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家庭内業務の機械化と外注のすゝめ

どうも脇毛マリアナ海溝野村です。
今日もまた日記というか備忘録という名の長文というか駄文を書く。
今回は共同生活に於いての機械化と外注を考えたい。

ま、結論から言えばタイトルのことをしたら色々と自分らでやるより楽に生活できてお互いにハッピーだからオススメだよという内容なのだが、暇な人は修行だと思ってこのとてつもなく長い文章を最後まで読んでみてほしい。

あと何が食べたい?という質問になんでも良いと答えたら○すぞという話でもある。
いやそれは嘘だが。

どちらかが大きな負担を抱えていないか?

このどちらかの負担が大きいのはかなりの家庭で発生していることなのである。
そしてこれの不幸な点はお互いに

なんで自分ばかり???

といった不満を抱きがちであるという点。
つまり家庭不和の種を二人して撒いているのだ。
おそらくどちらかが悪いわけではないのだ、日本独特の察するのが正義文化のせいであろう。
不満があれば相手と相談するべきだ、ただ注意なのは決して不満を暴投よろしく投げつけるのだけは避けたい。

なぜ自分ばかり?の本当の正体

本質ではないがまず1つ目は自分が相手のために時間を割いているにもかかわらず感謝もリターンも無い事だろう。
共同生活で見返りを求めるのか助け合いだろうといった意見があるかもしれないが、そんなものはクソくらえだ。
人間はちょっとしたことでも褒めてもらいたいし感謝してもらいたい生き物にもかかわらず、社会ではそれがめったに無い。
それでいて家庭でまでそれは、どうだ。気が滅入るだろう。なんなら家に帰りたくなくなる。いや、そこまでではないか。
それはさておき、実はその感謝がお互いにできる家庭でもなぜ自分ばかりといった不満の種は実は育っていく。
その原因は分担割合だ。

とはいえ厳密に五分五分の負担は可能か

先に結論から言えば不可能だ。
厳密に言えば専用の指数等が存在していて概念上は可能かもしれないが一般的に考えればほぼ不可能である。
例えばのはなしであるが、専業主婦とその夫の負担割合の算出など不可能だろう。
方や外でストレスや理不尽を被りながらも相手の顔に顔面パンチの1つ喰わわす事が社会的に許されないが家庭を維持するために歯を食いしばりながらする仕事。
方やプライベートとの境界線もなく外にもろくに出れない、誰にも手伝ってもらえず友人ともろくに会えない日々を強要されているにも関わらず給料も出ず少しのミスで小言を言われる上に一生続く休みのない仕事。
こんなのどっちが大変かなんて決められるわけもない。
そして現代ではまぁ共働きがデフォルトであるがゆえ、よりややこしい。
どちらかが多く家事をすれば片方がしない、いや給料はこっちの方が高い、私のほうがいや自分の方が…

なんと不毛なことか。そんなくだらない諍いのために我々は一緒に住んでいるのか?そんな事はなかったはずだろう。

そこでいい方法がある。
機械化と外注だ。
機械化と外注。
知ってる?機械化と外注。
つまり自分たちのどちらかがするのではなくて、二人でお金を払って機械か外部の人間にやってもらうの。

機械化や外注化をするメリット

−まずその1
作業に対するコストの可視化が可能であるということ。
例えば床掃除を定期的にしているとしよう。
ではそのコストを算出するのはどうする?時給か?でも作業自体は難しいものではないから単価は下がるぞ?うーん…といった感じになるだろう。
しかし現代のロボット掃除機の代名詞である地雷除去技術を応用した有能かつ超高級ブランドのiRobot社のルンバとブラーバの上位モデルであれば定価が設定されているのでコストの算出もしやすい。

仮にこのセットモデルが25万だとしよう。
3日に一度は床の掃除はすることとし、そして耐用年数は上位モデルでバッテリーを基準にすれば(交換すれば伸びるが)6年である。
つまり2190日のうち730日ほど稼働するわけだ。すなわち一回あたりのコストは342円となる。
どうだ?どちらが負担してもいい、だが342円の報酬で家庭によるだろうが合計30畳程度の部屋を掃除機がけとウエットモップ掛けを3日に一回したいか??したいはずがないだろう。にもかかわらず実際にはどちらかが負担しているのだ。その無駄な時間を一回あたり342円の出費で6年間も(実際にはもっと安いモデルやより長期間使える事がほとんどだが。)チャラにできる、なんと素晴らしいことか。

