見出し画像

【シティS1大阪ベスト8】アンノーンhandデッキ解説

こんにちは。11/15に大阪のドラゴンスター2号店で開催されたシティリーグS1にて使用し、予選3位(4勝1敗)で決勝トーナメントに進出することができたアンノーンhandデッキについて解説させていただきます。
これからの環境での優位性が見込めず、簡単な解説兼備忘録として終わらせるつもりなので全文無料にしております。少しだけお付き合いください。

注意:本文中によく〇%という記載がありますが、条件を確実に揃えることは不可能なため、あくまで目安として捉えてもらえると幸いです。計算には< https://yazirusis.com/calc/probability.html >を使わせていただいております。

デッキレシピ

画像1


【デッキコード】MEyMyM-FHqgTK-ppSMXX

いわゆる「ずつうハンド」と言われるタイプのデッキですね。コダックのわざ「ずつう」で相手の動きを止めながらエンニュートやオドリドリGXの特性を重ね、手札を集めて特殊勝利するデッキになっています。
シティリーグでは最遅7ターン、全試合20分以内に終了することができたようにコントロールデッキの中でも随一の速さをほこります。

基本的な動きを簡単にですが紹介しておきます。
①ウツギ博士、オーキド博士を使ってヤトウモリ、コダックを並べる。
②エンニュートに進化させてヒートファクトリー◇やオドリドリGXとあわせて一気にドローをすすめる。
③相手に妨害(マリィやリセットスタンプなど)されないためにイツキを使いながらコダックのわざ「ずつう」を使う。
④終盤にふつうのつりざおや炎の結晶、回収ネットといったグッズを使って一気に手札を増やして特殊勝利!
とてもシンプルなデッキですね。細かい動きはおいおい説明していきます。

この記事ではキーカードの採用、不採用の理由と、一部デッキとの対面意識に重点を置いて書いています。
が、対面ごとの勝率は相手のhandデッキの理解度によって大きく変動するため、割愛させていただきます。(例:対三神ザシアン勝率5%~40%)

採用、不採用カードについて


1.リサイクルエネルギーの採用について

リサイクルエネルギー採用は賛否分かれる所だと思っています。実際私も二週間前までは採用していませんでした。採用によるメリットが、エネルギーを節約できる(ことがある)程度だと考えており、何より炎エネルギーじゃないからです。1枚の炎エネルギーが3枚の手札になるこのデッキにおいては影響の大きいデメリットだと思っていました。

しかし、実際に回してみると完成までに6ターンかけていいマッチ(三神、マッドパーティ以外のほぼ全て)では平均して2枚以上エネルギーを節約できることがわかりました。

また、問題だった炎エネルギーじゃない点も、3ドローの中に次に繋がるカードが以外と少ないことに気付いてからは気にならなくなりました。

当たり前の話なんですけど、デッキにエネルギーを13枚採用していたところで3ドローの中にエネルギーがある確率が約52%(実際はゲームの内容によって変動しますし、結晶などでもいい場面もあるので60%程)しかないんですよね。このことを理解しておかないと「事故った」と言い訳するハメになります。

この点を踏まえて考えると、手札に1枚しかエネルギーが無い時は大人しく「ずつう」で相手を止めていた方が勝ちにつながるという結論にいたったので、リサイクルエネルギーを採用することにしました。

画像2

(ここでの話はサイド落ちを考慮していません)

後攻2ターン目にこのような盤面と手札になった時、私はここでパスを選択します。

一見「あぶりだす」×2とヒートファクトリーで9枚ドローしてイツキまで使えるいいハンドに見えますが、9枚ドローの中に炎エネルギーが3枚もあることは40%程しかなく、途中で失敗するor引けはしたけど「ずつう」が使えない状況の方が多いわけですね。

増えた手札にマリィやリセットスタンプをもらってしまうことの方がよっぽど危険なのでおとなしく待ちましょう。何もしなくてもターン開始ドローで約25%でエネルギーが当たるうえに、コダックを倒してもらえた場合はオドリドリ、ソニア、オーキド博士が当たり札になるので約40%まで欲しい札の可能性が上がります。
完成がとても早いデッキなので、少し待つくらいはなんの問題にもなりませんし、リソースを使いすぎない方が後々の爆発力につながります。シティリーグでも3ターン目までに「ずつう」を使ったのは1試合だけでした。

