前の仕事と今の仕事 その2

つづき。

デザインの職業訓練では、15人ぐらいで年齢層も幅広いながらも楽しく勉強できました。

PhotoshopとIllustratorはDTP(デスクトップパブリッシング、紙媒体のデザイン…でしょうか) をメインに、コーディング(HTML5とCSS、JavaScriptは設定ぐらいの軽いもの)を勉強しました。

職業訓練の申し込みをした当初、大学での苦手意識からWeb関係には進むつもりはなく、DTPデザイナーとして就職したいと考えていたのですが、受講期間の終盤、コーディングの授業で楽しいと感じ、それがきっかけでWeb、DTPに拘らずに就職活動をしようと思いました。

その結果、県外のグラフィックデザインの仕事と、地元のWebデザインの仕事に受かったので、悩んだ結果地元で働くことにしました。

とはいえ、すんな仕事が決まった訳ではなく、修了してから2ヵ月ぐらい間が空いてしまったりと色々悩みはあったものの、新しい分野への就職ということでワクワクしていたのを覚えています。

一応、この時の就職ではいろんなことがあり転職 (割愛) しました。

ここではデザイナーチームのはずなのにExcel関数と少々のマクロが上達したことは、今の仕事でも使うので結果的によかったと思います…その話はまた別で。


そして、念願のWebデザイナーとして就職。

この就職は個人的には奇跡のようなレベルでした。

IT業界に限らず、デザイナーとかプログラマー は資格よりも経験や成果物、やる気が重視されるように思います。

職業訓練でも、Photoshop、Illustrator、Webの資格を取るための勉強がメイン、仕上げにポートフォリオのための制作でしたが、講師の先生も、実務的には資格だけではあまりアピールには弱いと仰っていた気がします。

実際、私もそこの会社で仕事をしながら、プラスで必要な操作や便利な機能などは勉強しましたし、日々の情報収集でも新しい技術を学んでいきました。

もちろん、資格試験で使うツールや技術などは基本的な操作であり、大前提でしかなく、それだけでは弱いという印象です。

未経験OKという会社、人を育てようという会社は全然そのレベルでもやる気をアピール(ポートフォリオとか)できれば採用されると思いますし、本当にデザインとかプログラムが好きな人は、自発的にたくさん制作したり、難しいデザイン、コードを書いたりするのを苦とも思わずに自然に勉強しながら身につけていくので、そんな人たちは企業からしたら喜んで迎え入れたい人材だと思います。


実際、私にはそんな情熱はありませんでしたので、よく採用してくれたなと思います。

それでも、はじめてのWebデザイナーとしての仕事は、授業では学ばなかったことを教わったり、自分で調べたりして、またコーディングも、JavaScript や php も設定が必要だったりと、少しずつできることが増えていったので楽しかったです。

そして、技術は実務で取得することが大きいなと感じました。

もちろん、はじめの一歩として、職業訓練や研修といった学びの場は、未知の業界へ進みたいけど、いきなり飛び込むのは不安な初心者にとって、基本的な知識やスキルを身につけるのにちょうどいいと思います。

その上で実務でスキルアップという形は、私には合っていたんだと思います。


しかし会社が倒産したので、さっさと就職したかったものの、ちょうどタイミング悪く旅行の予定があってすぐには動かず…紆余曲折あり、もう一度職業訓練に通うことになりました。

倒産しなさそうな業界で稼げそうな仕事…技術職とかだと建築関係か。

ビル管理も資格あれば多分就職できそうだなとか色々考えて、何故かCADに行き着き、住宅リフォーム技術科を受講することになりました。


振り返ると、CADオペレーターもちょっとした勘違いがあったのですが、今の仕事では使っているのでまたまた結果としてよかったわけですが…

こういう時は軌道修正させられているので、振り返ってみると面白いです。

大抵、タイミングが合わない時、回り道させられる時、目的地にたどり着かないとか別の場所に連れて行かれる時は、あまり合わないことが多いし、勘違いによって進んだ道とか、忘れていたことを第三者からリマインド来るときとかは、後々役に立つ経験を得ることが多いような気がします。


話が変な方向に…


つづきはその3で。

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