿所で
カーテン越しに私をじっと
見る目を思い出した…
印象の薄いその彼が今❣️
我が家族となったお兄なのです☺️
手始めの部活の指針 父兄に対し先ず☝️
家庭での食べ物に
協力して欲しいと頼んだ😅
ジュース アイス スナック菓子
白砂糖を一旦辞める
試合の日の昼食はおにぎりのみ!
そして……何より黙って…
そっと(*・ᴗ・*)و応援して欲しいと頼む
試合後は褒めるのみ💪
短期集中治療をはかる!と
当時の空気感ではかなりの荒療治
地域性もあり両親の反応を心配したが
不思議に了解を貰えた…
子供達はブチブチ…と😤
「まじかよお〜めんどっくせぇー」と
文句 言いながらも結構〜
約束を守ってくれた🤣
なんと……😳
食事を変え
言葉を変えただけで…😅
ぼろ負けチームが☝️1週間目にして
1⃣試合!勝ったんですよ😂
まだまだ…
体力は2試合持たず……負けた
「しかし…勝てたじゃない‼️」
試合後の円陣で話し続けた
「勝てたじゃない‼️」連呼した🤨
勝てた事で お母様たちが
本気モード
協力を始めてくれた
一番嬉しく 感謝した……🥺
この年の学年のひねくれ度合いは
凄まじかったが😅
深く 関わる事で🤔
最高に素直なピュアな団体だと
理解出来始めた🤗
想像を遥かに超えるピュアだから…
理解不能〜
今まで手こずったのだろう🤣
ただ単に☝️
(傷つきやすい子供たちだった)
というオチ❓🤣
思い返せば〜
いちいち震度7位の心の揺れが
身体中に起こる
私の特色と同じ色を持つ
メンバーとの大切な
出逢いだったようだ💧
この子達の教育の教科書には
ジブリが1番有効だった
驚きの結果が始まる!
採用させて貰った
宮崎駿さんの作品は多数🤣
試合の流れによって物語形式の
読み聞かせレベルで感じる事を
チョイスした🤣
メンバーが故障する度
ところ構わず 現地でケアをした
ケアしながら個別指導〜
ジブリの台詞で
読み聞かせを繰り返す🤣
我が娘を含む 1年生と並んで1人
2年生の問題児お兄はベンチ……😅
ぶすくれた顔して 常に
一人携帯を隅っこで触っていた
この……ほったらかされ😅
無視された事により
こっそり自主練習を
始めていたらしい〜😉
目を向けられない悔しさが…
「スタメンに上がって見せる」という強い決意に至ったのだろう🤔
彼が隠れトレーニングにあけくれる頃
勝利率は少しづつだが増していた
ある日のこと…
スタメンが故障する
唯一残った二年生
お兄にコーチが声をかける
「出てみるか?」
彼は 真っ直ぐ目を見て
こくん( ˙꒳˙ )とうなずいた…
さぁ〜てと!
今回の章の「醜いあひるの少年」
主人公 お兄が
ベンチから外れ登場です🤣
お兄が私の視界に入ってきた事で
深刻な問題が見えてきた…
いじめだった……
それも…学校中からの総スカン気味の子供だと言うことに気づく
相当……
嫌われていることが判明する
相当な頻度で
仲間からもなじられていた…
今回のチャンスから頭角を現し
突然!
お兄はスタメンとなる😳
仲間から なじられても!
なじられても…無表情😑
何も表現せず
黙々とプレイに打ち込んだ
相変わらず口の悪い面々😅
思わず出る口癖のようなヤジの度
ギロッ( ≖_≖)
私は仁王立ちで腕を組み🤣
睨みをきかせる🤣
すると…視界の広い
ピュアな面々は…(やべっ🥴)
チラッ👀チラッ👀
私の視線に気づき
言葉に気をつける様になる🤣
私の話は少しづつ…
繰り返す試合ごとに優しい物語から
嫌味の入り交じった
愛情の「カツ!」に変化した😌
彼等もまた素直に
変化に反応してくれた
やがて……
激しい言葉は彼らから消えていき
プレイに全身全霊が かかる😎
お兄は…
何故かブカブカのシューズ👟を
常に履いていた
サイズが明らかに間違っている
まるでミッキーマウスだ……
かなり大きなサイズのシューズで
走れるのかという疑問にも😅
長い距離になれば
底力MAXでボールに追いつくように
なっていった…
諦めない彼の底力は…
すごいエネルギーだと 関心した🤨
もしかすると……🤔だ…
これで運命のスタメンが…
揃ったのだろうか…
その辺りから……
彼らの空気感に変化が起こった
フィールドに……
小さなひねくれのお兄の来るのを
得体の知れない
何かが待っていたかのように…
それはそれは目を見張る程😳
目まぐるしく勝率は加速した!