本題に入ります。炎エネルギーをリサイクルエネルギーに置き換えて考えてみましょう。当然ですが、リサイクルエネルギーでは手札を増やせません。しかし、どうせ待ちのプランを取るのであればここで手札を増やす必要がないので関係ありません。

それだけでなく、コストを気にせずに「ずつう」を使うことが出来る分、相手の止まる時間も伸ばせる=トップドローを待てるので、より盤石な状態で展開することが可能です。ボスの指令を使われると嫌な気持ちになりますが、その分相手の展開も遅れるので痛み分けです。イツキも温存していきましょう。


2.釣り人の採用について

このデッキにおける釣り人は1枚が4枚になる最強カードです。
ではなぜ採用しない可能性があるかと言うと、1ターンに一度しか使えないサポートだからですね。サポートの枠をイツキに使う関係上、基本的には序盤かラストターンにしか使うタイミングがありません。
それに枚数が増えるだけが最強なのであれば、タケシのガッツを入れろって話になります。

これらの点を乗り越えて採用するのは、「ブラッキー&ダークライGX」というカードがあるからです。

画像3

このカードも「ずつう」とほぼ同じテキストのGXワザを持っています。コダックと違い、HPが270もあるので確実に壁役としてだすことが出来ます。1ターン貰えるだけで10枚手札が増えることもザラなので、大きな役割を持っているといえます。

それにイツキを使わなくてよくなったので、他のサポートを打つ余裕が生まれます。このカードのおかげで、きとうしと釣り人を強く使えるようになりました。(これが無いとクワガノン/雷デッキに勝てないです。)

初見殺し性能も高いためその他の対面でも壁役として使えることが多い便利なカードですが、回収する手段がない=出してしまうと手札が減ってしまうカードなので扱いには注意しましょう。


もう一つの問題点にも触れておきましょう。それ、炎の結晶でよくね?問題です。

画像4

−2+7=5

画像5

−3+8=5

例として炎エネルギーが8枚の場合を見ていきましょう。どちらも増えた手札の枚数が5枚と同じなんですよね。ちなみに9枚の場合も同じです。
つまり釣り人を強く使えるのはトラッシュの炎エネルギーが3n+1枚の時のみということになります。それだと貴重なサポート権を使うことをもったいなくて躊躇してしまいますし、私も抜いていた時期がありました。

ここで登場したのがともだちてちょうです。
元から採用してはいたものの、イツキを戻すために使う札といった認識しかなく、試合中に一度使うことが出来ればいいと考えていました。(実際イツキは対面と状況次第で6回使うこともあります)

しかし、待ちのプレイングをするようになってからイツキを序盤に使うことが減り、結果的にサポートを打つ回数自体が減ったので、ブラッキー&ダークライGXを使うタイミングで釣り人を合わせて使い、ともだちてちょうで山に戻すコンボを決められるようになりました。
これによって釣り人を2回使うことができ、炎エネルギーを8枚回収するバケモノに成り代わりました。1枚で炎の結晶3枚分に近い働きをしてくれることもあって炎の結晶も3枚採用で抑えることが出来ます。

※炎の結晶と釣り人が一緒にサイド落ちしている試合がありましたが、ふつうのつりざおという強カードがあるので普通になんとかなりました。炎の結晶+釣り人+ふつうのつりざおで計4枚山に残っていれば大丈夫なイメージです。リサイクルエネルギーのおかげで節約できているのも偉いですね。

(ついでにタケシのガッツを採用しなかった理由は大方釣り人でネガった部分と同じなんですが、12枚も山を増やしても引ききることが出来ないので無駄というところが大きいです。後述するメタモン◇採用などでエンニュートを絶対に並べられる自信のある方は、こっちの方がバリューが上がります。)


3.メタモン◇の不採用について

コダックhandデッキではよく採用されているカードだと思います。
ヤトウモリとエンニュートを4枚ずつ山に残す(サイド落ちしない)可能性を40%から60%にまで引き上げる素晴らしいカードです。基本的にサイドを取れないこのデッキにおいて、サイド落ちは最大の敵ですからね。

しかし、回収ネットとの兼ね合いや、そもそもエンニュートを4面立てる必要が皆無であることから、どちらも3枚ずつ山に残っていれば問題ないと判断して不採用としました。
(ちなみに3枚以上ずつ山に残る確率は91%、メタモン◇を採用しても94%とほとんど変わりません。)

