ポジティブモンスター

わたしの彼はポジティブモンスター、通称ポジモンだ。悪い意味ではなく、鬱陶しいと思っているわけでもなく、単純に、本当に、とにかくポジティブなのだ。

わたしはこのnoteで何度も書いている通り、少しのことで凹み、起きていないことを心配し、他人の悪意を掬い上げすぎる人間だから、彼とは正反対の性格にあたる。

ポジティブモンスターと言い出したのは彼自身で、もちろんわたしに異論はなかった。「確かにぴったりの呼称だね」と言って笑いあったほどだ。

彼は驚くほどプラスに物事を捉えるし、全くと言っていいほどヘコまない。最初は「この人は感情というものを持ち合わせていないのではなかろうか……？」「そもそも周りに対して興味関心がないのでは……？」とも思ったけれど、わたしはそのポジティブさに何度救われたかわからない。

違う環境に行くと必ずネガティブになるような攻撃を受けてしまうわたしは、対極にいるポジティブな彼にいつもダークサイドから引き上げてもらっている気がする。

自分にないものを持っている人に魅力を感じるというのは本当だし、そうやって人は支え合っているんだろうなあと思う。