参考までに我が家の買ったAnker社製の最廉価モデルのロボット掃除機で計算すると、プライムセールで買ったのもあるが一回あたりの値段は0.05円である。
推奨はされないが、分解修理スキルが有ればなんと互換交換バッテリーが2000円台でも売られているので機械的な故障さえ発生しなければかなり安く使い続けることができるだろう。

−メリットその2
それは意思決定の労力軽減だ。
例えばだが、料理の行為自体もホットクック等でかなり負担軽減もできる、6万ほどするがコスパ計算をすれば恐ろしいほどお買い得な機械だ。
が、料理でなにより大変なことはレシピが大変という部分。
これまた男性に結構多いのだが「レシピなんてググればよくね?」とかのたまう輩がいる。
違うのである。
家事は意思決定の連続だ。それに加えて自分が食べたい料理ではなく相手も食べたい料理等のすり合わせをしつつなにを作るか決めた上でレシピをググるなんてクソほど面倒くさいだろう。
それを解決するのが有料レシピサイトの有料レシピだ。
意思決定を外注することで自身の疲れを軽減できる。
例えばクックパッドのプレミアム会員は月額308円かかるが
・毎週更新のおすすめレシピ
・専門家による子供向けやダイエット向けのレシピ
他にもプレミアムならではの機能がある、それでいて一日あたり10.2円だ。
安い、安すぎる。
それでいて向こうから提案してくるからこちらが考える必要はゼロ、決断する労力は0である。

あと特に男性諸君、何が食べたい?と聞かれて
・何があるの
なんでもいいよ
・〇〇が食べたい
なんて返答をしてはいけない、これは「もう毎日何もしないお前のためにあれこれ考えるのは決断力が消耗しているこの夕方にするのはもう無理なのでお前が作るか何か食べに連れて行けこのクソゴミ野郎」という意味だ。
いや、そうではないかもしれないがそれに近しい意味合いを持っているのでその質問が飛び出た時点で普段の自分のあり方を見直したいい状態ではある。
特になんでもいいよは戦争の合図だ、決して火蓋を切ってはいけない、なんでもいいよなんて言うのは火薬庫でタバコを吹かすバカタレのやることだ。
まぁ頑張れ。

−メリットその3
さらにスキル学習の省略にもつながる
これは技術職の人間なら特に分かると思うのだがよく聞く「ねぇーパソコンで絵を描く仕事してるんでしょ?材料費もかからないんだし自治会のイラスト作ってよ簡単でしょ??」とかいうバカがたまにいる。(失礼、しかし事実なので。)
上記の発言はスキル学習の時間コストやその希少性や特殊性から技術自体の価値を算出できない人間が(技術のみならず流通コストなども考えられない減価厨なんかもこの類)がよく言う言葉なのだが、それを分かっているはずの技術職に就いている人間でさえ何故か家事に関わるところではそれを無視する傾向にある。
例えばだが…
・包丁研ぎ
・水回りの研磨や強い薬品の使用が伴う清掃
・特殊工具等を使う専門性の高い洗浄作業(溶剤と洗浄機を使ったい養生や廃液処理なども発生するエアコン室内機のフィン洗浄など)
・外壁洗浄や塗装
・壁紙の張替え
などは正直自分でもできる。
が、それが趣味でもない限り同じ仕上がりを求めたらプロにお金を払った方が確実に時間単位のコストはやすいのだ。
さらに言えば自分で行った場合には自分に責任があるが、プロに行わせた場合責任はプロ側にある
お金を払ってスキルと時間を買える上に責任回避までできるのだからプロのサービスを使わない手はない。
よく全てを自分で行おうとする人間がいるが、自分で行う為のスキルを習得する時間はどのくらいかかるのか。そして結果の責任まで負う価値があるのか考えてみてほしい。
もちろん趣味なら構わない、全力で楽しもう。