そしてもう一つ問題があります。メタモン◇でスタートした時があまりに弱すぎるということです。弱いどころの話じゃありません。

入れ替え手段を持たないこのデッキではメタモン◇を入れ替えるためには回収ネットを使うかエネルギーを手張りして逃がすしかありません。先の例のように待ちのプランを取りたくても、◇のカードはロストゾーンに行くため、もう二度と触ることが出来ない死に札になってしまいます。

回収ネットはとても貴重なリソースであり、序盤に使ってはいけないカードですし、手張りして逃げてもそのターンはもう手張りできないので、わざを使うことが出来ずリソースを切っただけになってしまいます。

これはメタモン◇スタートする確率がかなり低いとはいえ看過できない問題です。このようにメリットよりもデメリットを感じる場面の方が多いので抜いてよかったと思っています。
(オーキド、ウツギ、ソニア全てに対応している点はめちゃくちゃ強いので、初動重視でオーキド博士のセッティングを増やす場合は採用してよいとも思います。)


4.ポケモン通信の不採用について

手札を減らすカードに価値はありません。
初動の躓きを防いでくれることはあるかもしれませんが、このデッキはポケモンが16枚とそこまで多いとは言えない採用枚数であり、使えないシーンも多々あります。山の圧縮にも繋がるしんかのおこうを採用しない理由はありません。
(実は必須枠ではないのでどちらも採用しないor枚数を減らしても全然大丈夫だと思います。やはり回収することが出来ないリソースは極力切りたくありません。炎デッキが多い環境なら両方入れていませんでした。)


対面意識について


コダックとイツキで勘違いされがちですが、このデッキは相手の妨害をして勝つデッキではありません。自分のやりたいことを通して勝つデッキ=相手に妨害されなければ勝てるデッキです。
なので相手がこちらに対して如何様な対応を出来るかで見ていきましょう。

1.マリィを使う

一番簡単にできる対策です。ほとんどのデッキに2~4枚採用されており、打たれないと信じる方が甘えです。序盤に使われるのも盤面完成前だとかなり厳しく、中盤以降は使われたら負けと思ってもらってかまいません。リセットスタンプも同様なので枚数はかなり多いです。

2.サイドをズルする

三神を使うデッキやジラーチ◇を使ったコンボと言われるデッキタイプがあてはまります。インテレオンVMAXのような複数を同時攻撃できるデッキも一緒に考えてもいいでしょう。ゲームが終わるスピードがかなり速まるので、盤面完成をかなり急がなければいけません。

3.ロックする

よく使われるのはクワガノンの「パラライズボルト」ですね。あまり考えたくありませんが、ミラーの「ずつう」も厄介になりそうです。(コインゲーになるのでそれはそれで楽しそう)

4.ガラルマタドガス

100%無理です。諦めましょう。

これらを踏まえて考えると三神ザシアン、マッドパーティ(後攻)、クワガノンドクケイルなどがシティで当たりたくないデッキだとなっていました。それぞれのデッキについてどのような考えを持っていたのかを書いていきます。


1.対三神ザシアン

先にも書きましたが基本的にこの対面はほとんど勝てません。マリィ多投にリセットスタンプを持っていることに加え、トレーナーズロック下でもエネルギーを探しに行くことが出来るデデンネGXやクロバットVの存在。そして何より最強と名高いGXワザ「オルタージェネシスGX」この技を早々に使われてしますともうどうしようもなくなってしまいます。

なのでまずは相手にGXワザを宣言させないようにしようと考えましたが、無理でした。1ターン目に「ずつう」が成功することはほとんどなく、たとえエネルギーを破壊されても、トレーナーズロックがなければ当たり前のように2ターン目にGXワザを使うことが出来てしまいました。

(ちゃんと計算したらコダックスタート自体は49%程、それにエネルギーを持っているかどうかと、コインの1/2が絡んで20%以上はあるみたいです。まぁ「ずつう」を決めてもGX技を使われることも多々あるので誤差です)

順当に行くと先2GX技から、3.4.5ターンと「アルティメットレイ」を使うことでゲームが終わるので後攻側からすれば実質4ターンしかありません。絶対に間に合いません。
何度かエネルギー破壊型も試してみたのですが如何せん不確定なのが気に入らず、この時点で諦めてしまいました。サーチするカードもないですし、そんなに枠に余裕はありません。

