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【ゲムマ2023春】失敗と失敗と失敗と

今回はゲムマ2023春での徹夜朗読会の反省を皆さんにお伝えできればと思う。今後参加される皆様のご参考になれば幸いである。

まず、当サークルでは新作ゲーム「べっどいん」と全12タイトル分のアップグレードキットを頒布した。
価格とタイトルは以下のとおり。

  • べっどいん(新作ゲーム):2,000円(完売)

  • アルナック(新作アップグレード):1,000円

  • エバーデール(新作アップグレード):1,000円(完売)

  • ストラベルト(新作アップグレード):2,000円(完売)

  • その他過去作のアップグレードキット:500円~

以上を踏まえて本サークルの反省を書いていこうと思う。

広報は同じ画像を使うほうが効果が高い

当サークルの広報はTwitterとゲムマ公式ブログである。
4月に入ってからはほぼ毎日更新していた。
幸い、当サークルには大量のアップグレードキットがあるのでブログ更新のネタには困らない。
他のサークルさんも毎日一枚づつカードを紹介したりユーザーを飽きさせない工夫をしていたと思う。
では、当サークルのように毎日違う商品(コンポーネント)を紹介していく広報は効果的か?

宣伝効果という意味ではNOだと思う。
世の中には、単純接触効果というものがある。

単純接触効果とは、はじめのうちは興味がなかったものも何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。

wikipediaより

つまり、同一の宣伝画像をTwitterのタイムライン上で複数回目にすることで人気がある作品であるかのように錯覚するのである。
Twitterのタイムラインに流れてきたものをチェックしている人が多い現状では、いかにタイムライン上で認識してもらうかが勝負なのだ。

これが毎日違う画像でTwitterの広報したらどうだろうか。
毎回、新しい情報に触れるので一目では当サークルの頒布だとはわからず読み飛ばされる可能性が高い。
はっきり言って、各カードの紹介等の深い情報をユーザーは望んでいない。
綺麗なイラスト1枚がついていれば、あとは回数である。

ではなぜ、当サークルでは日々新しい情報を出し続けたのか?
いや、ダサいかなぁって思って。

ゲームのディスプレイは高さが出しにくい

当サークルのディスプレイ。左がアップグレードキット、中央が新作ゲーム、右が試遊スペース。

アップグレードキットはそれだけで華やかである。色とりどりだし、一部は着色だってしている。
キモオタ眼鏡の私に「かわいいですね」と女性から言っていただけるのはアップグレードキットのおかげだ。うらやましいだろ、キモオタども。

アップグレードキットのディスプレイ

では、頒布したゲームのほうはどうだろうか。
ダメだ。地味すぎるし何売ってるかわからない。
先のセクションで単純接触効果の話をしたが、「ツイッター・ゲムマブログで見たあのゲーム」を見つけてもらうためにも広報に使ったものと同一の画像をでかでかと使うべきだ。
広報に使ったものと同一の画像をでかでかと掲示するのはポスタースタンドが一番楽だ。先人の知恵には習うべきである。
次回はポスタースタンドを当サークルでも導入しよう心に誓った。

「べっどいん」ディスプレイ

ライトゲーマーの生態

ゲームマーケットの来場者の8割以上は超ライトゲーマーである。
ライトゲーマーが求めているのは一瞬の盛り上がりアートワークだ。
今回の新作「べっどいん」には盛り上がりがない。アートワークも地味だが、まぁそこはプレイヤーマーカーでカバーできていると信じている。
知名度のあるサークル出ない限り、どちらかが必要だと思う。

ここで重要なのは一瞬の盛り上がりアートワークどちらかでよいということだ。前者の代表格は大喜利系だし、後者だけのゲームはごまんとある。

べっどいんの盛り上がりがない理由は、ガイドラインがないところである。現代の若者はリスクを好まずパフォーマンスを重視する傾向がある。
べっどいんは競りゲーなので入札値を宣言する必要があるのだが、相場観がわからないため最高効率の行動がとれているかわからずストレスとなるのである。
軽ゲーでストレスためてもしょうがないので、次作はもう少しプレイしやすいルールにしようと思う。

べっどいんコンポーネント

持ってないゲームのアップグレードキットを買う層がいる

今回、ストラベルトという陣取りゲームのアップグレードを持ち込んだが、本体を持っていないのに買った方が2人いた。(ほかの方も持ってなかったかもしれないが、2人は「持っていない」と発言したため)
「他のゲームに使えるかもしれないから」が購入理由だそう。

なんで買うん?わけわからん。
わからんけど、まぁ買ってくれるならいいんすけど。元のゲームにも興味が出てくれると嬉しいっすね。

おまけ:進行管理について

今回、進行管理にJOOTOと言うガントチャートが組めるアプリを使用したがなかなか便利であった。
2人以上で製作しているサークルさんはぜひ試してみてね。
また、もっと使いやすいガントチャートが組めるアプリがあったら是非教えてほしい。


最後に:目標は達成できたのか?

私は「自分の好きなものをたくさん売るゲーム」をゲムマ会場でしているにすぎないため、損益分岐を突破していればまぁ目標達成である。
新作の「べっどいん」は完売したし文句なしです。

当日会場にお越しいただきご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。今後の徹夜朗読会もよろしくお願いします。


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