もう一つの後記~私本義経終えて~

どこにたどり着くか、考えもなく始めました。
義経と言えば鞍馬寺。
京の五条の橋の上。
その程度。
頼朝が兄で…
その程度。
今回調べたら義平はいるわ、範頼はいるわ、直兄も二人。
でもって義平。
かわいくなっちゃってww←私情www
&あまりにも愚かな源氏一族の内部抗争ぶりには、かなり呆れてしまいました。
鞍馬寺を出したものの、平泉から出たものの、はて義経はどうなりたいのだろう、考えあぐねた挙げ句の過去編。
義朝も義平も魅力的。
頼朝は、あーー……

で、富士川です。
ここで範頼登場です。
こいつも面白い。
そう、義経は、魅力的な兄たちの前に、どうにも霞んでしまうのです。

でもだからこそ。

私は義経の独自性と孤独を感じました。
認めてくれる人のために力を尽くす。
で、やりすぎて疎まれる。
なんだかその、繰り返し。
自分捜しの果ての果て、彼はいったい何を得たのでしょう。

これはそんな、迷える義経を描くものとなりました。


このあと義経は泰衡に攻められて自刃しますが、頼朝は、

なぜ私の弟を死なせた

と、泰衡を責め、奥州藤原を攻め滅ぼします。
全く以て見事な戦略、と言うほかありませんが、あんまりだ、とも思います。
なぜ天狗が紅毛人の女になったのか、自分でもよくわかりません。
様々な出会いが、少年を変えていった…
ただそれだけです。

これを書くきっかけをくださった、
n様。
ほんとにありがとうございました。
スピンオフ、惨(ざん)の記を書くきっかけとなってくださった、
m様にも感謝を。
読んでくださった皆様にも。

ほんとにありがとうございました!

↓本物の、昨今の鞍馬寺ルポです

 読み応えありました



それでも地球は回っている