それでも三神対面という当初の予想最大母数を諦める訳にはいかず、ブラッキー&ダークライGXを使うことで可能性を見出していました。
このカードを倒すためには、ザシアンVにげんきのハチマキを付ける必要があります。

後出しは許されない(「ずつう」が働いてからは付けられない為)点と、初見ではカプレヒレに付ける人が多く(ひれカッター+GX技+ハチマキ=60)、サイドを4枚とらせた後に急に出して、むりやりもう1ターン貰うプランをある程度は通せていました。

この時点でhandデッキとの戦い方を知らない人とは4割、知っている人とは2割程度勝てるものだと考えていました。(そもそも上手い人は後攻を選択してくるのでもっと厳しいかもしれない)

ところで

画像6

シティリーグの2週間程前にデッキリストを眺めてて気づいたんですけど、これ無理じゃないですか?使われた瞬間絶対に負けが確定します。このデッキは相手から攻撃されないことが実は辛かったりします。ただでさえ辛い思いをしながら集めたリソースを全部捨てられるのはまさに過剰なストレスです。
幸いなことに、handデッキを使って出たジム、トレリ、シティ全てで三神使いがこのGX技を把握していなかったので、気にしなくてもいいのかもしれませんが、このカードがあるという事実がメンタルに響くので三神対面は胃が痛かったです。

これらの点から勝率を5%~40%としています。このデッキピンポイントメタか?ってくらいhandに対して強いのに他の対面にも強く出れるのおかしい。。

そこまで勝ち切れるようにはなれなかったのですが、シーズン後半のシティリーグであることから三神を使う人の練度があまり高くないと想定し、実際に決勝トーナメントに1人しかいなかったので、持ち込みは悪くなかったかなと思います。
(ちなみにその1人と決勝トナメ一回戦で当たって負けました。日頃の行いが悪い)


2.後攻マッドパーティ

後攻と限定しているのは、1ターン目から攻撃し続けられるデッキだからです。ジラーチ◇コンボを絡めることで後攻5ターン目にサイドを取りきる可能性があります。先行5ターン目にhandを達成することはまぁないのでどうしても間に合いません。

しかし、マリィの採用はほとんどなく、スタジアムを張り替える手段も少ないので、序盤から無理やり手札を増やしに行くプランがかなり通しやすいです。ブラッキー&ダークライGXで確実に1ターン貰うこともできるので、そこまで不利ではありませんでした。

構築の自由度が狭く、相手の動きが予測しやすいため心にゆとりをもってゲームを進めることが出来ます。そういう点でも優位にたてるので、相手が後攻の場合は7割、先行を取らせた場合は9割の勝率が出せる対面だと思います。

インテレオンやドラパルトのようなベンチ狙撃(ダメカンばらまきも含む)デッキも、回収ネットを有効に使えば問題ありません。リソースの吐きだし方が普段と違うのでそれ用の練習が必要でしたが、ベンチ管理を徹底すれば勝てます。
ポケモンを倒される回数が減る=オドリドリGXが機能しにくいなので気を付けましょう。ブラッキー&ダークライGXを壁にしても後ろのポケモンを倒されると負けなので、慎重に立ち回る必要があってかなり疲れます。(相手側も選択肢が多く悩むので試合時間も相当なものになります。)

進化デッキというのもあって動きだしが遅れやすいので勝率6割という認識ですが、ここは自分の練度次第で大きく変動すると思います。今回のシティではインテレオンは見当たりませんでしたが、勉強の成果を披露できる機会なので一度くらい当たってみたかったですね。
(ちなみにオーキド博士+70ヤトウモリ型にしたのは、練習でインテレオンVMAXに破壊され続けたからです。70ヤトウモリは後回しで60ヤトウモリからエンニュートに進化させましょう)


3.クワガノン

このカードが入っているデッキは正直かなり厳しいです。当時はピカゼクに1枚ないし2枚の採用がされている程度でしたが、今は当たり前のように2枚入ってますね。
この大会の優勝者のしらぬいさんが使っていたイオルブガノンセキタンガノンというデッキまで存在し、どんなデッキにも出張パーツとして採用することが出来る優秀な単体詰ませ性能を持っています。

