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筆を持った瞬間、これが自分の人生だと分かった
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東京美術館で開催中のマティス展に行きました。
法律家を目指していたが、20歳で絵を描いたところ、心に平和が訪れ、画家に転身したというフランス人の画家です。
日本での開催は20年ぶり。すごく良かった!
8/20までやってるので、ぜひ!
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マティスの絵は、見ていたら元気になる。
色に太陽を感じる。
情熱的でもあるが、脱力感もあり、愛や許しや平和もある。
地中海で太陽と海に囲まれて暮らしているような気分になる。
この感じで暮らしたいな、と画集、マグカップ、マグネットをお迎え。
マティスと同棲するんだ。
*
自分の世界を作りたいなら、自分の感じた事を言葉にする事をサボっちゃいけない。
自分の人生は自分にしか体験出来ないんだから、人任せにしちゃダメだ。
ブログを書く意味はそこにあると思う。
言葉を読もう、自分と繋がる為にも、と思うと、結構拾える。何気ない駅のポスターにも、書かれている。それを、ガリガリメモする。
自分の日々感じた小さな事を忘れないように。
*
会場は写真NGの所があったので、作品に対するコメントをメモした。
以下、会場の作品に対するコメントである。
◯始まりのあいさつ
「自分の時代に属し、目に見えるものを書かなくてはならない」
「勢いのある筆遣いが、リズムを与え、全体は暗い調子だが、ところどころに配された鮮烈な色が活気を生み出す」
◯切り絵について
「一日の大部分をベッドか車椅子で過ごしたが、紙にハサミを入れるとただちに形が湧き出し、これ以後、実験ではなく、れっきとした芸術実践としてこの技法を使っていく」
「ハサミでデッサンすること。色の中に生で形を切り抜いていくと彫刻の直彫りを思い出す」
「完全に自分を刷新する中で、私たちの時代の造形が熱望するもの、固執するものの要点の数々を見出だしたと思うからです」
◯【ジャズ】
「それぞれの赤は赤のまま、それぞれの青は青のままだ。ちょうどジャズのように。ジャズではそれぞれの演奏者が、担当するパートに自分の気分、自分の感受性を付け加える」
◯【オセアニア、空】【オセアニア、海】
ツバメ、イシサンゴ、サンゴ、魚、クラゲ、海綿1930年のタヒチ旅行に基づく海にまつわるモティーフ郡。
◯【オレンジのあるヌード】
私には健康体を描いているように見えた。
非常に美しかった。
◯【ヴァンス・ロザリオ礼拝所】
この礼拝堂は、私の人生を賭けた仕事の到達点だ
いまも続く探求の果てに、私が選んだのではなく、運命によって選ばれた仕事である
「礼拝所は訪れる人々の心が軽くなるものでなくてはならない」
「神を信じているかどうかにかかわらず、精神が高まり、考えがはっきりし、気持ちそのものが軽くなるような場」
「私はこの礼拝所を、ひたすら自分を徹底的に表現しよいという気持ちでつくりました。ここで私は、形と色から成る一個の全体性として自分を表現する機会を得たのです。この仕事は私にとってひとつの教えでした」
*
私は「オセアニア、空」「オセアニア、海」に感動したな。スケールの大きな、雄大なものが好き。
礼拝堂もいいな~!行きたいな、と想いを馳せて振り返ったら、映像ではあるんだけれど、展示があり感動した。
会場に、現地の空気感を持ってきてくれている!やった~!!めちゃくちゃうれしい!
体験させてくれるって、ものすごい優しさだよね。
素晴らしい休日でした。
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