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一瞬だけの本棚 #3


  • Good Luck

自分に幸運を贈る本

ポプラ社ホームページにあった斉藤尚美さんの編集日記が大好きで、斉藤さんの日記を愛読していた頃に発行された本。斉藤さん編集の本は、深いけど重くない印象。この本も読む人や読むタイミングで印象が違う気がする。


  • 八本脚の蝶

若くして世を去った女性編集者のインターネット上での日記の書籍化

これも斉藤尚美さん編集の本。ポプラ社HPの斉藤さん編集日記と『東雅夫(文芸評論家)×斉藤尚美(ポプラ社)対談』、元となったウェブ日記『八本脚の蝶』を拾い読みしただけで、なんだかもう…胸が痛く…改めて本を読むに至るほどの心の強さがなくて本は未読。


  • ラヴレター

岩井俊二監督の映画『ラヴレター』のノベライズ

小説を先に読み、どうしても映像で観たくなった。面白かったから。この小説は映画が先で、その映画をノベライズしたものだから映像ありき。後から映画は観たけれど、映画あるなしに関わらず小説としてだけ読んでも充分な岩井俊二な本。


  • 空の名前

雲や空とか気象にまつわる言葉を添えた写真集のような図鑑

眺めているだけでほっこり。四季折々の空模様には様々な名前があり、言葉の豊かさや表現の美しさに日本語の素晴らしさを感じる。一通り読めば知識はつくし、見ても読んでも楽しい。さらさらな装丁もいい感じ。


  • 武士道シックスティーン

剣道にかける対照的な二人の女子高生の武士道

よみがえる。高校剣道部の頃の、あの感じ。自分が試合をしているかのような臨場感、多感な思春期の自意識。懐かしさではなく時空を超えて、あの頃を生きてる感じ。この本リアル。



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