色彩創世記。イメージボード的な・・・
色彩創世記には三人の女神が登場する
最強だけどただただ優しい水色の髪のじゅん
誰のことも愛していないと言いながら、ひたすら親友のじゅんを愛していた冴子
そしてもう一人、あやか
彼女は冴子からみくびられ続けた存在で、じゅんのように振る舞いたかった女
あやかのイメージは深紅
どす黒いに近いが、純色だったら深紅のビロードだったろう
イシノアユミさんが描いてくれたのが冴子だとすれば
ミムコさんの
あのひと↗を、長い水色の髪で描いたらじゅんにかなり近い
そう、冴子は終盤、半ばじゅんになるのだろう
それでも誰も本物のじゅんにはなれない
だってじゅんには欲も所有感もないのだから
冴子にもあやかにも欲があり
心の芯に邪悪がある
だから二人はじゅんにはなれない
善だろうが悪だろうが
誰もじゅんにはなれないのだ
じゅんは神人~半ば神の民~サウラ・ムーを作った
あやかは真似て人を作ったけれど、未満なあやかの作った未満の人である私たち、現世人類は、この通りのていたらく
恥ずかしく思ったあやかは、失敗作を目立たなくするために、あえてサウラ・ムーを滅ぼすことにした・・・
果てしなく続く弱い女神たちの心の闇のあがき
強くても一番大事なものを失った冴子の無意味な暴走
八億の時を超えて
会いたいのはただ一人
これは最強の孤独の女神
津城冴子の
心の闇の物語なのです
それでも地球は回っている