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インカレ相撲を振り返って。(個人戦)

あみたです。

noteを書くのは本当に久しぶりです。約半年ぶりくらい。その間に色々とあり、私を取り巻く環境は大きく変化しました。その事も後々書いていければとは思いますが、今回は先日行われた全国学生相撲選手権大会(通称インカレ&以下インカレ)についてです。

とりあえず知らない人のために書くと、インカレとは大学生相撲部員にとって1番重要な大会であり、この大会の団体で優勝することが全大学相撲部の目標です。そして個人戦の優勝者には「学生横綱」の称号が授けられ、幕下付出し15枚目格の権利も与えられます。とにかく1番重要なタイトルと考えていただければ、それで大丈夫です。今日はその個人戦についての話。団体戦についてはまた後日。

さて結果ですが、

個人戦
優勝 デルゲルバヤル(日体大)
二位 西川 登輝(中央大)
三位 石崎 拓馬(日体大)
三位 イェルシン(日本大)

五位 チョイジルスレン(日体大)
五位 丸山 紘史(東農大)
五位 松園 大成(日体大)
五位 菅野 陽太(中央大)

個人戦は日体大のデルゲルバヤル選手が初優勝。

この選手は1年時&3年時にも3位に入賞しており、悲願の初優勝となりました。この選手はレスリングスタイルの相撲で、いわゆる「受ける」相撲の印象でした。しかし準決勝、決勝では鋭い立ち合いから、自ら攻める相撲で見事学生横綱を掴み取りました。現在4年生、大相撲入りを希望しているので、1月場所か3月場所でデビューでしょうか?またデルゲルバヤル選手についてはこちらの動画でも話しています。短い動画なのでよかったらどうぞ!

準優勝には中央大学4年の西川選手。

身体つき、相撲スタイル共に貴景勝関そっくり、埼玉栄高校出身という事もあり、意識しているのかも。決勝戦までは本当に落ち着いた危なげない内容でした。立ち合いの圧力で相手を起こし、押したり突いたり。また頭が下がると、引き技も上手でした。しかし決勝戦では、低く鋭く当たってきたデルゲルバヤル選手の立ち合いで逆に状態を起こされてしまい、体勢を立て直そうと頭を下げたところで引かれてしまいました。上記の通りデルゲルバヤル選手の予想外?の攻めに、不意を突かれてしまったのかもしれません。それでも準優勝は立派です。

3位には日大4年のイェルシン選手と、日体大4年の石崎選手。

私の大会前の予想ではイェルシン選手が優勝予想の筆頭でしたが、準決勝でデルゲルバヤル選手の予想外?の鋭い攻めに、西川選手同様不意を突かれたのかもしれません。イェルシン選手はこの大会まで、今年無敗だっただけに残念でした。でも3位でもすごい!

もう1人の3位の石崎選手は日体大のキャプテン。団体戦の考察でも振り返りますが、この石崎選手が私の中で今大会最も印象に残った選手かもしれません。正攻法で下から攻めていくお手本のようなスタイル。顔も気迫に満ち溢れていて、何というか武士のようなカッコよさがありました。

その他に今大会は日体大勢の健闘が目立ちました。

優勝したデルゲルバヤル君を筆頭に、ベスト8以上に4人が残っています。またベスト16には6人と流石の結果でした。昨年の学生横綱の日体大2年生の中村泰輝君はベスト16で敗退。(敗れた相撲は相手の膝が先に土俵に付いているようにも見えましたが・・・)こういう曖昧な結果を無くすためにも、アマチュア相撲にも早くビデオ判定が導入されるといいですね。

また1年生の健闘も素晴らしい物がありました。

今の1年生の世代は強者が集まっている事は、アマチュア相撲ファンなら周知の事実ですが、今大会にはベスト16に4人が残るという結果でした。4人ともベスト16で敗退でしたが、東西の選手権、また体重別の大会などで既に入賞やタイトルを取っている選手も多く、来年以降は更に活躍が期待できそうです。(団体決勝戦の日大vs日体大では3人もの1年生が出場していました。これもすごい!)

こんなところで今日は終わり!明日は団体戦について!

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