センター試験で人生初めての走馬灯を見たお話と受験生への一言

明日1/18(土)からいよいよセンター試験が始まるね。
今日の日記では自分が高校のときの思い出を語ろうと思います。勉強のヒントもあるかも。

俺は兵庫県の田舎の出身で、地元の中学校から市内の進学校に理数系コースで入学しました。

中学校当時の成績としては学年上位の方であったものの、高校生になり勉強量の多さと難易度の高さにかなり打ちのめされました。

高校一年中ごろではクラスの下から5番目くらいの順位を取ってから危機感を覚え、それから部活だけでなく勉強も真面目に取り組むことにします。

とりあえず目の前の学校の課題・宿題・テストを全力でこなすことを意識して勉学に励みます。

高校二年生になると文武両道の精神で部活と勉強共に活躍することができ、クラスの上位10位以内で安定した成績を収めることができるようになりました。

その後高校3年の夏に卓球部の部活を引退してからは部活にかけた熱量と時間をそのまま勉強にシフトします。

塾に通い、一日学校の授業以外に最低3時間は勉強するようにしていました。それ以外の時間は勉強したければ勉強、ゲームしたいときはゲームというように自由時間にあてました。

受験勉強はやっていましたが不思議なことに受験シーズンがしんどいと思ったことは一度もありませんでした。

できないことができるようになる、
わからないことがわかるようになっていく

この感覚がとても好きだったこと。

それからやるだけやってそれでも目標であった東北大学に受からなければ仕方ない

という諦めの良さも心を安定させるのにつながりました。落ちたとしても他で頑張ればいい。そのためにやれることをやったのであれば結果はどちらに転んでも仕方がない。

この考え方は「後悔しない生き方をする」という私の座右の銘となりました。(この話の具体的なお話はまたどこかで。)

関関同立を滑り止めにしつつ、前期試験は東北大学、後期試験は九州大学という万全な布陣でセンター試験に臨みます。

そしてセンター試験の国語のときに人生初めての走馬灯を見ることになります。

2010年のセンター試験、確か古文・漢文の文章量が多かったのかな。時間を各問題に対して必要以上に使ってしまいました。

残り時間5分、なのに問題数が10問以上空白のままで絶望しました。

この時頭に浮かんだのは過去の勉強してきた自分の姿。

受験勉強なんやかんや頑張ったなぁ。
国語は大体7割以上安定してきたなぁ。
センター試験対策上手くいったし全体で8割も狙えるようになってきたなぁ。

東北大、無理そうやなぁ

そして残り時間ヤマ勘でチェックを入れたところで時間切れ。試合終了。

命の危険以外でも走馬灯って見えるんだなって初めて知りました。

全てが終わって自己採点すると、国語の点数は200点中101点。過去の試験でも取ったことがない国語の最低点数をセンター試験で取ってしまいました。

ただ、二日ほどへこみましたが、そこからの切り替えは早かったように思います。

過ぎたことは仕方がないこと、それから東北大学・九州大学はどちらも後期試験の比重が高いことから挽回のチャンスがあったこと、そして滑り止めに一つでも合格できればいいメンタルで前期試験・後期試験に臨めること。

これらの要因からすぐに回復できました。

そして前期試験をこなし、幸運なことに旧帝大の一つ、東北大学に合格することができ、大学から仙台に住むこととなりました。

合格発表日ちょうど高校の職員室にいて、一緒に東北大学を受けた友人と二人で合格発表をみました。

先生のパソコンを借りて合格発表の番号を確認した日、二人の名前を同時に見つけたときはみんなで泣きながら大喜びしました。

受験勉強を通じた友人との絆、
センター試験で見た走馬灯、
そして合格発表を見た時の喜び、

あの時の経験があってこそ今の自分があると思います。

受験生のみなさんへ

明日はいよいよ迎えた総決算、センター試験です。

本番の舞台うまくいくこともいかないこともどうしても起きてしまいます。

緊張しておなかが痛くなることもあるかもしれません。

しかし、過去は裏切りません。自分がやってきた実力を最大限発揮するために、当日は目の前の今できることに全力で集中してください!

そして例え結果が上手くいかなかったとしても次のチャンスが必ずあります。

若い皆さんには是非この緊張感のあるセンター試験という舞台を楽しんでもらいたいなと思っています。

それではまた!

aMSa

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?