あの虐められっ子の
彼が欠けていた事が
目に見えない何かの
問題だったのだろうか…?🤔
勝率がトップクラスまで上がり
指導したわけではないのに😅
選手の目の輝きがガラリと変わる
立ち姿さえ!
挨拶さえ!「凛🎶」と
するようになっていった
ひょろひょろ感MAX〜
だらしない惨敗チームの彼らが
あっという間に
最強イケメン軍団になる😅
自信とはこんなにも人を大きく
変えるものだと驚いた
試合前のメンバーのアップさえ
配列の姿すら個々が醸し出す
集中を見せ別物になっていった😌
そんなある日…
何があったのか……
お兄は朝から不安定を魅せていた
何とか試合を終え
車を出そうと乗り込んだ時
後ろの席に突然
お兄が乗り込んできた😳
「帰りたくない…」😳へっ…?
「家に…Amuの家に行きたい…」😅
いやぁ〜
お父さんと来てるのでしょ?
お父さんと帰らなきゃ…
夕方…
父親がお兄を連れてきた
末の息子の部屋で遊び泊まった…
我が家はそのような事は
よくある話で
娘の友人達もよく泊まっていた為
気にも停めていなかった
お兄が泊まった夜…
知らない間に私の携帯に
お兄のLINEが追加してあった😅
お兄からLINEがくるようになる😳
「腹減った」と……
お父さんはいないの?
ご飯は炊いてあるでしょ?
ふりかけとか?ないの?
「うん…わかった」
次の日 またLINEがくる
「寒い…」
???どうして?
ストーブは?無いの?
「ある……」
どうしてストーブあるのに寒いの?
し〜〜〜ん🤔
コメント無し
答えないから 解んない😅
彼は何が言いたいか?
そこには深い問題があったのだ😩
SOSに気づかないまま
修学旅行から帰った彼の事で
担任から相談がきた
寒い京都で上着もなく…
下着もつんつるてん!
へその見える小学生のサイズの
下着だったと聞く
部活が終わり彼を乗せて
お兄の家に行ってみた
父親と2人暮らしだが…
小学生の頃から彼は1人で
隙間だらけのプレハブ気味の離れに
住んでいた
ダンボールの中の沢山のお下がりの
衣類はどれもサイズが小さく
着れそうなものも無かった
パイプベッドに薄い布団
毛布が1枚…
ストーブとは…
足元用の小さな電気ストーブの
事だった😥
サッカーの靴下🧦が干してあった
見てびっくり😩4本指分穴が空いて( ¯−¯ )数ミリかろうじて
繋がっている😅
靴下ではないな😅あれは…
その日全ての靴下のほつれを
縫い閉じて帰った
お風呂も問題で…
露天風も自作らしく
灯油が切れ 途中から
水になることがしばしば
それでも何も言わずそのまま真冬も
水のお風呂に入ってると言う😱
何故お父さんに言わないのか?
と言う問いに……
「別に……」としか答えない😮💨
時折 気がむくと
「先生がお弁当を買ってきてくれる」などと 不器用に語る
こんなに寂しい場所に
1人でいるのか……
離の父親は毎晩
友人との晩酌を交し賑わう
父の部屋の垢垢と楽しい声が響けば…
どれ程 孤独な時間を
過ごしてきたのだろう…
胸が詰まった…
それでも手は出せない…
そう思いながら帰った😞
チームは奇跡の連続だった……
試合の中身はわたくし😅
相変わらず分かっちゃいないが
体にハプニングが起こると
チラッ チラッと👀
私を見る🤣(😳あ…痛いのかも…)
「先生…彼 痛いかも
チェンジできますか?」
「すぐの方が良さそうですか?」
「多分…その方が良いかと思います」「分かりました!
1年を出しましょう!
メンテに時間かかりそうですかね?」「いや…
大したことは無いと思います
5分もあれば…」
「りょーーーかい!チェンジ!」🤨
その繰り返しが きっと
彼らとの信頼を強固にしていった
鮮明に覚えている
お互いの信頼の深さを
思った忘れられない試合がある
1度 試合に遅れて行った日の出来事…
相手チームに押され気味だった
(あらあら……大変だ)☺️
私がコートに近ずいた時
それぞれに私の姿をチラッ👀
確認したかと思うと😳
突然スイッチが入ったかのように
まるで蝶が🦋舞うように
砂ぼこりをあげて
ヒラリ🎶ヒラリ🎶
ダンスをするかのように…
ボールと戯れ❣️走り出した
高くジャンプする瞬間!
