より観賞しやすくするためにーー低反射アクリル板

はじめまして。
株式会社NOVANTIQUA （ノヴァンティカ）の額装家・諏訪孝志です。
こちらで「額装」にまつわるものごとを、あれこれ記していきます。
どうぞ宜しくお願いします。

さて、今回は最近お問い合わせの多い、低反射アクリル板についてです。

先ず、低反射と混同されがちな「無反射」との違いをおはなしします。
無反射ガラスや無反射アクリル板は、表面をある種の「すりガラス」状態に仕上げたもので、光を乱反射させて光源が映り込まないようにしてあります。
無反射というと一見凄く良さそうですが、作品とアクリル板（ガラス）の間に3mm程度以上距離がひらくと、対象物がボヤけて見えてしまうのです。

続きはまた後ほど