原発事故隠蔽映画②チェーンリアクション(1980年)

『The Chain Reaction』。
『Nuclear Run』という題名でも知られているそうです。

1980年。
オーストラリア映画。
監督はイアン・バリー(脚本も)。
主演はスティーヴ・ビズレー。

オーストラリア大陸の中西部でマグニチュード5.6の地震が発生、WALDO(西部オーストラリア核廃棄物永久処理公団)の核廃棄物処理施設が被害を受け、放射能を帯びた汚染水が漏出。
科学者のハインリックが対応にあたり、彼自身が被曝し命を縮めることとなったものの、最悪の事態は免れた。
汚染水が地下水に流れ込む危険を公表しようとするハインリックだが、事故を隠蔽しようとするWALDOは彼を監禁。
ケロイド症状を呈しながらも脱出したハインリックは、大学時代の仲間ピゴットとイーグルへの連絡を試み、とある山小屋に辿り着き、そこでラリーとカーメル夫妻に保護される。
ラリーはハインリックの状態に驚いてポラロイド写真を撮り、山を下りるが、ハインリックを抹殺すべく追ってきた、グレイ率いるWALDOの保安チームと出くわす…

スティーブ・ビズレー演じるラリーが主人公。
スティーヴン・ビズレイとの表記もあった記憶だったが、綴りはそうなってなかった。←どういうことだ??
彼は一作目でマッドマックスの相棒ジム・グースを演じた。
トーカッターの犠牲になって死んだ。
相棒を、妻子を襲われ、失って、マックスは人間であることをやめた…

マッドマックスにインパクトを受けたのは私ではなく知人だ。
でもあつく語る彼から、私はそれがインパクトのある映画だと知った。
そういう出会いが私にはたくさんある。

ちなみに公開された当時、この作品の内容は『マッドマックス』
『カサンドラ・クロス』
『チャイナ・シンドローム』
を足したようなものと喩えられたそうです。

それでも地球は回っている