羽が生えている様だった〜😆
器用な足元に音符を感じ
物凄いスピードと勢いから
1匹の龍がいるようにさえ見えた…
神隠しそのもの
ハク龍を見るようだった
圧勝で終わる……
その日は風さえ
味方してるように見えた😌
まるで やる気のない
ゴールキーパーだったREN
ボールに飛び込む気も守る気もなく…
そんな彼もスイッチが入り😅
何時しか先を読み
フィールド半ば近くまで上がった
ゴールから
大きな声で指示をするようにも…
相手のやり方に腹を立て
胸ぐらを掴みyellowカード真剣勝負!
退場となった彼を仲間は
なじることも無く ただ…
「ドンマイ🎶」と……肩を叩く
お兄へのやじも消え じゃれ合う姿
仲間と肩を組んで微笑み歩く姿さえ
見ることが出来るようになる
わずか半年でCリーグからAリーグへ
脅威のスピードで格上げとなる
他校からも1目置かれ
自信に充ち 成長していく
彼らと共に過ごせる
贅沢な時間を感謝していた
しかし…この頃から少しずつ
不穏な空気が漂い始める…😅
なぜ⁉️私は毎回〜
ルーティンの様にこうなるのだ?😭
当時の出来事の真実は解らないが
真実というものは 宇宙から観た時
わたし流 哲学で言えば
実際……
存在しないのかも!
と最近は特に そう思えている🤭
お母様達の笑顔は完全に消えた
やばい気がする…😅
恐怖が頭から離れず
一日中そこにフォーカス始めていた🤣
そりゃ〜そこまで拘り想像すれば
確実に現実化するわね🤣
自分の思考が現実化するなどと
いった思考は到底なく
妄想から暴走へと……
ジェットコースター🎢ばりの
ハプニングが再びはじまった🤣
ある日の夕暮れ……
とうとう…大嵐が訪れた😭
るるるるる🎶
電話が かかる( ̄▽ ̄;)
お兄が何故か山にいるという……
お父様に閉じ込められて
隙を見て逃げたと……なんで⁉️😱
トレーナー業務の私に
お兄の父親と飲み友達である会長の
不満が増していたらしい
父親と口論の末
お兄は私の家に行くと言い放ち〜
部屋に閉じ込められたと😱
隙を見てサッカーのユニフォームと
スパイクを握りしめ家を出
長い距離を歩き我が家にたどり着いた
その夜 暗がりの部屋で 涙をうかべ…
お兄は語った
「俺の居場所は何処にもないよ…
あのさ……
大人が子供に教育をするんだろ?
なら……さ
俺のような子供は
大人になっちゃだめだ……」
返事に迷いながらも
「いる場所がなければ
ここに居ればいい」
そう返してしまった😅
その夜 1本の電話が鳴った
サッカー部の顧問の先生からだった
怖いくらいハプニングへの
ベストタイミングが図られている😅
「凄いですよ〜amyuさん!
うちのチームの飛躍に注目が行き!
トレーナーとして是非!
講演をしてくれないかと言う
お話が来ました!
受けて貰えますよね?」
可愛すぎる皆の思い出を
語れると思うと嬉しくなり…
その話を受けてしまったのだ😅
相変わらず単純……
(おいおい(^_^;)恐怖でネガティブに
なってたんやないのか?
毎度 毎度〜
お調子者も大概にしとかんと🙄
また 痛い目にあうでぇ〜)
まぁ〜お調子者だからこそ
子供達と打ち解けられるとも
言えるが…しばしば 〜
大人に反感を買う😅
もしもあの頃に戻れるのなら
私に忠告したいなぁ😮💨
講演会はとても盛り上がり
講演後も他校の顧問の先生等と
楽しく話が出来た…
さて……帰ろうとした時……
なんと!😱
うちのサッカー部の会長夫妻が
仁王立ちで私を待っていた
(ひっ……‼️何?)🫣
こう言うのです
「失礼じゃないですか😡
メンバーをバカにして‼️
うちのもカンカンですよ💥💢」
「え⁉️……
褒めてましたけど…?
