ラブホテル経営について語る。その1

一般の人にとっては使用する事しかないだろうラブホテル。僕が仕事でラブホテルに関わったという事は以前話した。今回からはラブホテルを経営面から考察し、投資対象としてはどうなのかについて僕の考えを述べる。

ラブホテル(以下「ラブホ」)は法律的に2つに分ける事が出来る。
1つ目は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下「風営法」)によって規制されるもの。風営法第2条第6項第4号の「専ら異性を同伴する客の宿泊・休憩の用に供する政令で定める施設を設け、当該施設を当該宿泊・休憩に利用させる営業」(4号営業)に該当するもので、郊外によくある1棟1部屋で車で直接乗り付けて、コトに及んだ後、部屋の自動精算機で会計して帰る、というものだ。
この形式はラブホとしては自由度があるのだが、問題点は新規許可が下りないという事である。昔やってたラブホが代替わりしようとしても許可が下りないので廃業するしかなく、数は減ることはあっても増えることはない。この希少性が売買市場に於いて大きな価値を持つことになる。

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