ドミトリー&デイナ・ホワイト〔コノエミズさんへの一作〕

デイナがくる。
今回はヨーロッパ縦断らしい。
可愛くて、明るくて、よく笑う。
気配りも人一倍。
本質的にめちゃめちゃ優しい子。
ルックスもスタイルも最高だ。
ああ。
あれさえなければ。


うちは優先的に一人部屋に。

似たタイプの子と同室に。

うちは満室言って断った。

マジでええ!?

だって並じゃないんだもん。
去年受け入れたら別室同室問わず全員眠れなかった。

うちは防音構造にしてみた。

効果あった?

・・・・。

なぜ黙る!
なぜ黙る!!



君がデイナ・ホワイトか。
うちではこれを使ってもらう。

ノーズクリップを渡された。

安眠枕もフェイスサポーターも用意した。
どんとこい!



この日初めて、私は自分がイビキ人だと知ったのだった。



追記

用意してくれたビンメル自身もイビキ人だった。
どっちがひどいと言い合ってるうちに、私たちは恋に落ちた。
私たちは来春結婚する。
ちょっと気恥ずかしい。


それでも地球は回っている