他校の先生方も
とても興味深く捉えて頂けて
共感してもらえてました…
素晴らしいチームだと話しましたが」
聞く耳は全くなく🥺
話が通じることは無かった
そして自体は……
エスカレートする……🌀⚡️
会長夫妻との1件で気が重い中
週末の試合に向かった
恐ろしい程の刺さる視線……
誰とも目が合わない😅
会長が私に近ずいてきた
「トレーナーを降りてくれ
部員は足りないから娘さんは必要だが
しかし……
あなたは必要ない…」
大人気なく涙が溢れた……
コーチは
子供達には私が必要だと
説得にあたってくれた
夜の公民館に 緊張が走る…
コーチはと言えば…
いつもの優しい笑顔が消え
私もまた身体中が硬直していた
話の内容から
全ての人が私を攻撃したい訳じゃない
極少人数なんだと理解できた
1番印象に残る内容は
RENTのお母様の豹変だった😱
旦那様が酔っ払って
包丁を持ち出すという
夫婦喧嘩を悩み…
時折 相談に来ていた
彼女の豹変は何度 考えても
意味不明で凄まじかったなぁ〜🙄
涙を流して語る彼女を
元気づけようと仕事の帰り
珈琲でも飲まれませんか?
暖かい飲み物を…
とおもてなしをしていたのだが
「この人の訳の分からない話に
付き合わされて 無理やり
色んなもの飲まされたり…
たまったもんじゃない」
😳……?
自分で来たように思うけど…😅
珈琲もお代も頂いてもいないけど…
なんで?😭
内容から その母親も一緒に
お酒を交わしていたらしい事がわかる
そこに会長が入り攻めてくる
どんどん周りの声が
遠く聞こえなくなっていった
話し合いにもならず
収集がつかなくなった
内容を要約すると〜とにかく🤔
私はサッカー部には必要ない
それだけの事だった
理由?……
私の格好 行動が常識でなく
気に入らないとの事
今思えばきっとこれレベル🤣
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110819026/picture_pc_a2bdc6232beb0a615d16f954907464a3.png?width=1200)
(数年後になりますがね〜)
お兄が私を知る為にチョイスし
見せてくれた映画です🤣
(映像を見よ!amuはこんな人と…😅)
お陰で自分の行動が
普通で無いという事に
初めて気づくのです🤣
本当に……このまんまでした😩
この主人公の様な人が指導者だと😅
一般的に問題かも💦HAHAHA🤣
まだその時点で
他人は見えるが私自身の行動パターが
全く見えていない
ので…心で毒をついた😅
可笑しくないか?
部活の改善の話し合いならまだしも…私が気に食わないと?
可笑しくないか…?
ただ……
少年達が目一杯楽しみ
目一杯 長所が伸びて
個性に自信が持て
個々の夢への飛躍になれば…
それで良くないのか……🥹
意味わかんね!
マジでわかんね……と
話し合いの場に
お兄の父親の姿は無かった…
嫌な予感がした……
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110778774/picture_pc_fa06edb0cd9c77525906b4c25a2c7489.png?width=1200)
脱線するが〜
最近…こんなTV番組が放映されている
「アオアシ」と言う
サッカーの物語を最近
お兄と私は夢中でみている🤭
あの頃の小さな少年は
ここでこうして立派な大人になり
テレビを見ながら楽しそうに
漫画の解説をしている
私とお兄は 漫画を糧に
かわゆい対談を楽しんでいる
あのころの仲間と被せながら
思いで話しに花が咲く
本当にサッカーを愛し
みんなを愛していたんだなぁ😌
「アオアシ」の時間はあの頃の
みんなに会えるひととき…
テレビの余談はここまで♡
怖い怖い 父兄との話し合いの後
数週間 私はまたしても
貝の様に家にこもった🤣
ある日曜日の事
るるるるるる♪̊̈♪̆̈
試合をしているはずのお兄から電話
😱「たいっっっへんっ!‼️」
着の身着のまま…
弟に試合会場への近道を聞いて
車をかっ飛ばした……
「RYUが!壊れたら大変!
換えがいない!急がなきゃ‼️」
雨上がりのぬかるみ…
スカートの裾を両手でまくりあげ
サンダルでぇ〜走る🏃♂️
😅こんな事が反感をかうのだろ💦
今なら分かる🤣
馬鹿っぷり〜
何も考えちゃいない💦
多分……
普通の常識からすれば
私の動きそのものが
非常識に値してたのかぁ〜💦
あの頃はADHDだと
本人(私の事ね)ま〜ったくもって
気づいておらず🤣
なぜ大人はみんな怒るのか…
何故そんなに私にイラつくのか?
