タバスコが繋いだ異国の友達
みなさんこんにちは、甥っ子姪っ子が可愛すぎてどうしようもないアムです。
さて。
今日は昨日の記事の最後にちらっと書いた
フィレンツェで体験したおもしろいこと
のお話をさせて頂こうと思います。
お金がない僕は節約するために、必ずキッチン付きのホステルを選んで自炊をしていました。
フィレンツェでは500gのパスタが50円弱で買えるので大体毎日パスタを食べていました。その上で僕はタバスコが大好きなので常に持ち歩いてたんですね。
いつものようにテキトーな宿をとり、夜キッチンでパスタを作りタバスコぶっかけて食べようとしてると
「タバスコ貸してくんない?」
と20代後半くらいの男性が声をかけてきました。
「いいよ!使ったら冷蔵庫戻しといてー!」
と伝えて彼にタバスコを貸しました。
次の日。
また彼が夕飯を食べていたので、
「タバスコかけたかったらいつでも使っていいよ!」
というと「おぉ!ありがとう!!」
となって、僕ら次第に顔見知りになっていきました。
またその次の日くらいに彼から
「今日飲みに行こうぜ!何人か集めといたから!」
彼はコミュ力が半端じゃなかったので、その日泊まっていた何人かの若者を集めていました。
「いいよー!」
そして国も文化も全く異なる若者数人でフィレンツェの街へ繰り出すのでした。
その彼はペルー人のアントニオ(真ん中のやつ)という名前でした。
他にもそのグループにはイギリス人とポルトガル人、ブラジル人、フランス人がいました。
ちなみに僕の英語力はノミ程度なので、みんなが話してる内容はほとんど分かりませんでした!
でもみんな僕に質問するときは、わかるようにゆっくり話してくれたりグーグル翻訳を使ってくれたりしました。
お店を3軒くらいハシゴしてるときに、
「お前言葉も分からないのにどこまでもついてきてくれる最高なやつだな!!大好きだぜカワサキ!!!」
と言われました。
僕はカワサキと呼ばれていました。
理由は知りません。バイクが好きだったのかな?
宵も更けてきた頃にアントニオが
「この近くに友達の家あるから行こうぜ!」
と言い出しました。
まじかよアントニオお前の人脈すげぇな。
と思いました。
フィレンツェの歴史ある建物の中に入れるのはあまりないことなのですごくワクワクしたのを覚えています。
みんなで建物に入り迷路のような廊下を抜けるとひとつの部屋にたどり着きました。
たどり着いたのは10畳くらいの部屋でそこには6、7人の若者がいました。
その部屋に入った瞬間の衝撃は今でも忘れられません。
そこでは
みんながそれぞれ楽器を持ち寄りワインを飲みながら歌っている
そんな映画のワンシーンような、夢のような光景が広がっていたのです。
すぐに僕たちも輪に加わり皆で飲んで歌って踊りました。
楽しかったなぁ。
みんな国も文化も違うので、ひとりずつ歌っていこうみたいなノリになって、みんな英語でみんなが知ってる歌を歌っていく中
「やべ、なに歌おうー…」
と、考えた末僕が歌った歌は
「上を向いてあるこう」でした
(笑)
なんか、海外でSUKIYAKIという歌で流行ったと聞いたことがあるぞ…
と思って歌ったのですが、誰一人ともピンときてませんでしたね。
ギター担当の人が頑張って知らない曲にアドリブで音付けてくれてたんですけど、全然合ってなくてもはや僕も知らない歌が完成しました。
あそこで何を歌うのが正解だったか誰か教えてください。
あの日々は絶対忘れられないし、いつか自分もあんな雰囲気を作り出すことが出来る人間になりたいとその時思いました。
そんなこんなで楽しいヨーロッパ紀行は終わりました。
革は途中から忘れてましたが、中学の友達にも会えたし異国の友達もできすごく楽しい2か月間でした。おわり。
P.S
彼らとは今でもフェイスブックで繋がっており、誕生日にはお互いメッセージを送り合ったりしています!
昨日の記事はこちら
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