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AWS SUMMIT 2024 に参加して AWS の苦手意識がなくなった話

こんにちは!amixedcolorもといエイミといいます!

今回、AWS SUMMITに初めて参加したのですが、タイトルにあるようにスッと苦手意識が払拭されて、とてもわくわくした体験をしました。
今改めて苦手かというと、その瞬間よりはまた難しさも感じつつ、ただ、1つ山を超えて苦手意識が漠然とした状態から正常化されたように感じます。

この記事を読むことで、読者の方のAWSに対する苦手意識も何か変わればいいなと思って書いています。

前提

私は、AWSのサービスを初めて触ったのは2022年の夏頃です。とはいえ、学生としてハッカソンでデプロイ先を探している時にElastic Beanstalkつかった程度です。その際も自分の理解が特にたった数時間では至らず、デプロイは成功しなかったことを覚えています。

2023年4月に就職してからも、プロジェクトの基盤はAWSで構成されていましたが、Code Pipelineが通っているかを確認する程度で、構成図を少し目にすることはあっても理解はほぼ全くできていませんでした。

転機になったのは2024年5月から、配属が変わり基盤に関わるグループに所属してからです。初月にはSAMを用いてリソースを整理するシステムを作り、CLFやDVAを取得しつつ、社内で使用する基盤に幾つかの機能を足しました。

AWS SUMMIT 2024に参加する直前の6月中頃は、ちょうどDVAが取れたばかりで、AWSの仕組みや重要なサービス、それに関する用語などをある程度聞いてわかる程度でした。AWSを インフラにおけるクラウドサービス とだけ認識して、漠然と難しさを感じ、苦手意識を持っていました。

AWS SUMMIT 2024 に参加する

グループ内で提案があり、AWS SUMMIT 2024の存在を知って、各々参加することになりました。

元々僕は色々なカンファレンスに参加したり登壇したりしていたのもあり、AWSのカンファレンスとして参加することを楽しみにしていました。事前登録でも100%興味ベースで複数のセッションを登録し、2日間とも現地参加することにしました。

1日目は初めてのAWS SUMMITということもあり、慣れないという不安もありつつ、受付して、マップやタイムテーブルをみて概要を捉えつつ、自分の登録したセッションを聴講したり、認定者ラウンジに行ってみたり、AWS Villageの展示を見たり体験したりしました。

衝撃を受けてとてもワクワクしたのは2日目の、「サーバーレス開発のベストプラクティス ~より効果的に、より賢く使いこなすために~」というセッションを聴講している時でした。

苦手意識の払拭とAWSに対する認識変容

次のXへの投稿は、まさに苦手意識が払拭された後の投稿です。

記載されているように、 クラウドインフラじゃないクラウドアプリとしてのAWS というふうに認識が変わりました。表現として厳密ではない可能性があるのをご留意いただきつつ、もう少しこの認識について説明していこうと思います。

今までは、単にインフラをクラウドサービスとして提供していて、それにより伸縮性や柔軟性が得られることがメリットという認識をしていました。もちろん、それが間違っているわけではないのですが、実際にはAWSはさらに多くのことを提供していると気づいたきっかけが、件のセッション「サーバーレス開発のベストプラクティス」でした。

きっかけになったセッションの概要

そのセッションの中で語られていたのは、下記の5点にまとめられると思います。

  • サーバーレスでLambdaを使いがちだけど、Lambdaじゃなくてもいいのではないか

  • Lambdaを何かを転送する処理(なにかへのアクセスなど)に使っているなら特にそれは不要で、各サービスにある機能でできたり、ステップファンクションやイベントブリッジを使ってできる

  • Step Functionsでオーケストレーションをして、EventBridgeでコレオグラフィーができる

  • ラムダの処理を各サービスに移譲することで、エラーハンドリング・ロギング・コード保守運用・コードテスティングなどなどから解放される

    • 例えば、Step Functionsでは外部のAPIを呼び出すことができるため、外部API呼び出しにLambdaが必要ではない

セッションを通して感じたこと

このような発表を通して、僕は強く感じました。「…えっ!?インフラっていうかもう、オーケストレーションもできて、外部APIも呼び出せて、アプリケーションでは…!?」と。非常にワクワクしました、僕にはStep FunctionsがAWSサービスを使ったノーコード/ローコード開発ツールのように見えました。

Lambda・Step Functions・EventBridgeの3つのサービス自体はCLFを受験する際には知ってはいましたし、それぞれ、サーバーレスファンクション・複雑なワークロード実装・イベントを受け渡す、といった最低限の認識はありました。しかし、セッションの発表を聴講して、それらがとても効果的にAWSの各種サービスを使うことができ、1つのアプリケーションとしてサーバーレスに構築できると認識が変わりました。

AWSは インフラを構築できたりするのはもちろんのこと、効果的なアプリケーションをコード管理をあまりせずにAWSマネージドに構築できる のだと認識が変わりました。

苦手意識の払拭

大雑把にいうと、AWSを使ってなんでも柔軟に使えそう!という万能感が高揚感につながり、難しい・苦手といったネガティブな意識を洗い流す感覚がありました。なんだってできるんじゃないか!?というワクワクを今でもよく覚えています。

高揚感だけでなく、AWSにはこんなことができるという具体例をセッションで聞き、解像度高くイメージできたことも苦手意識の払拭につながったのだと考えています。タイミングとして、CLFもDVAも合格し、概要を抽象的に掴み、具体的な部分も実践的に踏み込みつつあるタイミングだったことも、影響していると思います。

AWSとのこれから

僕はこれからも自身の業務を通してAWSのサービスを利用していきます。冷静になって改めて抱えた難しいだろうなという感覚も、はじめのように漠然としてはおらず、整理されて、正常化されていると感じます。利用していく中で、着実に自信がつき、ますますAWSが楽しくなっていくと信じています。

コミュニティにおける活動もしていきます!直近だと、7/6(土)に開催されるAWS CDK Conference Japan 2024にオフライン参加します。

ますますAWSにワクワクすることも増えると思います。DOP取得に向けての準備も進めている最中です。

おわりに

というわけで、AWS SUMMIT 2024 に参加して AWS の苦手意識がなくなった話、でした。ここまでお読みいただきありがとうございました

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