一応きとうしを採用することで対策としていますが、実質2ターン(ブラッキー&ダークライGXを使うターンと最後のターン)しか自由に動くことが出来ず、途中で炎の結晶、釣り人を使えないことによるエネ切れの心配があります。練習段階ではなんとかなることが多かったですが、今思うとかなり上振れていたのかなと思います。

いずれの場合もマリィを4枚採用していないデッキだと思われるので、ロックされる前に積極的に動いていきましょう。お互いにプレイングがほとんど介在せず、一本道の戦いになると思うので上振れ上等です。

4.ガラルマタドガス

誰がどう考えても無理すぎて話すことが無いのですが、当時はまだ環境に見られるカードではありませんでした。ドガスダイナが蔓延る今じゃ絶対にこのデッキは使えませんね。
二週間前のシティで優勝された方がいて戦々恐々してたのですが、シャイニースターV発売前ということもあり、あまり数が多くなくて助かりました。ちなみに無事(?)予選でマッチングしました。(「ずつう」を言い続けてなんとかなりました)

他にもダーテングやアローラベトベトンなど存在から許されないカードも多く、Tier外のデッキがよく使われる環境では戦えないデッキになっています。しかし天敵のLOデッキが環境からいなくなってからは、逆に環境にいるほとんどのデッキに有利に立ち回れる珍しいデッキだったと思います。特に炎タイプのデッキ対面では勝率100%でした。


最後に

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。あまりにも筆が遅く、新弾と新デッキを挟んで大きく環境が変わってしまった今、まったくもって需要のないモノになってしまいました。長い文章を書くのも初めてで、とても読みづらい記事が出来上がったと自分でも思います。しかし私が初めてポケカに対して本気で取り組んだ成果を皆さんに共有出来たことがとても嬉しいです。もう一度、ありがとうございました!

Twitterもやっているので(@AmnE_SV)もしよかったらフォローしてください。一言もらえればフォロバします。皆さんの考えたさいきょうのあんのーんはんどデッキを教えて貰えると喜びます。







おまけ

自分語りさせてください。時系列はうろ覚えすぎて参考にならないと思います。

カードを集めるのが好きでポケカ自体はフェアリーライズ辺りからちらほら買っていましたが、本格的にポケカに打ち込むようになったのは2019年12月のCL愛知からでした。ちょうど一年前ですね。
友達に誘われてエントリーして、適当に三神握って3-3だったんですけど友達が勝ってるのを見てぼくもあんな風になりたいなと思いました。
大会一週間前に40枚くらいパーツ足りてなかった上に、レギュ落ちからの対人戦経験0回でよく頑張ったとも思いますが、物足りずもっとバトルしたい!となっていた所にシティリーグというものの存在を知って当日枠で飛び込むことにしました。
結果は運にも恵まれて決勝トーナメント(16/116)に進出することが出来ましたが、お前そのデッキはどーなん?みたいなヤツ(Nの覚悟三神)を使っていたことと、単純にズガドーンGXのGXワザを知らなくて負けました。相手のデッキのことが何もわからなかったので(環境の4割くらいしか効果を把握していなかった)相手の動きに影響を受けない強い芯(?)を持ったデッキを持ち込むことが初心者に向いてたんだろうなと思いました。
それからCL京都に向けて初心者なりに練習をしていたのですが、中止。シティリーグも抽選で落ちてしまったためモチベーションは低下する一方でした。

CL横浜は流石に出るつもり(受かれば)でいたんですが、そこでも抽選落ち。一応シティはエントリーしているから練習するかと仲間で集まった時に問題が起きます。ぼく一人だけ取り残されてたんですよね。
他の人はPTCGOを使って意欲的に大会に出たり情報を集めたりしているのにぼくだけシャドウバースとヴァイスシュヴァルツをずっとしていたわけです。当然勝てるはずもありません。
パックとかも全然買っていなかったので自分のデッキはないし、相手の動きもわからない。完全に始めたばかりのぼくに戻ってしまっていました。

これじゃマズいと練習を始めたのはいいんですけど仲間内で勝てるデッキがショップで買った構築済みそのままのセキタンザンしかなく、もうこの時点で真っ当に勝負に出るのはやめようと逃げの姿勢で考えてしまってました。(多分ダメな思考です)

