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ファッショントレンドの決まり方

LIFE DESIGN 飯田亜美です。

世の中は感染症がまだまだ大変ですが、時代を照らすかのように、2021年の秋冬トレンドはカラフルなものが多いです。

そして今日は、ファッショントレンドはどうやって決まるのか?をまとめたいと思います。

トレンドや流行ってどうやって決まるの?

トレンド、流行というものがそもそもどうやって決まるのか?

世の中に服が流通する流れは下記のようになっています。

【トレンドの決まり方】

1.インターカラー(国際流行色委員会)が、2年前に流行色を決定する。

なんと、2年も前に流行色が会議で決定されているんですね。そして各国がそれぞれの市場に合わせて流行色を打ち出していきます。
日本においては、JAFCA(一般社団法人 日本流行色協会)がその役割を担っています。

2.欧州ファッション情報会社によるトレンドの方向性打ち出し

インターカラーの発表色を受けて、欧州のファッショントレンド情報会社がトレンド予測をし、方向性を打ち出していきます。

このトレンド情報をもとに、デザイナーはデザインを、テキスタイルメーカーは素材を開発していきます。

3.素材の方向性の提案・決定(1年半〜1年前)

インターカラーの発表を受け、「糸の展示会」と「布の展示会」が開催されます。
「ヤーン展」だったり「テキスタイル展」というものです。

4.コレクション開催(半年前)

そしてシーズンの半年前に各メゾンからコレクションが発表されます。

世界5大コレクションと言われているのが、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京の5都市で行われるコレクションです。

ここでトレンドが形になり、各メゾンから多くのコレクション発表があります。

5.ファッション誌を中心とするファッションメディアからの情報発信

そしてコレクションを受けて、VOGUEやELLE、WWDなど各ファッション誌がコレクション傾向をまとめ、情報発信していきます。

トレンドとは、直訳すると

「トレンド」=傾向

なので、このようにリアルクローズに近づく情報発信が各ファッション誌からなされていきます。

6.実売

そして各ブランドが企画生産した商品が店頭に。

こうやってそれぞれのブランドコンセプト、ターゲットに落とし込まれて実売に至ります。


こうやってみてみると、2年も前に自分たちが着る服のベースが決まっているというのはすごいことですね。

そして、このようにトレンド発信がある状態で、それぞれのメゾンが自分たちの理念や発信したいものに落とし込みデザインし、服が作られていく。

これはもう、アートでしかない、、、!!!!

同じブランドでもデザイナーが解釈し、表現する方法が違うため、どんどん洗練されていったりします。

ファッションは奥が深いので、だからやめられません。

今日はここまで。

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