【Tehran: 005】 Time...
ハロー
あっ、ここに写真入るんや
ほんじゃあ、また書いていくわ。
「スタバのない幸せ」っていうのは
わたしがイラン駐在してた頃によく使ってた
お気に入りの表現でした。
イランに
欧米資本が一切入ってないことで
その土地の歴史や文化が野生の姿で現れて
そのまま自分のからだに
まっすぐと向かってくる
それを好む文脈だったと思うのですが、
もっと踏み込んで言うと、
あると思ってるものの外側に
内側にいながらにして出られる幸せ
なんじゃないかな。
今思うと。
外国に来て
長く住まわせてもらうこと
日本に安心安全の絶対の足場があって
日本人でいながら
他の国で遊ばせてもらうこと
その街に馴染んでるようで馴染まないことへの少しの背徳感と、かといって歩けば郷にいれば郷に従えの流れに乗らされていくベルトコンベア的な戸惑い、それから、旅人ゆえに感じる疎外感と孤独感、この3つは最高の贅沢な感情なのかなと思う。
今思うと。
帰る場所がちゃんと別のところにあると思いながら
その土地の風を、目を閉じて五感で吸いこむこと
旅は、内側にいながら外側に出る
いつも胸の内にある生命が、
ポッ…(*^^*)と外に出て
自分の外見を眺められるような
スタバのない幸せは
そんな感じだったのでした。
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