1231

1231といえば


1231年。
寛喜(かんき)の飢饉があった年だという。


寛喜の飢饉は1230年(寛喜二年)から1231年(寛喜三年)に発生した大飢饉。
鎌倉時代で最大の規模だったそうな!


飢饉の前後の時期は天候不順な年が続いていて、国内が疲弊した状態だったんだって。
1229年の段階で既に、

飢饉を理由の改元(安貞→寛喜)

がされているほどだ。
年号が改まっても天候不順は続き、寛喜二年6月9日(ユリウス暦1230年7月20日。グレゴリオ暦7月27日相当)に、岐阜の大垣市(美濃)や埼玉の入間市(武蔵)で、降雪が記録されるほどの異常気象。
その後も長雨と冷夏。
同年7月16日(ユリウス暦8月25日。グレゴリオ暦9月1日相当)には早くも霜!
ほぼ冬のような寒さに陥ったのだという。
更に8月6日(ユリウス暦9月14日。グレゴリオ暦9月21日相当)に大洪水、8月8日には暴風雨。
強い冷え込みと災害が農作物の収穫に大きな被害をもたらしたのだ。
しかもこの年は極端な暖冬でもあったというから、冬の寒さを好む野菜もだめだったろう。
翌夏はちゃんと暑くなったけど、今度は酷暑。
田畑はひび割れた。


この頃の品種は猛暑にも冷夏暖冬にも耐えられる質ではなかったろう。
2019年の災害ぶりも凄まじかった。
人類なんて気取ってても、天災にはかなわない。
D・トランプにも気づいてもらいたいものだ。


ちなみに……
親鸞や道元の活躍した時期と、異常気象は重なっている。

人間の力を超えた何か

を考えてしまうのは、まさにこうした時期なのだろう。

それでも地球は回っている