謎だった🤔💭
到着し 随分離れた所から
現れた私の姿を確認する面々
?ん???😳
「さぁ〜!アップするぞお〜⤴️」
私をみつけ…
白々しくアップを始める
ニヤニヤ😏ニヤニヤ
どの子を見ても
ニヤニヤ ニヤニヤ…
はて……🙄
「ねえ!RYUが故障したて…?
RYUは何処?」
「え〜そうなの?知らな〜〜いっ😁」「誰か…そんなこと言ったかぁ〜?」「知らねえ〜誰も怪我してねえし…」
「誰よ!デマ流したのぉ〜〜〜😁」
「誰やぁ〜?さっ!アップup」😆「RYU〜お前かぁ〜?」😁
「知らんし…😏 さっ!アップup!」
可愛すぎる少年たちの
ぶっきらぼうに涙が🥹込み上げた…
コーチまで
わざとのように声掛けてくる
「amuさん!
背中が重いんですよねえ〜
ここで少し治して貰えますか〜?」
「はい?😅ここで?コーチをケア⁉️」「父兄が皆みてますけど〜
目立ちますが…?」
「構いませんよ…
ここでお願いします!」
ほんの少しの時間だけ……
泥まみれの皆の後ろに居れた
そして……
行かないと決めていた
彼らの最後の試合の朝
電話がなる るるるる🎶
コーチからだった
「amuさん!RENTが
栄養失調と診断されてまして!
試合に出るのが難しいのです!
1発で動けるもの!
なんでも良いです!
気休めでも良いです!
amuさんの思うもの!
何か…RENTの為に
持ってきて貰えませんか!
最後の試合です!どうしても!
1戦でもRENTを出してやりたい!」
私が選んだものは…
1個のおにぎり🍙でした😌
思いを込めて……にぎった
問題は 彼のお母様の目をくぐり
どうやって彼におにぎり🍙を
渡すか……
内心 彼女の激しい攻撃を思い出し
ビクビクしていた…
お兄が私に近づきささやく
「お母さんが離れた!
トイレに行った 今だよ」
すると……
残りのメンバー全員が
楽しそうにワイワイ言いながら
RENTの周りを囲みジャレあう
振りをしておにぎりを渡し
食べさせていた…🥹
常に攻撃色の彼らから
初めて穏やかで暖かな光景を観た
それが 最後の試合にも現れた…
強豪チームとの接戦
同点に持ち込み残り時間わずかの時
コーチがタイムをかけた
ラスト5分 体調不良のRENTを投入
ゴール率の高いエース ストライカーのRYUにラストのボールが渡された…
その時😳……
RYUはRENTにラストのボールを
パスしたのだ😱
(工エエェェ(´д`)ェェエエ工)
緊張からRENTは見事に
お決まりのホームランを打つ😅
ピーーーーーーー‼️ 試合終了⚽️
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110951933/picture_pc_bb70e7e84ee6ea457c9d5e753b7601a8.png?width=1200)
結局
PK戦になり負けた…
コーチは私に言った😌
「最っ高の試合でしたよ…
プライドの高いRYUが
最後のパスをRENTに渡した…
RYUがゴールしたら勝ってましたね
勝つ事よりも
もっと素晴らしいものを
最後に見れた気がしました」
「amuさん…
貴女は僕に待つことを教えた
信じて待つ事は本当に難しい…
僕は 勝つことにこだわり
教えてきました
もしかすると…
あの子らの様に 楽しんだ先に
ひと握りの本物になる可能性が
出てくるのかも知れないとさえ
思うようになりました
ありがとうございます…
amuさん!お疲れ様でした😌」
陽の沈む夕暮れ……
一人一人を遠くから眺め
そっとサヨナラした
涙を堪え車に乗り込む
私のそばにお兄は離れずにいた……
【今回の学び⠀】
起こる出来事は全て
何一つ間違いなく
大切な方向へとそれぞれが
必要あって導かれていく…
沢山の哀しみや嗚咽
感動や喜び 喜怒哀楽を繰り返し
出逢いと別れによって
沢山の感情や苦悩から人は……
動きながらにして
樹木の様に年輪を重ねていく……
同じ地にいて その場で学ぶ人もいれば
私のように根無し草のように
心も体も旅をし生きる事で
何かを得る人もいる……
その時に出た答えは全てベストで
明日はまた新しいベストが
生まれていくのかもしれない
この世に無駄なものなど何一つ無い
一つ一つの成長の中の感情も
気付きも陰陽の変化を繰り返し
安寧の地に行き着くのだろう
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第3話 https://note.com/amyuchan/n/n5bef21018327
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