ダンスダンスダンス！～あたしとダンスとセンセイと～

まだずっと、小さかった頃。
盆踊り選手権で、うちの町が優勝しちゃったことがあった。
おばあちゃんもあたしも出てた。
大阪のテレビ局に呼ばれて、町内選抜で踊った。
ゲストには、徳島阿波踊りの有名な『連』。
ひときわ目を引くお兄さんがいた。

連の名前は覚えてない。
漢字ばっかだった記憶。

それをきっかけに、あたしはさまざまのダンスに挑むようになった。
ジャンルは問わない。
洋舞も日舞もバレエもヒップホップも、創作ダンスも民謡も！
とにかく踊りたい！踊りまくりたい！
血の中に踊りが入ったみたいだった。

大阪の高校が、ダンス部再建するっていうので指導にいき、数年でダンス日本一に育てた。
かと思うと高校野球のチアを育てたい学校（新潟だった。寒かった）にも呼ばれ、これも数年で著名にした。
あたしは無名のままでいい。
人が輝きゃそれでいいのだ。
そんなあたしの次なるトライは、徳島の大学で、カポエイラのダンスを教えること。
あたしは海を渡った・・・

海を渡るがせいぜい瀬戸内海を越える程度の事だった時代、広島からダンスを広める使者として生きた阿部芽久美。
その波乱万丈の生涯を描きます！

#テーマは・朝ドラ・です