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肉食の是非

スピリチュアルの世界では、肉食はいいのか、悪いのか?
というような議論は定期的に起こると思いますが、
今日は、肉食に関する私の考えについて。

私自身は、11年前に『アミ小さな宇宙人』を読んだ次の日から、
肉が食べられなくなり、そこから一切肉類は食べなくなりました。
(一度、サンドイッチにハムが入ってて気づかず食べたら、
盛大にお腹壊したのと、あと、血流とタンパク質摂取の関係で、鶏肉食べようと
したことがあったんですが、続きませんでした)

『アミ小さな宇宙人』を読んだことがある人も多いと思うので、
ネタバレになりますが、書くと、
『アミ小さな宇宙人』では、宇宙人アミが、地球人が肉を食べるのを見て、
「死体を食べるなんて!」というシーンがあるのですが、
それを読んだ時、心の底からふかーく納得してしまったのです。

あ、そうだ、その通りだ、と。
そして今は、肉類を食べ物と認識していない、というのが、今の私の状態にピッタリと当てはまります。

私は20代の時も、4年ほどインドネシアに住んでいたことがあるのですが、
そこには、宗教上の理由で、「牛肉は食べません」または「豚肉は食べません」
という人が大勢いたのですが(90%以上の人は、どちらかは食べないという感じでした)、
それが何故なのか? 
当時の私にはどうしてもわからなかったのですが、
(宗教では、それを禁じる理由も述べられてますが、それには納得できなかったので)
アミのこの一言には一瞬で納得してしまったのです。
そして、これなら、肉を食べない理由として理解できると思ったのです。

そして私はその時、これまで肉を食べていたのは、
「みんなが食べていたから」「それが普通だったから」であって、
食べなくてはいけないものでも、食べたかったわけでもないということに気づいたのでした。

大学生の時一度、焼肉のタンはtongue(舌)なんだ、と知った時に、
肉を食べることに関して違和感を感じたことはあったのですが、
その時は、それに気づかないふりして流してたのですが、
この時、もう流せなくなったのです。

そこから、肉も魚も食べないベジタリアン時代が3年ほど続きました。
その後、コレステロール値が下限を下回ったり、
また、現実社会での利便性を優先させようと思ったりで、
魚は食べるようになりました。
そして今に至ります。

いろいろな経緯がありましたが、
今、何で肉を食べないのか? と改めて考えたら、上記の、肉を食べ物として認識していない、という他に、やはり大きいのが、
環境問題です。

ご存知の方も多いと思いますが、
肉1kg作るのに必要な水や穀物の量は膨大なのです。
さらに、畜産によって排出される温室効果ガスも膨大です。


そして畜産は、環境問題だけでなく、飢餓や貧困問題にも関連しています。
畜産に使われる穀物をそのまま人間が摂取すれば、地球人口全員に十分な食料が行き渡るのです。


仏教では、不殺生という戒律や精進料理がありますが、
これはなんで生まれたかというと、
やはり、私たちは、「目のあるもの」はどんなものにでも生まれ変わる可能性があるからではないかと思います。
(あくまで、私はそう思う、ということで、他にも色々な解釈があって、
どれも間違っているわけではないと思います
この意味では、やはり魚もアウトだとは思いますが、今のところ、私は現実世界との折り合いや、タンパク質摂取という観点で、魚を食べるという選択をしています)


今の時代に、一概に、肉は食べるな、とは言えないと思いますが、
菜食志向には、こういう背景があるというのを知っておくくらいはいいのではないでしょうか。(ここには書かなかったし、私は違うけど、動物愛護の観点から肉食しないという人ももちろんいます)

私は、肉を食べるなとか、食べない方がいい、と強く主張する気は全くないのですが、環境問題の観点から、
これまでのように食べられなくなる時代は間違いなく来ると思ってます。

全人類が今のペースで肉食を続けたら、地球の資源は枯渇してしまうからです。

完全にやめなくてもいいけど、今より少しだけ肉の消費を抑えていくことが、みんなに求められるようになっていくんではないかな、と思っています。

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