この目で耳で
そういえば昔、浴衣の合わせをよく間違えて着ていたな…
先日久しぶりにライブの音楽を聴いた。
7月の終わり。コンサートに行ったわけではなく、奈良クラブの試合前のイベントの中で行われていたミニライブだった。
舞台上歌っていたのははじめましてのアーティストの方々。曲もよく知らなかったが、気が付けば吸い寄せられるように聴き入っていた。
私はとにかく音楽が大好きなので、コロナ前はクラシックだろうかロックだろうが果てはアイドルのコンサートまで、遠くの会場までも足を運んでいたものである。
そこでしか聴けない2時間余りはまさに贅沢。これのおかげで、繁忙期の辛い仕事も乗り越えられていたと思う。
でもコロナの後はぱったりと足が止まっている。また行きたいという気持ちはあるが、新しい波がやって来る度に二の足を踏んでいたら、もう3年目も半分が過ぎてしまった。
そんな時に、音楽が聴こえた。
その日は気温が30度を超す炎天下、1時間半ほどあった待ち時間をどうしようかと迷いながら車を降り、足の向くままライブ会場に辿り着いた。
ステージの上では、名前も知らない若い男性5人のバンドが演奏の最中だった。
見るのも聞くのも全て新しいはずなのに懐かしい。久しぶりに生の音楽に触れ、そのまま夢中になって聴いていた。
試合前にも場内で歌のパフォーマンスがあった。
同じバンドから2名が浴衣で登場。滅多に見ることはないけど、男性の浴衣姿は粋でまた良いものである。
残念ながら私がいた席は会場内外の音声が入り混じって聞こえ、歌声が聴き取りづらかったのが惜しまれる。
後で調べたら、彼らはLOCAL CONNECTというバンドだったそう。しかも結構人気があるらしい。
新しい場所では新しいものと縁が繋がる。
奈良クラブの観戦に来なければこの出会いはなかったわけだし、やっぱり行って良かった。
そして、早速彼らの曲をいくつかかプレイリストに追加した。