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スポーツ観戦行ってみた

大人になって初めてのサッカー観戦

先日、知人の誘いではじめてサッカーの試合を観戦した。
そしてその僅か2週間後、また同じチームの試合を観に行った。
偶々その日競技場の近くまで出かけており、試合があるのも知っていたので、帰りにふらっと立ち寄るぐらいの気軽さだった。
勢いに乗った私にはありがちな行動だが、同僚達は私がすっかりファンになってしまったと言って笑う。

観戦したのは、奈良を拠点にしているサッカーチーム、奈良クラブの試合である。
チームの方、関係者の方々、ファンの方々には本当に申し訳ないことなのだが、私はこの6月の始めまでその存在を知らなかった。
スポーツを盛り上げようと、地元でいろんなスポーツチームが作られていることは知っていたが、サッカーチームがあるとは思いもよらなかった。
しかもあのJリーグに昇格せんと頑張っていようとは。

これは応援せねば。

試合を観ながらそう思った。
競技場のスタンド、しかもナイター観戦という初めてづくしの中で浮き足立っていたこともあったが、そこには私を惹きつけるものがあったと思う。
選手達の頑張る姿なのか、休みなく手を打って応援するサポーターの方々の思いなのか、場内のあちこちで運営の人達が競技を支えている様子なのか、あるいはその全部か。

とはいえ、私はこれまでスポーツ観戦にほとんど縁がなく、高校生の頃に野球部やサッカー部の試合を数回観に行った程度である。
現場で応援する楽しさは知っていたが機会に恵まれず、テレビで高校野球やオリンピックを観戦するにとどまっている。
イベント事が始まるや急に熱心に観始めるあたり、典型的なにわかとも言えるだろう。

そんな私が競技場まで出向いて試合を観に行く日が来るとは想像もしていなかった。
しかも2回も。
出不精であることを併せても、これはなんだかすごいことが起きているらしい。

私はサッカーに詳しくなければ、選手のこともよく知らない。だからファンという言葉からは遠く離れた立ち位置にいる。
スタンドの空席に座敷童のように収まって、試合とその雰囲気を楽しんでいるだけだけれど、それで何かに貢献できていたら良いなあと思う。

この先も、行けそうなタイミングがあればきっと足を運ぶことだろう。
次もきっと楽しい体験ができると確信しているので。