−メリットその4
専用の道具を所有せずに済む
これは本当にちゃんと一度考えてほしいのだが、まぁいわゆる「お父さんの趣味道具」というものはガラクタばかりだ。
はっきりいうが、興味がない家族からすればガラクタだ。
なぜそのガラクタが所狭しと存在しているのか理解ができないから『お父さんとしては必要な道具』を所有しているだけなのに、どんどん家族からのヘイトが溜まっていく。
さて、ここで改めて質問があるのだが「それ、家族からのヘイト集めてまで道具を所有して自分がする必要あるの?」という事。
例えば洗車道具、それを使って掃除する時間とそんなものを置いておくスペースがあるなら、カフェスペースのある手洗い洗車に持っていけば、家族とちょっとしたお出かけもできるし汚い臭い洗車道具を所有しなくて済む。
もちろんそれを含めてのバイクや車の趣味だというのならば何も止めやしないが、家族の理解が得られないなら自分の趣味の形を見直すべきだ。

とにかく自分でその道具を買ってまで行う必要があるのか?スキルとセットで考えてほしい。
持ち物が増えれば管理コストも増えるし邪魔だし買うのにもお金がかかっているし置くのにだってお金がかかっているのだ。
それに災害大国日本、自分も被災したからこそわかるのだが「被災して家が潰れて何もかも失っても直ちに必要なものなのか」を一度基準に考えてみると持ち物の圧縮がしやすいのでオススメだ。
あとは特殊なケースになるが、自分のように中長期の海外放浪生活もオススメである、楽しく生きていくのに必要なモノというのはそれほど多くはない。
人間に必要なのは時間とお金を使って得られる体験の方だ。道具などのモノから直接的に得られる快感はすぐに薄れる、しかし経験からの快感は一生モノ。
モノからの快感はすぐに薄れるがゆえに人間はどんどん次から次へとモノを増やしていく。
次々にガジェットやバッグを買っている人もそれに近いのであろう。かなしみ。

まぁそれはさておき、とにかくその道具を所有してまで何かをする必要があるのかは一度考えてみるべきである。
持たない暮らしが良いとは言わないが、要らないものを持つ暮らしは決して良いものではい。

最後に

まぁここまでダラダラと書き続けて結論としては、面倒なことやどちらかに負担がのしかかる内容は無理にする必要はなくて機械やプロに任せようよって話である。
とにかく家の仕事なんて言うのは効率化をしたほうが全員幸せになれるのだから、そのための外注と機械化はとにかく積極的にするべきである。


あと下記は完全に蛇足だが…
なぜか最近DIY(Do it yourself)が流行っているが、それが楽しくて趣味なら良いのだけれども、自分でやったら安いからとか意味のわからない理由では決してするべきではない。上記でも述べたとおり、自分でやったらすべてが自分のせいだ。
思い通りの内装が良いならお金を払ってプロにコンサルしてもらってプロに施工をしてもらうべきだし。好きなテーブルがほしいならワンオフで作ってもらえば良い。
よく見るDIYはほとんどがプロの犯行かとてつもない才能の持ち主か、その筋のセミプロだったりするので大半の人間は外注したほうが早い、ということに気づいてほしい。

それから更に蛇足だが、機械化でテーマになってくるのは時短家電であるが…
時短家電というものは自分が別のことをしているときに機械がやってくれて結果的に時短になるというものなので、作業自体の時間短縮という概念で買ってはいけない。
ドラム式乾燥機能付き洗濯機であれば、朝に回して夜に帰ってきて畳むという発想がないと「電気代高いし時間もかかるから普通に干したほうが楽で早くて安い」という結果につながる。
いや、自分がやらなくて良いんだから自分はその時間に別の事をすれば良いのであって、わざわざ洗濯が終わって干す時間を所有している人間はそもそも乾燥機能がついた洗濯機なんか所有する必要がないのである。
時短家電=お手伝いさんなのだ、作業の早い人を雇うのではなく自分がやる時間を他の人に負担させるためのものだ。
ロボット掃除機もそう、自分が他の」仕事をしているときに代わりに掃除をしてもらうためのものであって、そのロボット掃除機の掃除が終わるのを待つ時間がある人間は端から自分が掃除をすれば良い。
食洗機もry・・・っといった感じで時短家電についてはその名のせいで運用方法について結構な勘違いをしている人が多いので、まぁいずれ無駄に長い文章でそのテーマについても日記を書いてみようとも思う。

それでは今回はこのへんで。
ではまた。


この記事はChromebookで執筆しました。


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