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未来の私のために。あの時何に感動したのかを思い出すために。

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今日ときめいた言葉。日常生活で出会った素敵な言葉、心動かされた言葉あるいは事柄について書いています。そんな言葉に出会った時、凡庸な日常が一瞬輝きます。ああ、私は言葉に生かされてい…
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2023年8月の記事一覧

今日ときめいた言葉71ーこんな言葉に励まされた:

(タイトル写真は、テレビ朝日の広告 未来をここからプロジェクト2022「ため息つかない!幸せ逃げちゃうよ〜」YouTubeから転載) 1.「頭が『死にたい』と告げても、手足にも相談しないといけないよ。足の裏をよく洗って、返事が聞こえてくるまで歩いてみるんだ」 12歳だった自分の息子を自死で失った父親が、訪ねてきた子供たちに上記の言葉で『死んではいけない』と諭した言葉です(2023年8月28日付 朝日新聞 天声人語 作家 高史明氏の言葉) ーこの記事は夏休みが終わり、学校

今日ときめいた食べ物70ー「カニカマ」ってすごい❣️

(2023年8月26日付 朝日新聞be 「はじまりを歩くーカニカマ」より) 「本物のようで本物ではない」カニカマ。お好きですか? スーパーの冷蔵棚には、赤い色をしたいろいろな種類のカニカマが並んでいる。今や世界中で大人気だそうだ。アメリカでは”imitation crab”とか”crab stick”とか呼ぶらしい。”Edamommy”(🫛エダマメ)と並んで孫たちは大好きだ。 元々は石川県の水産加工会社が、中国からクラゲが輸入できなくなったことで人工的に食用クラゲを作ろう

2023年危険な夏ー我かく過ごしたり。未来の私への伝言

今年の夏は連日35度を超える日々が続いた。それも日本全国、北海道まで36度超え。東京は50日連続真夏日だそうだ。来年以降も現在の状況が続くのだろうか。(恐らく、そのように覚悟しよう!) 世界では山火事が頻発。「地球が沸騰している」と国連事務総長の声明が発せられた。かと思えば、大洪水が街を押し流すところも。地球が危ないと言うのに戦争なんてやっている場合か、プーチン氏。SDGsなどと言う人類の目指すゴールが吹っ飛んでしまったではないか。 そんな中でも私の日々の生活は地味に続い

今日ときめいた言葉ではなく、思い出69ー「先生、誤解です!」(と言えなかった訳とは?)

あれは小学6年生の時の家庭科の時間だった。当時の小学校は学級担任が全教科を教えていたが、家庭科の時だけは担任が男性だったので、女性教師が教えに来ていた。男女ともに家庭科を学ぶことになった頃だと思う(大昔の話😅) ある日の家庭科の時間。何故だか思い出せないのだが、我々はその女の先生に叱られていた。ちょっとヒステリックに怒っていて、みんな下を向いて神妙に聞いていた。何気なく2つ隣の席の方に目をやると、男の子の鼻から「鼻ぶく提灯(ちょうちん)😪」が出たり入ったりしているのを見てし

今日ときめいた言葉68ー「対話とは『きき合う営み』だと思う」

(2023年8月11日付 朝日新聞「対話できていますか」哲学者 永井玲衣氏の言葉から) 自分が無意識に使ってきた「対話」という言葉が意味することの深さを再認識した。今までいかに不用意に無自覚にこの言葉を使ってきたことか。 永井氏の語る「対話」とはこうだ。 「対話って、話すとか語るとか、言葉がポンポン行き交うものだと思われがちですが、『きき合う営み』だと思います。相手の言葉の奥行きと、そこにあるものを確かめていく道のりです。 誰かの言葉に耳を澄ますだけでなく、どういうこ

今日ときめいた言葉67ー「許し得ぬを許せし人の名と共にモンテンルパを心に刻む」(美智子上皇后の歌) ー 八月に思うことー

(タイトル写真は4travel.Jpより転載 モンテンルパ刑務所) 毎年、8月6日、9日、15日が来ると考える。式典が催され、これらの日だけはマスコミもこぞって特集番組を組み、戦争体験者を登場させ、戦争は2度とあってはならないと語る姿を放映する。そして決まったように、体験者が少なくなっていくなかで、この歴史的事実をどのようにして継承していったら良いのかで終わる。だが、ここには被害者としての日本国民しか語られていない。 2023年8月11日付 朝日新聞「強いた犠牲 日本に自

今日ときめいた言葉66ー「心のケアが難しいと感じた国があります。それは日本です」

(2023年8月10日付 朝日新聞 「心のケア 苦手な日本」精神科医 桑山紀彦氏の言葉から) 国内外の紛争地や被災地で30年以上も心のケアをしてきた桑山氏の言葉である。 なぜ日本では、心を支えにくいのかー 「日本の社会がずっと、トラウマを『触れてはいけないもの』として扱ってきたからでしょう」と言う。 「日本では、心に傷を負った経験が『恥ずかしいこと』だと捉えがち」なのだそうだ。傷を負った本人も表明を避けるし、周囲も「触れてはだめだ」という態度をとる。「胃潰瘍で体調が悪い

今日ときめいた言葉ではなく、一冊65ー「オリガ・モリソヴナの反語法」(米原万里 著)ーその罵詈雑言がすごい😱

引き込まれるように一気に読み切った。随分前に買ったのに今まで積読にしていたことを悔やんだ。今までで最もガツンと手応えのある物語だった(と言うより、これは、作者 米原万里氏の体験と公的資料を丹念にあたって調べ上げた事実を元に書き上げたノンフィクションだと思う。この作者がもうこの世にはいないことが残念でならない) 「ああ神様!これぞ神様が与えて下さった天分でなくてなんだろう。長生きはしてみるもんだ。こんな才能はじめておめにかかるよ!あたしゃ嬉しくて嬉しくて嬉しくて狂い死にしそう

北八ヶ岳周辺を歩く(続)ー大河原峠から双子山・双子池・亀甲池そして北横岳

この一帯はつながっていて体力のある人なら一気にまわれると思う。体力のない我々は、前回は赤い線で囲ったコースを歩き、今回は緑の線で囲った箇所を巡った。下図参照 下記の記事は、前回の山行ー赤い丸。青い丸で囲った「縞枯山」「茶臼山」「雨池」は、つらいがれきの道で大石峠までで挫折。 今回は、大河原峠を出発して、双子山(標高2224m)に登る。向かいには蓼科山が見える。そこから双子池(標高2040m)まで一気に下る。およそ184m。石ころだらけの道を下っていくと池が現れる。昔はつな