それからは情報収集をし続ける日々、CL横浜の配信卓を見て気付きました。

「メタデッキ全然おらんな。。」

クワガノンやジュナイパーのようなデッキもいないことはないようでしたが、少なくとも上に上り詰めることは出来ていませんでした。この時点でLOが消えた環境でメタデッキと当たる想定をしているプレイヤーがほとんどいないのではないかと考えました。
舐めた発言ですが、ポケモンカードっていうゲームは出来ることが多すぎるせいで全部出来る人がほとんどいない=大半が中級者以下なんですよね。自分含め。シティリーグという短い試合数で上級者と複数回当たることはほとんどなく、一敗ラインでも予選突破は出来る(当初はトナメに上がることを目標にしていました)ことからアンノーンを使うことを決めました。

それからは仲間にめちゃくちゃ負担をかけて練習に付き合ってもらってこの結果につながったわけです。本当に感謝しています。前日に二時間かけて地元まで来てもらってアンノーンと4時間対面させたの正気じゃないと思います。ありがとうございました。最後にイツキとソニアを間違えたことが心残りです。


とここまで12/20のシティ前に書いていたんですけどそのシティで優勝しちゃいました。。どうすんだよこれなんで優勝したのにベスト8の時の記事書いてんだよ。。。

ツッコミたい気持ちはありますがせっかくなのでここまでの経緯も書いていきます。

画像9


今回のシティもデッキが無くて困っていました。前回で燃え尽きてしまって日課だった一人回しもやらなくなってしまっていたのです。そこで、あえて休憩して気持ちを切り替えようとしました。(パワプロもやってなかったので本当に何もしてませんでした)

そして一週間前、テスト三日前の学生の気持ちでポケカに取り組んだんですけど持ち込む予定だったデッキ(クラハン三神)が粉々に破壊され、ここでのぶおに泣きつくことになりました。

情報収集だけは怠っていなかったので環境読みは自信があり、ぼくは「ムゲンダイナ」が多いからそれに勝てるデッキで行こうと思うという旨を伝えると、それはない、12月3週は「コズガ」だと意見が割れてしまいました。ここは大阪と東京の違いが出たのかなと思います。3番手は2人とも雷でしたが。いずれにせよ、その2つと戦えるデッキを持ち込むつもりで候補を2つ用意しました。

それからは第一候補のデッキパーツを買いに行くつもりだった日が雨でカードを揃えられなくてセキタンザンが第一候補になったり、練習でTier4以下のデッキに全敗したりといろいろありましたが結果は全勝。環境読みも僕の方が正しく(大阪の情報を集めてるんだから当然ですが)2戦目から7試合連続弱点をつけるマッチという信じがたいマッチング。流石に震えました。

デッキが決まるのこそ遅かったですが、情報は裏切らない。構築やプレイングはもちろんですが、体調管理やルーティン作りなども上手くいってまさに「人事を尽くした」結果だったと思います。ゲン担ぎとかオカルトも好きなので、前日は絶対にカツを食べるようにしていたおかげもあると信じています。ホントは仏滅の20日じゃなくて大安の27に出たかったですね(予定が合わなかった)
ドラ2のシティで三連続決勝トナメ、優勝を達成できてよかったです。これで安心して別の会場にいけます。

画像7

画像8


長々と語りましたが自分のことはまだ初心者の域にいるプレイヤーだと思っています。自分の使ってるカードでも弱点、抵抗なんてほとんど覚えてないし、対戦相手のデッキも自分で実際に触ったことのないモノ相手だと急激に勝率が低下します。でもそれでいいんです。楽しみましょう。初めて相手するデッキはとてもわくわくします。綺麗に回されて負けてもすげーってなれます。そういう経験を積み重ねて成長していくことが大事なんだと勝手に思っています。ジムバトルやトレーナーズリーグ、なんでもいいのでいっぱい試合をして出来ることを増やしましょう。上手くいけば友達も増えて人生楽しくなりますよ。

おまけが本編みたいになってしまいましたが今度こそここで筆を置こうと思います。この記事を読んだ感想など貰えると嬉しいのでTwitter(@AmnE_SV)フォローしてください(ダイマ)
今は優勝してテンション高いのでうるさいですがそのうち1日3ツイートくらいに戻るのでうるさくなくなると思います。野球、Vtuber、音ゲーの話にはくいつきます。
あとディスコード上でのオンラインポケカもよくしているのでお誘い待ってます。

それでは、本当にありがとうございました!

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?