□□□□□□ホテルをご存知か?〔嘘大会エントリー33詳報という架空。マダンテさんに捧げます。もちろん絶対フィクションです〕


私が見かけたのは、

ファッションホテル街

だったんです。
するっと入れそうな、するっと出れそうな、斜めに切れ込んだ出入り口。
もちろん自動ドア。
車で入るようなとこはピラーンがついてるけど、徒歩で入るとこはたいてい斜めに切れ込んでるだけよね。
するっとO谷さんが出てきて、続いてラーズが。
凍り付きましたよ。
え?この二人、そうなの?
え、でも、いま、WBCの真っ最中だし、コンディションとか大丈夫なのって頭の中ぐるぐるまわっちゃって。
でもここで声かけたりしたら、二人が困る・・・私はそおーっとその場を離れようとしたのに。
そこにあの女が来ちゃったんです!

ラーズ!!
なんでこんな!!
アア!
あなたO谷じゃないの!
よくもうちの息子を!!

あの女、天下のO谷さんに殴りかかろうとしたんですよ!
もちろんラーズが止めましたよ。

ママ、僕が、僕が頼んだ。
ほんとだから!

O谷さんは黙って立ってる。
肯定も否定もせず、あの表情、審判の判定だから従う、みたいな表情で、変装~顔隠し用~のキャップのつばに手をかけた。
それでもあの女はプリプリしたままだ。

ラーズおいで!
帰るわよ!!

小学生の子せかすように、ルートバー連れてった。
名残惜しそうな彼の表情がやんちゃで、私気づきましたよ。
二人は“それ”で入ったんじゃなくて・・・



うん。
O谷さんに案内してもらっただけだと思う。
アメリカにはラブホってないか、あっても少ないでしょ。
モーテルか、娼館か、立ちん□御用達の安ホテルか、くらいじゃないのかな。
どんなもんか知りたかったんだと思う。

そこかあ。
ああでも二次書き的には、もえますよねえ、そのシチュエーション!!!


しきりに惜しがる若手二次書きの様子みて、私は、SMホテル前でも、和風構造の連れ込み前でも見かけたことは絶対言うまいと決めた。
日本って、面白いでしょヌートバー。
お母様にはわかるまい。



※ くどいようですがw、これはあくまでもフィクションであり、実在の人物団体等には一切関係ございませんので念の為。

それでも地球は回っている