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自作の旗で応援することについて考える(後編)

 2018年度、私が何故、BCリーグの応援で旗振り応援を始めたのか理由を後編で説明します。とても青臭い話ですけど‥

 それは4月22日(日)、上尾市民球場で開催された武蔵ヒートベアーズ対栃木ゴールデンブレーブス戦のことです。試合開始30分前に行くと、ホームである武蔵の応援団員が一人だけ‥
 ビジターの栃木側には少なくとも4人以上は居ました。「なぜ休日のホーム側なのにビジター側より少なく、それも一人だけなの?」と不思議でしたが、どうやら武蔵の応援団は少数精鋭で、団員さん達の都合が仕事などで合わずたまたま一人だったようです。

 試合が始まると一人の団員さんが応援のリードコール、トランペット演奏と対応。獅子奮迅の働きをするも、一人で全てするのはキツい筈です。4回当たりから、トランペット演奏が続かず途中で途切れることが度々発生し、リードコールする掛け声もかれ始め明らかに疲れてきたなと分かる状態でした。周囲にいた武蔵ファンもその状況を察し、声援の音量を更に強めフォローしようと必死になっていました。
 一方、栃木側の応援団を見るとトランペットは2つ、リードコール役、トランペット係、大旗を振る係と分業できる人員がいて応援の規模も武蔵よりも大きいものでした。これを見て「ホーム側なのに悔しい‥何か盛り上げる方法はないものか?」と考えた際、とあること思い出しました。それは以下の2つです。
①3月にとある千葉ロッテファンのTwitterで「勝手にフラックデー」という企画をブチ立てたこと。それは「3月○日の試合は外野応援席で以前盛んに行なわれたものの最近廃れてきたフラッグ応援を復活させよう!」と呼び掛け、それを見たファン達が旗を持ち寄り当日のマリンスタジアムライト側外野席に大量の旗がはためき応援が盛り上がっていました。
②2年前に封印した自作の旗が球場駐車場に止めた自分の車のトランクにそのままになっていること。
 これより、「旗がはためいていれば、少しは応援は盛り上がるのでは‥」と勝手に判断。ダッシュで車へ戻りトランクから旗を取り出し、旗振り応援を開始しました。多分その姿を見た周囲の武蔵ファンの方々は「何故、急に旗で応援してるの?」と思われていたに違いありませんが‥
 この試合は8回に青木選手の逆転本塁打で一時は勝ち越し9回2死まで武蔵がリードしていたものの、リリーフの戸谷亮太投手がそこで崩れ逆転負けを喫する残念な結果でしたが、勝敗以前に「今後も球場で応援するときは旗を振って応援を少しでも盛り上げよう」と心に決めた試合でもあります。
 その後、観戦した9試合(少ないです‥)では旗が触れなかったロッテ浦和球場以外では旗を持参し応援していました。

 この応援、自己満足と言われればそれまでです。クレームが入れば止めます。でも今の時点ではクレームは無く、それならば応援の盛り上げに少しでも効果があるかもしれないので継続しよう!贔屓のチームならば!と勝手に解釈しており、今年も続ける予定です。2019年になるので旗を新調するべく現在自作しています。

 上に載せた写真はその日の武蔵側から見た客席と球場。左側で団員がコールしている横に堂々と敵である栃木のユニホームを着たファンが観戦する姿です。NPBでこの状況だと球場関係者に止められ、団員やファン同士で喧嘩が発生してもおかしくない状態ですが、こういう光景は割と普通に見られます。NPBと違い、こういう部分は大らかで私は気に入っています。

 

野球関連の事柄を書きます NPB:千葉ロッテ、BCL:埼玉武蔵ヒートベアーズファンです